新開発CMOSセンサー×DIGIC X
EOS初の裏面照射積層CMOSセンサー
DIGIC Xとの連携による高速処理
高解像・高感度
有効約2410万画素の解像力
常用最高ISO感度、ISO 102400(静止画)
電子シャッター対応マルチショットノイズ低減機能
長秒時露光撮影と高感度撮影時時、2つのノイズ低減機能を搭載。長秒時露光撮影時(露光時間1秒以上)は、[しない/自動/する]※1、高感度撮影時は[しない/弱め/標準/強め/マルチショットノイズ低減機能]※2から選べます。また、新たにマルチショットノイズ低減機能が電子シャッターに対応。低振動・高速読み出しの電子シャッターで4枚の画像を高速連続撮影し、カメラ内で合成、解像感を保ったままノイズの少ない1枚の画像を記録します。電子シャッターへの対応により、マルチショットノイズ低減機能を活用できる領域が広がります。
高速性能:電子シャッター
最高約30コマ/秒の高速連続撮影(AF/AE追従)
電子シャッターでの撮影時、最高約30コマ/秒※の高速連続撮影を実現しました。CMOSセンサーの信号読み出しの高速化により、電子シャッター時のローリングシャッター歪みが低減また、電子シャッターで高速連続撮影中もAFとAEが追従。モータースポーツをはじめとする多様なシーンで、これまで困難だった撮影をカメラがサポートします。
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最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについてはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
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ファームウエア Version 1.2.1以降、カスタム高速連続撮影:最高約195コマ/秒(電子シャッター)が可能。
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撮影速度(コマ/秒)と撮影枚数(枚)を任意に設定可能。
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1枚目撮影時のAF/AEに固定。
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撮影速度(コマ/秒)は30、40、50、60、80、100、120、150、180、195から選択可能。撮影枚数(枚)は、2~50で任意に設定可能。
連続撮影中のブラックアウトフリー撮影
CMOSセンサーの信号読み出しの高速化と連写シーケンスの再設計により、電子シャッター撮影による連続撮影中のブラックアウトフリー撮影※を実現。ミラーアップによる視界の暗転が生じないため、連続撮影中でも激しく動く被写体を見失うことなくフレーミングすることが可能です。撮影開始のタイミングがつかみやすいよう、1枚目撮影の直前はブラックアウト。2枚目以降はブラックアウトしない表示となり、瞬間を切り取る手ごたえとフレーミングに集中できる滑らかな視野を両立しています。
最速1/64000秒の高速シャッター
サイレントシャッター&液晶モニター[オフ]
露光時に音や光を生じないよう、関連する設定を一括して切り換え/オフにできる[サイレントシャッター機能]を搭載。ボタンカスタイマイズによりワンタッチで電子音をオフにできるだけでなく、電源オフ時にシャッターを閉じない、長秒露光時にノイズ低減を行わないなど、シャッターの駆動音を可能な限り抑えることが可能です※。さらに、液晶モニターを常時消灯することもでき、臨機応変に音と光に配慮した撮影を開始できます。
高速性能:メカシャッター&電子先幕
最高約12コマ/秒の高速連続撮影※(AF/AE追従)
メカシャッターおよび電子先幕による撮影時においても、AF/AE追従による最高約12コマ/秒の高速連続撮影を実現しました。ローリングシャッター歪みをより低減させたいシーンに対応が可能です。
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最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについてはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、温度、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
高耐久・低振動メカシャッター
連続撮影時の新機能
EOSカメラ初、全シャッター方式で連続撮影時の調光制御
