一眼レフならではの大型APS-CサイズCMOSセンサー※を搭載。約2420万画素の高画素で、被写体のディテールや質感、光のニュアンス、豊かな色彩まで目で見たままに描写します。その画質は、CMOSセンサーを自社生産・自社開発するキヤノンならでは。また、背景を美しく大きくぼかした表現も思いのままです。大判プリントや大型テレビなどで観賞することで、その表現力をより実感できます。手にしたその日から、ワンランク上の写真画質をお楽しみください。
- ※有効撮影画角はレンズの表記焦点距離の約1.6倍相当。
一眼レフならではの大型APS-CサイズCMOSセンサー※を搭載。約2420万画素の高画素で、被写体のディテールや質感、光のニュアンス、豊かな色彩まで目で見たままに描写します。その画質は、CMOSセンサーを自社生産・自社開発するキヤノンならでは。また、背景を美しく大きくぼかした表現も思いのままです。大判プリントや大型テレビなどで観賞することで、その表現力をより実感できます。手にしたその日から、ワンランク上の写真画質をお楽しみください。
撮影後の多彩な画像編集が楽しめるRAWはもちろん、L判サイズのプリントやデジタルフォトフレームの再生に適したS2など、用途に合わせて全9種の記録画質から選ぶことができます。
記録画質 | 記録画素数 (画素) |
ファイルサイズ※ (約・MB) |
撮影可能枚数※ (約・枚) |
---|---|---|---|
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6000x4000(2400万) | 7.6 | 950 |
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6000x4000(2400万) | 3.9 | 1840 |
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3984x2656(約1060万) | 4.1 | 1790 |
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3984x2656(約1060万) | 2.0 | 3480 |
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2976x1984(約590万) | 2.6 | 2730 |
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2976x1984(約590万) | 1.3 | 5260 |
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2400×1600(約380万) | 1.8 | 3810 |
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6000x4000(2400万) | 29.4 | 210 |
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6000x4000(2400万) | 29.4+7.6 | 170 |
大きなサイズの記録画質で撮影したJPEG画像を、カメラ内で縮小(リサイズ)可能。リサイズ処理後の画像は、別画像として保存できます。
記録画質 | アスペクト比と画素数※1 | |||
---|---|---|---|---|
3:2 | 4:3 | 16:9 | 1:1 | |
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3984x2656 (約1060万) |
3552x2664 (約950万) |
3984x2240※2 (約890万) |
2656x2656 (約710万) |
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2976x1984 (約590万) |
2656x1992 (約530万) |
2976x1680※2 (約500万) |
1984x1984 (約390万) |
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2400×1600 (約380万) |
2112×1600※2 (約340万) |
2400×1344※2 (約320万) |
1600×1600 (約260万) |
パソコンに画像を取り込まなくても、撮影したJPEG画像※1のトリミングがカメラ内で可能。新たに、傾きの補正にも対応しました。トリミング範囲のサイズは42段階から選べます※2。トリミング枠の縦位置・横位置の切り換えや移動も。好みの画角とアスペクト比でトリミングが楽しめるので、不要な部分の切り取りにも便利。トリミング処理後の画像※3は、別画像として保存できます。
カメラの頭脳ともいえる映像エンジンが、ついにDIGIC 7へ。DIGIC 6に比べ、画像を処理する性能が飛躍的にアップしているため、大型センサーが捉えた高画素情報を、より精緻な画像へと変換。これまで以上に、細部のディテール、豊かな階調を実現します。また、最高常用ISO感度25600や約6コマ/秒の高速連写、フルハイビジョン60p動画撮影など、EOS 9000Dのさまざまな先進機能を可能にしています。
