駆動系の技術

ナノUSM

ナノUSMは、高速AFを実現する小型の超音波モーターであり、2016年「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」に初めて搭載された。超音波による振動エネルギーによって自身がスライダーの上を直進運動し、ラック部材に連結されたフォーカスレンズを光軸方向に移動させることで高速AFが可能となる。高精度な微小駆動に適しており、動画撮影やライブビュー撮影時にも高い性能を発揮する革新的なAFアクチュエーターである。

Lレンズでは、「RF24-105mm F4 L IS USM」に初めて採用。レンズの小型設計を追求するために、限られた鏡筒に収まる薄型化されたナノUSMが開発され搭載された。新しい設計思想による新型のナノUSMは、圧電セラミック素子を裏側から加圧していたバネをなくし、代わりにユニットの四隅に配置することで高トルクな特性を維持したまま大幅な薄型化を達成。フォーカスユニットを高速で駆動かつ的確に停止することができ、静止画では高速なオートフォーカスを可能に。動画では滑らかなフォーカス駆動を実現し、多彩な表現意図への対応を可能としている。