EOS R5 | 動画撮影

8Kで切り拓く、新たなる映像表現

高性能・高品位の動画撮影

新開発CMOSセンサーと先進の映像エンジンDIGIC Xにより、映像表現はさらに美しく、高性能に。8K/30P・4K/120P記録や、8Kタイムラプス、Canon Logなど、さまざまな機能を実現します。デュアルピクセルCMOS AF IIにより、すばやく動く被写体もしっかりと追従します。

図:8K動画

世界初8K/30P動画撮影、4K/60P撮影

EOS R5は、世界初※1の8K※2(8192×4320)/30P動画撮影を実現しました。記録画質は、DCI/UHDから選択可能。12bit RAWの内部記録※3、Canon Logでの撮影、クロップなしでの撮影ができるため、EOSムービーの表現力をさらに拡大させます。4K動画記録では、4K・DCI(4096×2160)/UHD(3840×2160)、[クロップする/しない]など多彩な動画記録形式に対応しました。フレームレートは59.94fps。さらに高品位な4K動画記録が可能です。

  • ※1
    2020年7月8日現在発売済みのキヤノン製レンズ交換式カメラにおいて(キヤノン調べ)。8K(29.97fps/25.00fps)。クロップ[しない]のみ。
  • ※2
    カメラの温度上昇に伴い、8K動画(RAW、DCI、UHD)時の撮影可能時間は最大約20分(常温時)、4K/60P(クロップ:[する])動画の場合は撮影可能時間が最大25分(常温時)となります。撮影状況や周辺環境によりカメラ内部の温度が上昇した場合はさらに撮影時間が短くなります。
  • ※3
    8K RAW動画撮影時は、CFexpress1.0(400MB/秒以上)のカードが必要となります。

8K・4Kタイムラプス動画

一定間隔で撮影した静止画をつなげて記録するタイムラプス動画も、8K記録(8192×4320)に対応。もちろん4K・フルHD記録でも撮影できます。被写体の動きに合わせて撮影間隔や回数を設定可能。時間の経過によって変化する被写体の姿を高解像に描き出します。

  • AF、動画電子IS、音声記録は動作しません。撮影間隔は最短2秒です。

8Kフレーム切り出し

8K動画の1フレームを、約3540万画素(8192×4320)の画像としてHEIF(HDR PQ動画撮影時のみ)、JPEGで保存。写真素材としても活用できます。

  • 切り出した画像のリサイズ、トリミングはできません。RAW動画/フルHD動画からのフレーム切り出しはできません。動画の1コマを静止画として保存するため、通常の静止画と同等の画質にはなりません。8K DCIはRAW/ALL-I/IPBで可能です。
図:8Kフレーム切り出し

4K 高画質動画/4K ハイフレームレート動画

8.2Kオーバーサンプリング処理による、[4K高画質動画]を実現。Canon Logにも対応しています。動きが少なく、より解像感を重視する動画におすすめです。残像感を抑えたハイフレームレート動画も、4K/119.88fpsでの撮影が可能に。動きの速い被写体を、より滑らかに美しく描写します。

  • 撮影時間が最大約30分(常温時)となります。また、撮影状況や周辺環境によりカメラ内部の温度が上昇した場合はさらに撮影時間が短くなります。

ファームアップでの対応を検討中の内容に関して

  • フルHD/120Pの記録サイズ対応
  • すべての解像度およびフレームレートのRAWとIPBに低ビットレートモードを追加
  • Canon Log 3

手ブレ補正

手持ちでの動画撮影を快適にする動画手ブレ補正

動画撮影時には、レンズ内手ブレ補正とボディー内手ブレ補正の協調制御に加え、動画電子ISも併用することが可能です。5軸(水平回転軸、縦回転軸、回転軸、左右、上下)の手ブレ補正により、不安定な体勢や歩き撮りなど、ブレが出やすいシーンでも快適に撮影できます。

  • 動画電子IS使用時は、撮影範囲が狭くなります。
図:5軸手ブレ補正

記録画質

[クロップする/しない]を選択可能

4K/60P動画において、[クロップする/しない]が選べるようになりました。被写体や表現の意図に合わせて、任意の設定が可能です。

RAW動画 12bit、Canon Log 10bitなど選べる記録画質

より高い編集体制のあるRAW動画12bit、簡単なグレーディングで最終画質が得られるCanon Log 10bitなど、用途や編集方法によって記録画質が設定可能。撮像後のワークフローを効率よく行えます。

通常動画

Canon Log OFF ON
HDR PQ OFF ON OFF
コンテナフォーマット MP4
ビット深度 8bit 10bit 10bit
圧縮 8K H.265/HEVC H.265/HEVC H.265/HEVC
4K/フルHD H.264/MPEG-4 AVC
映像信号の記録レンジ フルレンジ(0-255) フルレンジ(0-1023) フルレンジ(128-1016)
カラーサンプリング方式 YCbCr4:2:0 YCbCr4:2:2 YCbCr4:2:2
準拠規格 Rec. ITU-R BT.709 Rec. ITU-R BT.2100 -
色域 Rec.709 Rec.2020 Rec.709/
Rec.2020
音声 ALL-I/IPB AAC/リニアPCM
IPB(軽量) AAC

RAW動画

Canon Log OFF ON
HDR PQ OFF ON OFF
コンテナフォーマット RAW(CRM)
ビット深度 12bit
音声 リニアPCM
同時記録動画(4K DCI) MP4 MP4(10bit)

