EOS R3 | 高画質×高速

新開発CMOSセンサー×DIGIC X

EOS初の裏面照射積層CMOSセンサー

自社で新開発した35mmフルサイズ(約36.0×24.0mm)の、裏面照射積層CMOSセンサーを搭載。優れた受光効率に加え、回路領域を拡張して信号読み出しの高速化を実現しています。これにより、最高約30コマ/秒の高速連続撮影などを実現。また、電子シャッター撮影時のローリングシャッター歪みを抑制しました。

  • 最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについてはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
図:35mmフルサイズCMOSセンサー

DIGIC Xとの連携による高速処理

映像エンジンにDIGIC Xを採用。従来のEOSをしのぐ連続撮影速度でありながら、ノイズの抑制や階調表現、解像感の向上など高度な画像処理を行います。さらに、新開発CMOSセンサーとの連携により、高速連続撮影時のAF/AE追従やデュアルピクセルCMOS AFにおけるトラッキング性能の向上、6K 60PのRAW動画記録、6Kオーバーサンプリングによる4K動画記録なども実現。静止画/動画撮影ともに機能向上を達成しました。

図:DIGIC X

高解像・高感度

有効約2410万画素の解像力

新開発CMOSセンサーは有効画素数最大約2410万画素。映像エンジンDIGIC X、RFレンズという主要デバイスを最適化する一貫開発体制により、解像感、高感度性能、光学特性、すべての要素から高画質を追求しました。画像の中心から周辺まで鮮明で、画素数で上回るEOS 5D Mark IVをしのぐ解像性能を実現しています。

  • ISO12233準拠のCIPA解像度チャートでの評価、ピクチャースタイルの初期条件にて。
作例:有効約2410万画素の解像力

常用最高ISO感度、ISO 102400(静止画)

常用ISO感度(静止画)は100~102400。この高感度性能と高速連続撮影、低輝度AF性能により、曇天でのモータースポーツや低照度の屋内競技、夜間・暗所撮影など、新たな撮影領域へ踏み込むことが可能です。また、ISO感度はISO50相当(L)、最高ISO204800相当(H)に拡張でき、露出設定の柔軟性が向上しています。

  • 推奨露光指数
  • 動画撮影時の常用ISO感度はISO 100~25600(最高ISO 102400相当の感度拡張が可能)。
    Canon Log 3設定時は常用ISO感度、拡張ISO感度が異なります。
ISO 102400
作例:ISO 102400

電子シャッター対応マルチショットノイズ低減機能

長秒時露光撮影と高感度撮影時時、2つのノイズ低減機能を搭載。長秒時露光撮影時(露光時間1秒以上)は、[しない/自動/する]※1、高感度撮影時は[しない/弱め/標準/強め/マルチショットノイズ低減機能]※2から選べます。また、新たにマルチショットノイズ低減機能が電子シャッターに対応。低振動・高速読み出しの電子シャッターで4枚の画像を高速連続撮影し、カメラ内で合成、解像感を保ったままノイズの少ない1枚の画像を記録します。電子シャッターへの対応により、マルチショットノイズ低減機能を活用できる領域が広がります。

  • ※1
    [フォーカスBKT撮影:する]設定時は選択できません。
  • ※2
    RAW/C-RAW設定時にはマルチショットノイズ低減は選択できません。

高速性能:電子シャッター

最高約30コマ/秒の高速連続撮影(AF/AE追従)

電子シャッターでの撮影時、最高約30コマ/秒の高速連続撮影を実現しました。CMOSセンサーの信号読み出しの高速化により、電子シャッター時のローリングシャッター歪みが低減また、電子シャッターで高速連続撮影中もAFとAEが追従。モータースポーツをはじめとする多様なシーンで、これまで困難だった撮影をカメラがサポートします。

  • 最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについてはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。
図:最高約30コマ/秒

連続撮影中のブラックアウトフリー撮影

CMOSセンサーの信号読み出しの高速化と連写シーケンスの再設計により、電子シャッター撮影による連続撮影中のブラックアウトフリー撮影を実現。ミラーアップによる視界の暗転が生じないため、連続撮影中でも激しく動く被写体を見失うことなくフレーミングすることが可能です。撮影開始のタイミングがつかみやすいよう、1枚目撮影の直前はブラックアウト。2枚目以降はブラックアウトしない表示となり、瞬間を切り取る手ごたえとフレーミングに集中できる滑らかな視野を両立しています。

  • 内蔵メモリーがいっぱいになった際や、連続撮影中にストロボの充電が切れたり、充電が完了した際は、ブラックアウトする場合があります。
  • メカシャッター/電子先幕時に、高速連続撮影(高速表示:しない)/低速連続撮影、シャッタースピードが1秒未満のときはフェード/ブラックアウト表示が行われます。
図:電子シャッター

