EOS Kiss X90 | かんたん操作

シャッターボタンを押すだけで、いつでもキレイに。
[豊富な撮影モード]

多彩なシーンを、カメラまかせで。設定を自分で調整できるモードも。

シーンやイメージに合わせて選べる、充実の撮影モードを搭載しているのも、EOS Kiss X90のポイント。すべてカメラにおまかせの「シーンインテリジェントオート」や、特定のシーンでぴったりな撮影ができる各種のモードなど、かんたんに多彩なシーンをキレイに写せます。また、自分で設定を変更できる撮影モードも搭載。撮影スタイルやシチュエーションに合わせて、幅広い楽しみ方ができる一台です。

写真:モードダイヤル かんたん撮影ゾーン 応用撮影ゾーン

シーンに合わせて選ぶだけ、かんたん撮影ゾーン。

初めての一眼レフの人は、まずはこのモードから。シャッター速度や絞り数値など、難しい設定は必要ありません。ダイヤルを回してシャッターボタンを押すだけで、誰でもかんたんにキレイな写真が楽しめます。

アイコン:シーンインテリジェントオートシーンインテリジェントオート

先進の“全自動”モード。撮りたいシーンに合わせてカメラが色や明るさ、状況などを解析して、キレイに撮れる設定に自動で調整。たとえば人物なら、人の顔に露出を合わせ適切な明るさで自然な肌色に。風景なら、青空や緑を鮮やかに仕上げます。

作例:シーンインテリジェントオート

かんたんにキレイ、キヤノンならではのテクノロジー。
EOSシーン解析システム。

人の顔や被写体の色、明るさ、動き、コントラスト、距離などの情報を基に撮影シーンを解析する、EOSシーン解析システム。「露出」や「ピント」、「オートホワイトバランス」「オートライティングオプティマイザ」「ピクチャースタイルオート」を高精度にコントロールして、写真に反映させます。

図:EOSシーン解析システムの概念図
EOSシーン解析システムで解析される主な撮影シーンとその効果
シーン 効果
人物 顔の明るさや色あいを適切に仕上げる
動く被写体 動いている被写体にピントを合わせる(ファインダー撮影時)
自然や屋外 青空や緑を鮮やかに仕上げる
夕景 色鮮やかで雰囲気のある夕景に仕上げる
明るい/暗い 明るさに応じて露出を適切に制御する
高彩度 高彩度部の色飽和を軽減する
低コントラスト メリハリのある画像に仕上げる
ハイライト 白トビしやすいハイライト部があるシーンでは、白トビを制御する
逆光 逆光で影になった被写体を明るく仕上げる
  • 静止画撮影時のみ

アイコン:クリエイティブオートクリエイティブオート

カメラにセットされている言葉を選ぶだけで、思い通りのボケ味の写真がかんたんに楽しめる撮影モード。アイコン:クイック設定ボタンを押すと、液晶モニターに「背景のぼかし具合」を調整できるスライダーが表示。あとは、スライダーを「ぼかす」方向に動かすだけ。反対に写真全体にピントを合わせたいならスライダーを「くっきり」へ。集合写真を撮るときなどにおすすめです。

作例:クリエイティブオート

アイコン:ストロボ発光禁止ストロボ発光禁止

ペットの寝顔を撮りたいシーンや、水族館や美術館などのストロボ発光できないシーンで活躍します。
作例:ストロボ発光禁止
  • 三脚の使用をおすすめします。

ポートレート

人物を撮影するならこのモードに合わせて。背景がぼかせるので、表情がくっきり際立ちます。
作例:ポートレート

アイコン:料理料理※1※2

明るく、色鮮やかに、料理をおいしそうに撮影することができます。赤みを強めたいときは「暖色」側に、弱めたいときは「寒色」側に調整できます※3
作例:料理
  • ※1
    雰囲気設定は、「標準/明るく/暗く/モノクロ」モード以外は選べません。
  • ※2
    人物が写り込むと、肌色が適切な色あいにならない場合があります。
  • ※3
    ストロボ発光時は、「色あい」の設定が標準設定に切り替わります。