EOSカメラとして初めて、電子シャッター時のストロボ撮影に対応。メカシャッター/電子先幕/電子シャッターによる連続撮影時の調光制御を実現しました。電子シャッターとストロボの組み合わせで、ブラックアウトフリー※のストロボ連続撮影が行えるなど、被写体の動きを注視しながらモデルやイベントの撮影が可能になります。
進化したフリッカーレス撮影
フリッカーレス撮影時の連続撮影速度が最高約24コマ/秒(電子シャッター、120Hzフリッカー時)に向上。さらに、従来のフリッカーレス撮影(100Hz/120Hzのフリッカーに対応)に加え、[高周波フリッカーレス撮影](Tv/Mモード時)機能も搭載しました。LEDやデジタルサイネージなど、速い周期で明滅する光源に対応が可能。フリッカーの検出方法は、画面を見ながらシャッタースピードを調整する[手動設定]※1と、カメラが推奨シャッタースピードを提示する[自動検出]※2から選択できます。
- ※1
ライブビュー映像で縞模様が消えていても、撮影画像には写り込む可能性があります。事前に試し撮りを行ってください。
- ※2
画面の一部に光源が写り込んでいる場合や、ミックス光源下では自動検出できないことがあります。また、その場合は手動設定でも低減できないことかがあります。
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[フリッカーレス撮影:する]設定時にフリッカー光源下で撮影を行うと、レリーズタイムラグが長くなることがあります。また、連続撮影速度が遅くなったり、連続撮影間隔にばらつきが生じることがあります。
手ブレ補正
5軸対応、Yaw/Pitch方向で世界最高レベル※18.0段※2の手ブレ補正効果
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2022年5月23日現在発売済みのレンズ交換式デジタルカメラにおいて。EOS R3、EOS R6、EOS R7も同じ8.0段の手ブレ補正効果段数(キヤノン調べ)。
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RF24-105mm F4 L IS USM装着時 f=105㎜ Yaw/Pitch方向、CIPA規格準拠。お買い求めの時期により、レンズのファームウエアの更新が必要です。
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お買い求めの時期により、レンズのファームウエアの更新が必要です。
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EOS R5、EOS R6も同じ最大8.0段手ブレ補正効果(キヤノン調べ)
[検知・処理・制御を高いレベルで行う協調IS]
カメラ・レンズそれぞれのジャイロセンサー/加速度センサー、およびカメラのライブビュー映像から、カメラとレンズ全体で高精度にブレ情報を検知します。次にブレ情報をDIGIC XとレンズCPUで高速処理し、カメラ・レンズのブレ検出誤差を低減。適切な補正割合を算出。カメラとレンズそれぞれが適切なブレ補正を行うことで、大きな手ブレ補正効果実現しています。
その他の機能
オートライティングオプティマイザ
撮影画像の明るさ・コントラストを自動的に補正するオートライティングオプティマイザが進化。新たに[高輝度側・階調優先]やHDR PQ撮影との同時設定が可能になりました。被写体の明るさに加え、ダイナミックレンジの調整も一括して処理。手作業による後処理を省き、画像の即時活用に貢献します。さらに、カメラ内RAW現像時には、撮影画像の顔領域のライティングを自動で補正する[顔ライティング補正]も適用できます。
デジタルレンズオプティマイザ
レンズ本来の解像力を、光学設計データに基づいて復元※1。新たに電子シャッターを含むすべてのシャッター方式、ドライブモードで[強め]※2が選択できるようになり、手持ちのレンズをどの絞り値でも、また画像周辺部でも積極的に活用することが可能です。連続撮影速度や撮影可能枚数に影響しないため、初期設定から[標準]を適用するほか、動画撮影時の回折補正にも対応しています。
- ※1
すべての画像で効果を保証するものではありません。
- ※2
[強め]設定時は連続撮影可能枚数が制限されます。
EOS Rシリーズ初、レリーズタイムラグ最速化
通常撮影時のレリーズタイムラグは約50ms(電子先幕/電子シャッター時)。一眼レフカメラのEOSシリーズと併用しても、ほぼ同じ感覚で撮影できます。さらにEOS Rシリーズとしてはじめてレリーズタイムラグ最速化機能を搭載。電子先幕時で約36ms、電子シャッター時で約20msまで高速化※することが可能です。