EOS 6D Mark II | 小型軽量

世界最軽量ボディー

フルサイズの高画質と携帯性を両立するボディーサイズ。

世界最軽量のEOS 6D Mark II。約765g(バッテリー、カード含む)/約685g(本体のみ)を実現しました。よりフットワークを活かした撮影を可能にします。新開発CMOSセンサーや映像エンジンDIGIC 7、バリアングル&タッチパネル液晶など、数々の進化を初代EOS 6Dと同等の小型サイズに凝縮しています。

写真:世界最軽量※ボディー
  • 可動式液晶モニター、35mmフルサイズ相当の撮像素子を搭載した、デジタル一眼レフカメラにおいて。2017年6月28日現在(キヤノン調べ)。

バリアングル液晶

EOSのフルサイズ初。自由なアングルをプラス。

ロー&ハイアングルからの撮影が快適に行えるバリアングル液晶モニター。EOSのフルサイズとして初めて採用しました。前方向約180°、後ろ方向約90°、水平方向約175°に可動。縦位置の撮影でもバリアングルなら角度を付けて表現することもできます。タッチパネルの操作性と相まって、一眼レフカメラをより自由度高く、直感的に楽しめます。三脚やバッテリーグリップ装着時でも、アングルの変更がスムーズにできる横開きスタイルです。

作例:ローアングル・ハイアングル

反射に強く、日中も見やすい。3:2ワイド・3.0型・約104万ドット・クリアビュー液晶II。

いつでも良好な視認性をめざして。液晶モニターの保護カバーと液晶の間にある隙間(空気層)をなくすソリッド構造により、反射をさらに抑制。日中の屋外でも、画像の確認が快適に行えます。さらに、汚れ防止コーティングを採用。また、ワイド・3.0型(縦横比3:2)なので、記録された画像を画面いっぱいに表示可能。同じ3.0型でも、4:3の画面よりも大きく表示できます。画面の明るさは、7段階から調整できます。発色性、色再現性にも優れるため、sRGB色再現領域に近い自然な画像表示を実現。また、ガラス製の保護カバーを採用することで、強度を維持しながら薄型化を達成しました。

写真:3:2ワイド・3.0型・約104万ドット・クリアビュー液晶II

指で触れるだけで、撮影可能。タッチシャッター。

画面の被写体をタッチするだけで、ピントを合わせたい位置を選択可能。静止画撮影時には、ピントが合うとそのまま自動的にシャッターを切ることができます。

  • [タッチシャッター:しない]の設定時も、AFが行われます。

直感的な操作で画像確認、設定の変更も可能。多彩なタッチ操作。

まるでスマホのように、さまざまな操作が指で画面に触れることで快適に行えます。EOS 6D Mark IIに採用している静電容量方式のタッチパネルは、保護カバーとパネルの間にタッチパネル電極を挟み込んだ構造を採用しているため、高い精度で指の位置を検出。また、2本指によるマルチタッチ操作にも対応しているため、画像を拡大/縮小して確認することも。タッチ操作の感度は「標準/敏感/しない」の設定が可能です。

図:タッチAF/タッチシャッター/画像の拡大/ダブルタップで100%表示/再生画像送り

耐久性・信頼性

軽量化を追求しつつも、高い堅牢性を確保。

外装カバーには、バリアングル液晶採用による重量の増加を最小限に抑える樹脂を採用。新規の高耐久性塗装も施しています。無線機能を備えるペンタプリズム上部には、導電性樹脂部材と非導電性樹脂部材を立体的に配置することで、高強度、無線性能、電磁シールド性能を実現。また、ボトムシャーシをアルミ製シャーシとSUS製三脚座の2部品構成とすることで、強度の確保と軽量化を達成しました。

写真:高い堅牢性

雨滴やホコリに強い。防塵・防滴構造

天候や環境に左右されることなく、積極的な撮影をサポートするために。EOS 6D Mark IIは、防塵・防滴構造を採用。電池室やカードスロットカバー開閉部などに、シーリング部材(⾚⾊部分)を組み込みました。また、ダイヤル軸などシーリング部材を組み込んでいない場所では、部品間の隙間を極力抑えるために部品を⾼精度化(緑⾊部分)。不⽤意に降りかかる砂塵や⽔滴などのカメラ内部への侵⼊を抑えます。

  • 防塵・防滴性能を発揮させるため、電池室やカードスロットカバー、端子カバーなどの開閉部をしっかり閉じてください。カメラは防塵・防滴に配慮した構造になっていますが、砂塵や水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。
写真:防塵防滴処置箇所