上位機種と同じ14bit A/D変換(16384階調)を採用。グラデーションを目で見たままに美しく表現できる信号処理能力の高さも魅力の一つです。記録画質がJPEGによる撮影時も安心。14bitのRAWデータから生成されるため、豊かな階調で描き出すことが可能です。
夜景や室内で、ブレずに高画質な写真を撮るなら、高いISO感度で撮れるほど有利です。ISO感度の設定値を高くできるほど、暗いシーンに強いカメラということ。EOS 9000Dは、DIGIC 7の搭載により最高常用ISO感度25600を達成。映像エンジンDIGIC 7による高度なノイズ処理で、隅々までクリアな写真に仕上げられます。これまであきらめていた時間や場所での撮影を可能にします。
はじめての一眼レフカメラでも安心。撮影時の光量に応じて、適切なISO感度をカメラが自動で設定してくれます。[応用撮影ゾーン]での自動設定幅は、ISO400~25600。風景や人物など、ディテールをきめ細かく表現したいときは低めに。室内や夜景など、暗いシーンではシャッター速度を優先して高めに設定。ブレを抑えて撮影するなど、シーンに合わせて使い分けることが可能です。
撮影モード | ISO 感度設定 | |||
---|---|---|---|---|
ストロボなし | ストロボ(内蔵)※1 | ストロボ(外部)※1 | ||
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ISO100 ~ 6400 | ISO400 ~ 3200 | ISO400 ~ 1600 | |
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ISO100 ~ 6400 | ― | ― | |
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ISO100 ~ 6400 | ISO400 ~ 1600 | ISO400 ~ 1600 | |
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ISO100 ~ 1600 | ― | ISO400 ~ 1600 | |
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ISO100 ~ 6400 | ― | ISO400 ~ 1600 | |
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ISO100 ~ 6400 | ISO400 ~ 3200 | ISO400 ~ 1600 |
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ISO100 ~ 6400 | ISO400 ~ 1600 | ISO400 ~ 1600 | |
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ISO100 ~ 6400 | ― | AF 補助光のみ発光 | |
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ISO100 ~ 12800 | ISO400 ~ 6400 | ISO400 ~ 6400 | |
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ISO100 ~ 6400 | ISO400 ~ 3200 | ISO400 ~ 1600 |
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― | AF 補助光のみ発光 | ||
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ISO100 ~ 25600※2 | ISO400 ~ 1600※2 | ISO400 ~ 1600※2 | |
バルブ撮影時 | ISO400 | ISO400 | ISO400 |
夜景などを撮ったときに、現れがちな写真のざらつき。それがノイズです。EOS 9000Dは、ノイズが現れやすい高感度撮影時と長秒時露光撮影時の2つのシーンで適切なノイズ処理を実行。長秒時露光撮影時は、1秒以上の露光時に[自動][する(常時)]から選択可能。高感度撮影時は[しない][弱め][標準][強め][マルチショットノイズ低減機能]の5種類から選ぶことができます。見たままのクリアな画像に仕上げます。
高感度撮影時には、マルチショットノイズ低減機能を搭載。一度シャッターボタンを押すだけで、4枚の画像を自動で連続撮影し合成。ノイズを抑えた解像感のある一枚に仕上げます。自動で位置合わせを行うため、手持ち撮影※1も安心して楽しめます。高感度撮影時のノイズ低減設定は、「しない/弱め/標準/強め※2/マルチショットノイズ低減※2※3」から選択できます。
露光時間1秒以上の長秒時露光撮影時にノイズ低減を行う「する」、ノイズが検出された場合のみノイズ低減を行う「自動」、補正を行わない「しない」から選べます。