最速1/64000秒の高速シャッター

新開発CMOSセンサーの搭載に伴い、電子シャッターのシャッタースピードが高速化。最速で1/64000秒の設定が可能です(Tv/M時)。明るい環境で大口径レンズの絞り開放で撮影したいときや、これまでローリングシャッター歪みが気になっていた被写体に対応が可能です。

  • 1/64000~1/16000秒の間は1段ステップになります。撮影条件により、絞り数値、ISO感度による調整を行う場合があります。
シャッタースピード 1/64000秒
作例:シャッタースピード 1/64000秒
EOS-1D X Mark III
作例:EOS-1D X Mark III
EOS R5
作例:EOS R5
EOS R3
作例:EOS R3

サイレントシャッター&液晶モニター[オフ]

露光時に音や光を生じないよう、関連する設定を一括して切り換え/オフにできる[サイレントシャッター機能]を搭載。ボタンカスタイマイズによりワンタッチで電子音をオフにできるだけでなく、電源オフ時にシャッターを閉じない、長秒露光時にノイズ低減を行わないなど、シャッターの駆動音を可能な限り抑えることが可能です※。さらに、液晶モニターを常時消灯することもでき、臨機応変に音と光に配慮した撮影を開始できます。

  • シャッター音以外の音(絞り動作音、レンズのフォーカス駆動音)が発生する場合があります。

高速性能:メカシャッター&電子先幕

最高約12コマ/秒の高速連続撮影(AF/AE追従)

メカシャッターおよび電子先幕による撮影時においても、AF/AE追従による最高約12コマ/秒の高速連続撮影を実現しました。ローリングシャッター歪みをより低減させたいシーンに対応が可能です。

  • 最高速度で連続撮影可能なレンズがRFレンズ及び一部のEFレンズに限定されます。対応レンズについてはこちらをご参照ください。連続撮影速度は、使用レンズ、温度、シャッタースピード、絞り、ストロボ使用、フリッカー低減処理、被写体条件、明るさ(暗所での撮影時など)などにより低下することがあります。

高耐久・低振動メカシャッター

メカシャッターは、標準的な撮影を想定した自社試験において50万回の作動テストをクリアしています。また、シャッターユニットは緩衝部材を介してカメラボディーに取り付ける構造とすることで 、メカシャッターレリーズ時のシャッター音・振動がカメラ本体に伝達するのを抑制しています。

図:高耐久・低振動メカシャッター

連続撮影時の新機能

EOSカメラ初、全シャッター方式で連続撮影時の調光制御

EOSカメラとして初めて、電子シャッター時のストロボ撮影に対応。メカシャッター/電子先幕/電子シャッターによる連続撮影時の調光制御を実現しました。電子シャッターとストロボの組み合わせで、ブラックアウトフリーのストロボ連続撮影が行えるなど、被写体の動きを注視しながらモデルやイベントの撮影が可能になります。

  • 内蔵メモリーがいっぱいになった際や、連続撮影中にストロボの充電が切れたり、充電が完了した際は、ブラックアウトする場合があります。

シャッター方式とストロボ同調速度・連続撮影速度

シャッター方式 通常撮影
(コマ/秒)
ストロボ
同調速度
(シャッタースピード)
ストロボ撮影
コマ間調光あり
(コマ/秒)
ストロボ撮影
コマ間調光なし(M、FEL)
(コマ/秒)
電子シャッター H+:最高約30 1/180 H+:最高約15 H+:最高約20
電子先幕 H+:最高約12 1/250 H+:最高約6.8 H+:最高約12
メカシャッター H+:最高約12 1/200 H+:最高約4.8 H+:最高約12

進化したフリッカーレス撮影

フリッカーレス撮影時の連続撮影速度が最高約24コマ/秒(電子シャッター、120Hzフリッカー時)に向上。さらに、従来のフリッカーレス撮影(100Hz/120Hzのフリッカーに対応)に加え、[高周波フリッカーレス撮影](Tv/Mモード時)機能も搭載しました。LEDやデジタルサイネージなど、速い周期で明滅する光源に対応が可能。フリッカーの検出方法は、画面を見ながらシャッタースピードを調整する[手動設定]※1と、カメラが推奨シャッタースピードを提示する[自動検出]※2から選択できます。

  • ※1
    ライブビュー映像で縞模様が消えていても、撮影画像には写り込む可能性があります。事前に試し撮りを行ってください。
  • ※2
    画面の一部に光源が写り込んでいる場合や、ミックス光源下では自動検出できないことがあります。また、その場合は手動設定でも低減できないことかがあります。
  • [フリッカーレス撮影:する]設定時にフリッカー光源下で撮影を行うと、レリーズタイムラグが長くなることがあります。また、連続撮影速度が遅くなったり、連続撮影間隔にばらつきが生じることがあります。