アイコン:風景風景

青空や緑が鮮やかな写真に仕上がります。手前から奥まで写真全体にピントを合わせることができます。
作例:風景

アイコン:クローズアップクローズアップ

花、昆虫などを大きく写したいときに。マクロレンズ(別売)を使用すると、さらに大きく写せます。
作例:クローズアップ

アイコン:スポーツスポーツ

動いている被写体を撮影するときに。シャッターを押し続ければ、最高約3コマ/秒の連続撮影が可能です。
作例:スポーツ

アイコン:夜景ポートレート夜景ポートレート

イルミネーションなどの夜景だけでなく、手前の人物もキレイに写すことができます。
作例:夜景ポートレート
  • 三脚の使用をおすすめします。

ワンランク上の撮影が楽しめる。応用撮影ゾーン。

自分のイメージに合わせて設定を調整できる撮影モード。かんたん撮影ゾーンに十分に慣れたら、ぜひチャレンジしてみてください。シャッター速度や絞り、ISO感度、ホワイトバランス、ピクチャースタイルなど、いろいろな設定を組み合せて自分好みの一枚を追求することができます。

アイコン:プログラムAEプログラムAE

適切な明るさで写るよう、カメラがシャッター速度と絞り数値を設定。ストロボの発光は任意で選べます。
作例:プログラムAE

アイコン:シャッター速度優先AEシャッター速度優先AE

シャッター速度を自分で設定して、動きを止めたり、流動感を出したりと、被写体の動きをコントロールできます。
作例:シャッター速度優先AE

アイコン:絞り優先AE絞り優先AE

絞り数値(F値)を自分で設定して、背景をぼかしたり、写真全体にピントを合わせたりと、ピントを合わせる範囲(被写界深度)をコントロールできます。
作例:絞り優先AE

アイコン:マニュアル露出マニュアル露出

シャッター速度、絞り数値の設定を自由に行えます。ストロボを使うとその時の絞り数値に合わせ、自動で調光が行われます。
作例:マニュアル露出

雰囲気のある写真を、誰でもかんたんに。
[表現セレクト]

搭載されている仕上がりを選ぶだけで、ひと味違う写真に仕上がる。

雑誌や写真集にあるような、雰囲気のいい写真。自分も撮ってみたい、と思う人も多いのでは。表現セレクトは、カメラや写真に詳しい人でなくても、すぐにそんな写真が撮れる機能です。撮影モードの「かんたん撮影ゾーン※1」で、「くっきり鮮やかに」「ほの暗くひっそりと」など言葉で表現された雰囲気や、明かりや状況※2を選ぶだけ。誰でもかんたんに、雰囲気のある写真が楽しめます。

  • ※1
    アイコン:シーンインテリジェントオートアイコン:ストロボ発光禁止モードでは設定できません。
  • ※2
    アイコン:シーンインテリジェントオートアイコン:クリエイティブオートアイコン:料理アイコン:夜景ポートレートモードでは設定できません。
写真:表現セレクト設定画面

雰囲気を選んで撮影

標準設定+8種類の雰囲気から、好みの仕上がりが選べます。色彩や色の濃さなどをベースに、露出補正、ホワイトバランス補正をカメラが自動的に実行。それぞれの雰囲気は、効果の強弱などレベルを調整できます。

雰囲気 アイコン:シーンインテリジェントオート アイコン:ストロボ発光禁止 アイコン:クリエイティブオート アイコン:ポートレート アイコン:風景 アイコン:クローズアップ アイコン:スポーツ アイコン:料理 アイコン:夜景ポートレート 雰囲気の効果
標準設定 設定なし
くっきり鮮やかに 弱め/標準/強め
ふんわりやわらかく
暖かくやさしく
しっとり深みのある
ほの暗くひっそりと
明るく 少し/もう少し/さらに
暗く
モノクロ 青/白黒/セピア