操作部材やバリアングルが使いやすいレイアウトを。ボディーデザイン。

細部まで磨き上げ、緻密で高品位なデザインを採用。凝縮感・軽快感を追求しました。ボタンやダイヤル、スイッチなどの各操作系はアクセスしやすい位置にレイアウト。グリップ形状を見直すことで、ホールド性の向上も図りました。

写真:ボディーデザイン

小型化と耐久性を両立。シャッターユニット。

ボディーの小型化に合わせた、フルサイズ用のシャッターユニット(1/4000~30秒、バルブ、X=1/180)を採用。標準的な撮影を想定した自社試験において、10万回の作動テストをクリアしています。先幕駆動レバーと後幕駆動レバーを別のカムでチャージする構成を採用することで、シャッターユニットの横幅の短縮化に成功しています。

写真:シャッターユニット

総合的なセンサーダスト対策。EOS Integrated Cleaning System。

センサー部分に付着して写り込むダスト。その発生から除去までを、3段階の対策で総合的に防ぎます。

ダストの発生を抑制

シャッターユニットやボディーキャップに、ダストを抑制する部材を使用。

ダストの付着を抑制

ローパスフィルター1に付着したダストを超音波振動でふるい落とします。EOS 5D Mark IVのセルフクリーニングユニットをベースに、EOS 6D Mark IIのCMOSセンサーに最適化した構成を採用しました。従来通りローパスフィルターには特殊コートを施すことで清掃のしやすさを実現しつつ、レンズ着脱時に浸入しがちなゴミやカメラ内部の駆動部の摩耗などにより発生するゴミの除塵性能を向上させています。

図:ローパス センサークリーニング

ダストの除去

万一除去できなかったダストは、その位置情報を取得し、撮影データに付加。ソフトウエア「Digital Photo Professional」で、現像時に一括で消去します。

快適な操作性

豊富な撮影情報を表示。インテリジェントビューファインダーII。

透過型液晶を採用した、光学ファインダーを搭載。ファインダーを覗いた姿勢のままで、設定変更と確認がスムーズに行えます。ファインダー上に[測距エリア選択モード]をはじめ水準器やグリッドを表示。構図を妨げない画面下部には、撮影モードや記録画質、AF動作などの主な設定情報を集約。表示の有無の設定も可能です。さらに、情報表示に有機EL(OLED)を採用することで、低温時の応答性と高コントラストによる視認性向上を実現。EOS 6D Mark IIに適切な設計で、すみずみまで“見えやすさ”を追求しました。視野率約98%、倍率約0.71倍(視野角約33.3°)、アイポイントは約21mmです。

図:インテリジェントビューファインダーII

撮影スタイルに応じて調整。操作ボタンカスタマイズ。

「操作ボタンカスタマイズ」画面から設定と変更が可能。カメラに配置されたボタン、ダイヤルに割り当てられた機能を、フレキシブルにカスタマイズ。撮影スタイルに合った割り当てで、操作性を向上させることができます。

画面:操作ボタンカスタマイズ

最大5つまで登録可能。マイメニュータブの追加と削除。

使用頻度の高い項目を任意で選び、ひとつの画面に集約できる「マイメニュー」。タブを最大5つまで登録することができます。マイメニュータブを削除することや、タブの名称変更も可能です。

マイメニュータブ設定画面
画面:マイメニュータブ設定画面

水平方向とあおり方向に対応。高性能な電子水準器。

構図を確認しながら、カメラの水平方向とあおり方向の傾きが確認できる電子水準器を搭載。左右各7.5°/上下各4°の傾き表示が可能です。

図:液晶モニター表示

約2620万画素のデータもスムーズに保存。高速規格UHS-Iカード対応。

記録メディアは、SD/SDHC/SDXCの3種類のメモリーカードに対応。SDHC/SDXCメモリーカードの高速規格UHS-I(Ultra High Speed)にも対応しています。

使用頻度の高い機能を集約、スピーディーにアクセス。クイック設定画面。

シャッター速度や絞り数値、ISO感度、露出、記録画質など、よく使う機能を1画面にまとめて表示。タッチパネルを使って、設定の確認や変更がすばやく行えます。

クイック設定画面
画面:クイック設定画面

迷うことなく、すぐに使いこなせる。機能ガイド。

わかりやすい解説で、操作や設定に迷わずスームズに操作できる機能ガイドを搭載。「モードダイヤル操作時」「クイック設定操作時」などで、液晶モニターに各種機能や効果の解説、アドバイスを表示します。メニューの[機能ガイド]で表示をしない設定も可能です。

機能ガイド設定画面
画面:機能ガイド

スマホに説明書やソフトウエアを簡単にダウンロード。

カメラのメニュー内に、使用説明書やソフトウエアがダウンロードできるURLとQRコードを表示。スマホにすぐにダウンロードして、スピーディーに活用することができます。

画面:Android・iOS