レンズの特性上起こりうる、周辺光量落ち、色のにじみ、そして画像周辺部の歪み。これらの現象をカメラ内で補正するレンズ光学補正を搭載。EOS 9000Dは、絞り込んで撮影した場合に起こりやすい回折現象へ新たに対応。解像感の低下となるこの現象を抑え、EFレンズ本来の描写力を引き出します。補正データが用意されているすべてのEFレンズ(キットレンズを含む)の補正用データを登録※1。使用レンズに合わせて追加・登録することなく※2、補正を行うことが可能です。
画像周辺部の歪みを補正。ソフトウエアでRAW現像時に行っていた歪曲収差補正も、カメラ単体で可能です。
被写体の輪郭部分に現れることのある「色のにじみ」などを補正。EFレンズの持つ、シャープな解像感が得られます。
主に広角レンズを使用して、絞り開放時に撮影すると、画像の四隅が暗くなることも。この周辺光量の落ち込みを補正します。
絞り込んで撮影したときに起こりがちな解像感の低下。この減少を補正します。
RAW画像は、ソフトウエア[Digital Photo Professional]で、画質をほとんど劣化させずに補正できます。また「デジタルレンズオプティマイザ機能」を使うと、レンズの特性によって起こる場合がある「色にじみ」などを、高精度に補正。ディテールまでより鮮明な一枚に仕上げます。さらに露出補正やホワイトバランス、ピクチャースタイルの変更など、多彩な編集も可能です。
撮りたいシーンをカメラが自動で解析する新EOSシーン解析システム。人の顔や被写体の色、明るさ、動きなどの情報を高精度に読み取って、美しい写真に仕上げます。また、ファインダー撮影時の近赤外光検知により、夕景や屋外の緑を高精度に認識します。
シーン | 効果 | 約7560画素RGB+IR測光センサーによる進化 |
---|---|---|
人物 | 顔の明るさを適切に仕上げる | 肌色検知により、AEの精度が向上 |
動く被写体 | 動いている被写体にピントを合わせる(ファインダー撮影時) | 肌色検知により、AFの自動選択性能とAIサーボAF時の捕捉能力が向上 |
自然や屋外 | 青空や緑を鮮やかに仕上げる | |
夕景 | 色鮮やかで雰囲気のある夕景に仕上げる | 近赤外光を含む波長領域の検知により、夕景であると判断する精度が向上 |
明るい/暗い | 明るさに応じて露出を適切に制御する | |
高彩度 | 高彩度部の色飽和を軽減する | |
低コントラスト | メリハリのある画像に仕上げる | |
ハイライト | 白飛びしやすいハイライト部があるシーンでは、白飛びを制御する | |
逆光 | 逆光で影になった被写体を明るく仕上げる | |
屋外の緑 | 緑を鮮やかに仕上げる
|
近赤外光を含む波長領域の検知により、屋外の自然の緑であると判断する精度が向上 |
フリッカー光源 | フリッカーによる露出のばらつきを軽減 | 光源の明滅周期を検出して、明るさのピーク付近で撮影することが可能 |
日中と屋外では、“白”はまったく違う色に見えることがあります。その原因は、光源の違いによるものです。WBは、光源によって生じる白の違いを高精度に補正する機能。ほとんどのシーンは、AWBにおまかせ。新EOSシーン解析システムにより、さまざまな光源に対応し、高精度な色再現を行います。さらに、EOS 9000Dは、光源の赤味を残す「雰囲気優先」と光源の赤味が残りにくい「ホワイト優先」を選択することが可能になりました。白熱電球や太陽光と合わせて、全8種の設定を搭載。白熱電球の赤みや日陰の青みを強調したいときなどには、光源に合わせてプリセットWB、マニュアルWBが可能。忠実な色再現に加えて、WBを応用して多彩に写真表現を楽しむことができます。
撮った画像が暗く写った場合、またはコントラストが低い場合。そんなシチュエーションで活躍するのが、画像を適切に補正するオートライティングオプティマイザ機能です。EOS 9000Dでは、新EOSシーン解析システムにより、高精度な補正効果を実現。顔が暗くなりがちな逆光シーンはもちろん、風景やスナップ写真に便利です。また日中シーンでは、青空が白トビしないよう適切な露出補正を実行。補正の強弱を[しない/弱め/標準/強め]の4段階※から調整できます。
太陽などの光源が被写体の後ろにあると逆光になり、被写体が暗く写ることがあります。顔が暗く写ったときは顔を検知して、自然な明るさに補正します。
内蔵ストロボを発光しても、カメラと被写体との距離が離れ過ぎていると、光量が十分に届かず暗い写真に。暗く写ってしまった顔を検知して、明るく補正します。
構図の中に白い面積(雪景色や白い壁など)が多く、写真全体が暗く仕上がってしまったときは、好ましい明るさに補正します。
曇天や霧の多い風景の撮影時は、メリハリの弱い写真に仕上がることがあります。その場合は、明るい部分は少し明るく、暗い部分は少し暗く補正し、コントラストを調整します。
日差しの強いシーンで白い壁などの被写体を撮ると、白一色になってしまうことがあります。これが白トビです。白い部分はデータが記録されていないため、画像処理をしてもディテールを再現することができません。高輝度側・階調優先機能は、ダイナミックレンジを高輝度側に拡大することで、白トビを抑制。グレーからハイライトまで豊かな階調で描写します。設定時は撮影機能の設定状態表示とファインダー内に、高輝度側・階調優先が設定中であることを示す「D+」が表示されます。