4K DCI/UHD 60P・フルHD 120P動画記録
3つの画角に対応した、4K 59.94p/50.00p記録。
美しい4K動画を生む、5.5Kオーバーサンプリングプロセッシング。
CINEMA EOS SYSTEMで実績のある、高画質ディベイヤーアルゴリズム※1を採用しました。色再現性に優れ、ディテールが鮮明。モアレやジャギー、ノイズも低減。より美しい4K映像で、高画質へのニーズに応えます。
119.9fps/100.0fpsのハイフレームレート動画(フルHD)。
フルHD画質設定時は、クロップを行わない広い画角で動画記録が行えます。119.9fps/100.0fpsという高フレームレートの動画撮影※に対応。再生時29.97fps/25.00fpsに対して1/4倍速、ALL-Iによる精細な映像で、印象的なスローモーション効果を得ることが可能です。
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ハイフレームレート動画撮影時、1シーンの撮影時間は最長7分29秒となります。
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動画撮影時にタイムコードを表示しているときは、実時間1秒で4秒分カウントアップします。
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ハイフレームレート動画に音声は記録されません。
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圧縮形式はALL-Iのみ。圧縮はH.264/MPEG-4 AVC、記録形式はMP4のみとなります。
IPB/RAW低ビットレート追加※1 NEW
IPBおよびRAW記録時において、低ビットレートの記録サイズを追加。ファイルサイズを軽くしたり総記録時間を長く※2したりしたいときに便利です。
5.5K RAW動画
高度な編集を可能にする、5.5K 12bitのRAW動画。
12bitの豊富な階調データを持ち、編集耐性の高いRAW動画※の内部記録が可能です。HDR素材やコントラストの高いシーンの撮影、高度な編集を前提とするワークフローに対応。また、ピクチャースタイルやホワイトバランスを、画質を劣化させることなく変換できるほか、色や明るさ、コントラストなどを調整する際の自由度が高いという利点もあります。さらに、2枚のカードを使って、RAW動画と通常動画/Canon Logを同時記録することも可能です。
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RAW動画は「Digital Photo Professional」で現像処理を行うことができます。
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RAW動画は、カメラ内で現像処理を行うことはできません。
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59.94p/50.00p時、AFおよびフォーカスガイドは使用できません。
RAW動画撮影可能な動作確認済みカード(2/21現在):
Canon Log
4K・フルHDを問わず、Canon Log による10bit記録が可能。
Canon Log※は、CINEMA EOS SYSTEMにおいて多くの撮影に採用されているガンマ特性です。CMOSセンサーの特性を最大限に引き出し、広いダイナミックレンジを確保することができます。白とびや黒つぶれが少なく、シャドウからハイライトまでを豊かな階調で描写。10bitの豊富な情報を活かしたグレーディングが可能で、ポストプロダクション処理を前提とした撮影に有効です。EOS-1D X Mark IIIは、RAW動画を除くすべての動画記録画質でCanon Log設定が可能。10bit動画をカードに内部記録することができます。
多様な露出モードに対応。
EOS-1D X Mark IIIのCanon Log設定では、露出モードの選択が可能です。P/Tv/Av/Mを切り換えることにより、表現意図に合った動画表現を追求できます。また、ISOオートにも対応。動画撮影時の露出モードを静止画撮影と独立させたため、静止画/動画を切り換えた際、露出モードも変更するプロセスを省けます。
輝度と色の情報量が豊富な、YCbCr4:2:2。
Canon Log設定時のカラーサンプリング方式はYCbCr4:2:2。より忠実で繊細な色・輝度の再現が可能です。また、精緻なクロマキー処理にも対応します。
自然で見やすいモニタリングを実現する、ビューアシスト表示。
広いダイナミックレンジを持つCanon Logの映像は、カメラのモニターに表示する際、ピクチャースタイル設定時と比べてコントラストが低く、やや暗い印象になります。EOS-1D X Mark IIIはビューアシスト機能※を搭載。[入]に設定することにより、映像を見やすく変換・表示するため、ディテールなどを確認しやすくなります。
デュアルピクセルCMOS AF
撮影画面内の広いエリアで、高精度なフォーカスを実現。
高速のピント合わせと滑らかな追尾・追従、高画質を実現する撮像面位相差AF技術、デュアルピクセルCMOS AF。映像エンジンDIGIC Xを搭載し、AF演算量がアップしたことにより、測距精度の向上と滑らかな追従・追尾を実現しました※1。フォーカスをカメラに委ねることにより、構図の調整に専念することが可能。また、低輝度限界も拡大し、EV-4※2という暗い環境でも高精度なフォーカスを実現しています。
多様なモードを搭載した、AF方式。
これまでの「顔+追尾優先AF」に加え、ライブビュー撮影と同様のAF方式を採用。構図や被写体の動きなどに応じた、最適なAFフレーム設定を可能としました。新たに搭載されたモードは「スポット1点AF」「1点AF」「領域拡大AF(上下左右)」「領域拡大AF(周囲)」「ゾーンAF」「ラージゾーンAF(縦)」「ラージゾーンAF(横)」。ライブビュー撮影から切り換えても操作に戸惑うことがなく、積極的にAFを活用できます。
顔、頭部、瞳。人物を検出し、自動追尾する人体検知能力。
従来の顔検出に加え、頭部検出、瞳検出も可能。さまざまな情報から被写体を検出することにより、追従と追尾の安定性を向上させました。激しく動く人物を、AFフレームが粘り強く追尾。高い測距精度が得られるため、ワンマン撮影の領域が拡大します。
強化したアルゴリズムを搭載。動画サーボAF。
撮影アシスト機能
フォーカスの合った位置を視覚的に伝える、MFピーキング。
ピントが合った被写体の輪郭を、色つきの強調表示にすることでピント合わせをアシストします。輪郭の検出感度(レベル)や輪郭の色を変えることもできます。
フォーカスの調整方向もひと目で把握できる、フォーカスガイド。
現在のフォーカス位置から合焦位置への調整方向と調整量を、ガイド枠で視覚的に表示※1。映像が大きくボケていても、フォーカスの調整方向を探ることなく、自然でスムーズなフォーカシングが可能です。
5軸補正に対応した、動画電子IS。
カメラのブレを5軸(水平回転補正、縦回転補正、回転軸補正、左右補正、上下補正)で検出し、映像に与える影響をカメラが軽減※1。手ブレ補正機能が搭載されていないレンズを使用したときでも、手ブレ補正効果が得られます。[しない][する][強]※2から選択でき、撮影条件や使用するレンズなどに対応が可能です。
- ※1
手ブレ補正機能が搭載されているレンズを使用するときは、レンズの手ブレ補正スイッチを〈ON〉にしてください。
- ※2
[する]では映像がやや拡大されます。[強]ではさらに拡大されます。
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RAW動画撮影時は、動画電子ISは使用できません。