くっきり鮮やかに

被写体をくっきり鮮やかに。「標準設定」よりも印象的な写真にしたいときに。
作例:くっきり鮮やかに

ふんわりやわらかく

被写体を強調させず、ふんわりやわらかな印象に。人物やペット、花などを撮影するときに。
作例:ふんわりやわらかく

暖かくやさしく

暖色系で暖かみのある、やさしい印象に。人物やペットなどを暖かみのある雰囲気で撮影するときに。
作例:暖かくやさしく

しっとり深みのある

全体的に明るさを少し抑えながら被写体を強調。人や植物などを存在感ある雰囲気で撮影したいときに。
作例:しっとり深みのある

ほの暗くひっそりと

全体的な明るさを少し抑えた寒色系の仕上がりに。ほの暗くひっそりとした雰囲気を表現します。
作例:ほの暗くひっそりと

モノクロ

モノクロ写真に仕上げます。「白黒/セピア/青」の3色から選択することができます。
作例:モノクロ

明るく

写真を明るく仕上げます。

暗く

写真を暗く仕上げます。

明かりや状況にあわせて撮影

明かりや状況にあわせて設定することで、より見たままの色を再現することができます。「雰囲気を選んで撮影」と組み合せる時は、先にこの設定を行うとより精度の高い結果が得られます。

  • この設定は、ホワイトバランスと同じです。
明かりや状況 アイコン:シーンインテリジェントオート アイコン:ストロボ発光禁止 アイコン:クリエイティブオート アイコン:ポートレート アイコン:風景 アイコン:クローズアップ アイコン:スポーツ アイコン:料理 アイコン:夜景ポートレート ホワイトバランス設定
標準設定 アイコン:WBオート
日なた アイコン:WB太陽光
日かげ アイコン:WB日陰
くもり アイコン:WBくもり
電球 アイコン:WB白熱電球
蛍光灯 アイコン:WBオート
夕焼け アイコン:WBくもり
  • アイコン:ポートレートアイコン:クローズアップモードでストロボ発光時はWB:オートに設定されます。

標準設定

ほとんどのシーンに対応できる設定です。

日なた

日なたにある被写体を撮影するときに。青空や緑をより自然に、淡い花の色などを再現したい場合に。

日かげ

日かげにある被写体を撮影するときに。肌が青白く写る時や、淡い花の色などを再現したい場合に。

くもり

くもり空の下で撮影するときに。肌や風景の色が実際よりもくすんで写る時や、淡い花の色などを再現したい場合に。

電球

白熱電球下で撮影するときに。白熱電球の赤色を抑えたい場合に。

蛍光灯

蛍光灯下で撮影するときに。蛍光灯の種類を問わず使えます。

夕焼け

夕焼けの印象的な色を残して撮影したいときに。

写真の縦横比率が選べる。[マルチアスペクト機能

選べる比率は「3:2」「4:3」「16:9」「1:1」の4種類。

アスペクト比(縦横比率)が選べるマルチアスペクト機能。ライブビュー撮影時は、選択したアスペクト比の撮影範囲を確認しながら撮影することができます。通常のファインダー撮影と同じ「3:2」、コンパクトデジタルカメラに多い「4:3」、ハイビジョン比率の「16:9」、正方形比率の「1:1」の4種から選べます。また記録画質がRAWの場合は、ソフトウエア[Digital Photo Professional]でJPEGに現像する際に、設定したアスペクト比で現像します。

  • ファインダー撮影時にアスペクト比設定は反映されません。
  • 応用撮影ゾーンのみで使える機能です。
  • 記録画質がRAWの場合は、ソフトウエア(Digital Photo Professional)でJPEGに現像する際に、設定したアスペクト比で現像されます。
アスペクト比設定画面
写真:アスペクト比設定画面
作例:マルチアスペクト