フリッカーレス撮影時の連続撮影速度・高周波フリッカーレス撮影の対応範囲

シャッター
方式
通常撮影
(コマ/秒)
フリッカーレス撮影
(コマ/秒)
高周波フリッカーレス撮影 手動設定範囲(秒) 高周波フリッカーレス撮影 自動検出範囲(秒)
電子
シャッター
H+:
最高約30
H+:
120Hzフリッカーの場合
最高約24
100Hzフリッカーの場合
最高約20
1/50.0~1/8192.0
(600ステップ)
1/50.0~1/2011.2
電子先幕 H+:
最高約12
H+:
最高約6.6
1/50.0~1/2048.0 1/50.0~1/2011.2
メカ
シャッター
H+:
最高約12
H+:
最高約5.4
1/50.0~1/2048.0 1/50.0~1/2011.2
  • 動画撮影時は1/50.0~1/4096.0秒(NTSC/PAL)、ハイフレームレート動画撮影時は1/120.3~1/4096.0秒(NTSC)、1/100.0~1/4096.0秒(PAL)となります。
  • ストロボ使用時は、同調速度の上限が1/159.8秒となります。

手ブレ補正

5軸対応、Yaw/Pitch方向で世界最高※1最大8.0段の手ブレ補正

ボディー内5軸手ブレ補正機構(In body Image Stabilizer:IBIS)を搭載。レンズ内光学式手ブレ補正機構(Optical Image Stabilizer:OIS)を搭載していないレンズでも、高い手ブレ補正効果が得られます。さらに、OISとの協調制御により、RFレンズ使用時で最大8.0段(Yaw/Pitch方向)※2の補正効果を実現しました。この強力な手ブレ補正により、レンズとCMOSセンサーが持つ本来の解像性能を発揮。また、手持ちでのスローシャッター撮影、暗所でのスナップ撮影など、撮影領域がさらに広がります。

図:ボディー内5軸手ブレ補正機構
  • ※1
    2021年9月13日現在発売済みのレンズ交換式デジタルカメラにおいて
  • ※2
    RF24-105mm F4 L IS USM装着時 f=105㎜ Yaw/Pitch方向、CIPA規格準拠。
  • お買い求めの時期により、レンズのファームウェアの更新が必要です。
  • EOS R5、EOS R6も同じ最大8.0段手ブレ補正効果(キヤノン調べ)

[検知・処理・制御を高いレベルで行う協調IS]

カメラ・レンズそれぞれのジャイロセンサー/加速度センサー、およびカメラのライブビュー映像から、カメラとレンズ全体で高精度にブレ情報を検知します。次にブレ情報をDIGIC XとレンズCPUで高速処理し、カメラ・レンズのブレ検出誤差を低減。適切な補正割合を算出。カメラとレンズそれぞれが適切なブレ補正を行うことで、大きな手ブレ補正効果実現しています。

図:検知・処理・制御を高いレベルで行う協調IS

その他の機能

オートライティングオプティマイザ

撮影画像の明るさ・コントラストを自動的に補正するオートライティングオプティマイザが進化。新たに[高輝度側・階調優先]やHDR PQ撮影との同時設定が可能になりました。被写体の明るさに加え、ダイナミックレンジの調整も一括して処理。手作業による後処理を省き、画像の即時活用に貢献します。さらに、カメラ内RAW現像時には、撮影画像の顔領域のライティングを自動で補正する[顔ライティング補正]も適用できます。

デジタルレンズオプティマイザ

レンズ本来の解像力を、光学設計データに基づいて復元※1。新たに電子シャッターを含むすべてのシャッター方式、ドライブモードで[強め]※2が選択できるようになり、手持ちのレンズをどの絞り値でも、また画像周辺部でも積極的に活用することが可能です。連続撮影速度や撮影可能枚数に影響しないため、初期設定から[標準]を適用するほか、動画撮影時の回折補正にも対応しています。

  • ※1
    すべての画像で効果を保証するものではありません。
  • ※2
    [強め]設定時は連続撮影可能枚数が制限されます。

EOS Rシリーズ初、レリーズタイムラグ最速化

通常撮影時のレリーズタイムラグは約50ms(電子先幕/電子シャッター時)。一眼レフカメラのEOSシリーズと併用しても、ほぼ同じ感覚で撮影できます。さらにEOS Rシリーズとしてはじめてレリーズタイムラグ最速化機能を搭載。電子先幕時で約36ms、電子シャッター時で約20msまで高速化することが可能です。

  • ストロボ撮影時やフリッカーレス撮影時は、レリーズタイムラグが増加します。レリーズタイムラグは、絞りやシーンの違いなどによって変動します。

EOS R3のレリーズタイムラグ

シャッター方式 通常撮影 レリーズタイムラグ最速化:する
メカシャッター 約76ms 約76ms
電子先幕 約50ms 約36ms
電子シャッター 約50ms 約20ms

EOS-1D X Mark IIIのレリーズタイムラグ

シャッター方式 通常撮影 レリーズタイムラグ最速化:する
メカシャッター 約55ms 約29ms
  • ストロボ撮影時やフリッカーレス撮影時は、レリーズタイムラグが増加します。レリーズタイムラグは、絞りやシーンの違いなどによって変動します。