静止画も動画も、より速く、より高精度なAFへ。[デュアルピクセルCMOS AF II]では、高速・高精度・広範囲に加え、ディープラーニングを活用したアルゴリズム[EOS iTR※ AF X]により、高性能な被写体検出が可能となりました。ライブビュー撮影や動画撮影で、瞬時に被写体を捕捉する高速AFが行えます。
- ※Intelligent tracking and recognition
静止画も動画も、より速く、より高精度なAFへ。[デュアルピクセルCMOS AF II]では、高速・高精度・広範囲に加え、ディープラーニングを活用したアルゴリズム[EOS iTR※ AF X]により、高性能な被写体検出が可能となりました。ライブビュー撮影や動画撮影で、瞬時に被写体を捕捉する高速AFが行えます。
測距可能エリアは、[顔+追尾優先AF]時、最大(横)約100%×(縦)約100%※に拡大。全画面でのAFを実現しました。画面の隅に被写体を配置する構図でも、高精度かつスピーディーにAFを実行。これまで以上に自由な構図で被写体を捕捉することが可能です。また任意選択時には最大(横)約90%×(縦)最大約100%に拡大しています。
測距エリア | 横:約100% 縦:約100% |
横:約90% 縦:約100% |
横:約80% 縦:約80% |
横:約40% 縦:約60% |
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AF方式 | 顔+追尾優先AF |
1点AF 領域拡大AF ゾーンAF ラージゾーンAF縦 ラージゾーンAF横 スポット1点AF |
すべてのAF方式 | すべてのAF方式 |
対応レンズ概要 |
RFレンズ(RF600mm F11 IS STM、RF800mm F11 IS STM以外) EFレンズ(現行製品) Extender EF(III)使用時マスターレンズのAF領域モードに準じる |
EFレンズ(現行製品以外) Extender EF(I、II)使用時マスターレンズのAF領域モードに準じる RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + Extender RF1.4x/RF2x |
RF600mm F11 IS STM、RF800mm F11 IS STM、 及び上記レンズでExtender RF使用時 |
横90×縦66の5940ポジション※のAFフレーム選択可能ポジションから、任意の位置を指定できるため、よりきめ細かいピッチで滑らかに測距点が移動可能。被写体をピンポイントに測距しやすくなるため、狙い通りにピントが合わせられます。
自動選択時[顔+追尾優先AF]時のAFエリア分割数が大幅に細密化。最大1053分割※(EOS R/RP:最大143分割)で被写体を捉えます。意図した通りのポイントでピント合わせが可能です。
世界最速0.05秒※というAFスピードを実現。AF応答性に優れ、被写体の一瞬の動きもとらえやすくなりました。
静止画撮影時の低輝度合焦限界はEV-6※を達成。低輝度環境に応じてフレームレートの最適化や、レンズ駆動制御の最適化を行います。肉眼で視認しにくい暗いシーン、低コントラストの被写体でも、高精細・電子ビューファインダー(EVF)との相乗効果で被写体を捉えながらAF撮影が可能。
マルチコントローラーの搭載により、AFフレームの移動や選択がすばやく直感的に行えます。大幅に増加したAFフレーム数に対応するため、AF枠移動スピードや斜め移動の向上、画像表示を高速化。[AFフレーム選択の敏感度]も3段階に設定することができ、思い通りの操作が可能です。
ディープラーニング技術を使って開発されたアルゴリズムにより、高精度な被写体認識能力を実現した[EOS iTR※1 AF X]。人物の瞳・顔に加え、新たに頭部検出も可能に。さらに動物(犬・猫・鳥)の全身・顔・瞳の検出にも対応※2しています。
人物の認識機能を強化し高精度な瞳検出と、新たに頭部検出が可能に。瞳を検出できる顔の最小サイズが小さくなり、横向きの顔や瞳にも対応。さらに、頭部検出では、後ろ姿にも対応し、スポーツなど被写体の動作が激しい撮影でも、粘り強く追従します。
これにより、動物(犬/猫/鳥)の瞳・顔・全身の検出※が可能に。動物の大きさや、顔の向き、傾きに影響されにくい、高精度なピント合わせと追従を実現します。動きの予測できない動物撮影において、安定的に被写体を追い続けます。
被写体や撮影スタイルで選べる8つの[測距エリア選択モード]を搭載。狙った位置にピンポイントでピントを合わせることができる[スポット1点AF]を新しく追加した8種のAF方式から選択できます。
EOS-1D X Mark IIIに搭載されたAFアルゴリズムをカスタマイズしEOS R5に搭載。被写体に合わせて4種の設定(Case 1~4)が選択可能。撮影したい被写体の特徴に合わせて選択することで、シーンに適したサーボAF特性の設定が簡単に行えます。[被写体追従特性][速度変化に対する追従性]の2つのパラメーターの設定を組み合せて、個別に変更が可能です。さらに、被写体の動きの変化に応じて追従特性を自動で切り替える、自動設定(Case A)に対応。また、かげろう時、遠ざかり時の安定化アルゴリズムもEOS-1D X Mark III同様に搭載しており、安定性の高いAF精度を実現します。
静止画撮影時、縦位置から横位置に変更しても[測距エリア選択モード]は変えることなく、AFフレームのみ切り替えられます。また、サーボAF中でも、縦位置/横位置のAFフレーム設定が可能に。スポーツの試合や演技中に、構え方を変更しても、すばやく設定して撮影することができます。
たとえば開放F値が22になるような組み合せでもAFが可能です。組み合せによっては、超望遠レンズにエクステンダーをつけての撮影など、表現領域がさらに広がります。