RAW+MP4同時記録

デュアルスロットを活かして、より高画質なRAW動画と再生互換性に優れるMP4動画の同時記録が可能。撮影した動画をすぐに確認しつつ、あとからの編集においてもより高品位に表現できます。

シーンや用途に合わせて選べる記録サイズ

Canon Log:OFF、HDR PQ:OFF

動画記録サイズ カードごとの総記録時間(約) 映像ビットレート(約・Mbps) ファイルサイズ(約・MB/分)
64GB 256GB 1TB
8K DCI 29.97fps
25.00fps
24.00fps
23.98fps
RAW 3分 13分 51分 2600 18668
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9309
IPB 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
8K UHD 29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9309
IPB 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
4K DCI 59.94fps
50.00fps
ALL-I 9分 36分 2時間21分 940 6734
IPB 36分 2時間27分 9時間35分 230 1656
4K DCI
4K DCI Fine
29.97fps
25.00fps
24.00fps
23.98fps
ALL-I 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
IPB 1時間10分 4時間40分 18時間17分 120 869
4K DCI 119.88fps
100.00fps
ALL-I 4分 18分 1時間10分 1880 13447
4K UHD 59.94fps
50.00fps
ALL-I 9分 36分 2時間21分 940 6734
IPB 36分 2時間27分 9時間35分 230 1656
4K UHD
4K UHD Fine
29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
IPB 1時間10分 4時間40分 18時間17分 120 869
4K UHD 119.88fps
100.00fps
ALL-I 4分 18分 1時間10分 1880 13447
フルHD 59.94fps
50.00fps
ALL-I 47分 3時間8分 12時間14分 180 1298
IPB 2時間18分 9時間14分 36時間6分 60 440
29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 1時間33分 6時間12分 24時間16分 90 655
IPB 4時間30分 18時間2分 70時間27分 30 226
29.97fps
25.00fps
IPB
(軽量)
11時間35分 46時間23分 181時間13分 12 88
タイムラプス動画 8K 29.97fps
25.00fps
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9298
4K 18分 1時間12分 4時間43分 470 3362
フルHD 1時間34分 6時間19分 24時間41分 90 644

Canon Log:ON、またはHDR PQ:ON

動画記録サイズ カードごとの総記録時間(約) 映像ビットレート(約・Mbps) ファイルサイズ(約・MB/分)
64GB 256GB 1TB
8K DCI 29.97fps
25.00fps
24.00fps
23.98fps
RAW 3分 13分 51分 2600 18668
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9309
IPB 12分 50分 3時間15分 680 4875
8K UHD 29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9309
IPB 12分 50分 3時間15分 680 4875
4K DCI 59.94fps
50.00fps
ALL-I 8分 34分 2時間13分 1000 7164
IPB 24分 1時間39分 6時間30分 340 2443
4K DCI
4K DCI Fine
29.97fps
25.00fps
24.00fps
23.98fps
ALL-I 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
IPB 49分 3時間18分 12時間57分 170 1227
4K DCI 119.88fps
100.00fps
ALL-I 4分 18分 1時間10分 1880 13447
4K UHD 59.94fps
50.00fps
ALL-I 8分 34分 2時間13分 1000 7164
IPB 24分 1時間39分 6時間30分 340 2443
4K UHD
4K UHD Fine
29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 18分 1時間12分 4時間42分 470 3373
IPB 49分 3時間18分 12時間57分 170 1227
4K UHD 119.88fps
100.00fps
ALL-I 4分 18分 1時間10分 1880 13447
フルHD 59.94fps
50.00fps
ALL-I 36分 2時間27分 9時間35分 230 1656
IPB 1時間33分 6時間12分 24時間16分 90 655
29.97fps
25.00fps
23.98fps
ALL-I 1時間2分 4時間9分 16時間16分 135 977
IPB 3時間3分 12時間13分 47時間45分 45 333
29.97fps
25.00fps
IPB
(軽量)
5時間1分 20時間7分 78時間37分 28 202
タイムラプス動画 8K 29.97fps
25.00fps
ALL-I 6分 26分 1時間42分 1300 9298
4K 18分 1時間12分 4時間43分 470 3362
フルHD 1時間3分 4時間12分 16時間27分 135 966
  • 記録時間が29分59秒(ハイフレームレート動画は7分29秒)に達した時点で動画撮影が自動的に終了します。
  • ファイル容量4GBで自動停止の制限なし(SDXCカードがexFAT形式でフォーマットされた場合は4GBを超えても、1つの動画ファイルに記録されます)。

幅広い映像表現

8K動画でも常用ISO感度最高25600

高性能CMOSセンサーとDIGIC Xの連携により、8Kで常用ISO100~25600の高感度撮影を実現。暗がりでも美しい映像を撮影できます。拡張ISO感度はISO51200相当(H)を達成しています。

さらに広いダイナミックレンジを実現する[HDR PQ動画]

EOS R5は高ダイナミックレンジや高彩度の被写体を、見た目に近い色やコントラストで再現できるHDR PQ動画に対応。空の明るい部分や明暗差の大きい室内と屋外、夜景のライトアップなど従来低下していた高輝度被写体のコントラストが向上し、再現性を高められます。

  • 拡張ISO感度は設定できません。
図:HDR PQ動画

動画縦位置撮影情報の付加

動画撮影でも、縦位置撮影情報の付加が可能。スマートフォンでの再生やSNSでの共有もスムーズです。[する/しない]での任意に設定できます。

AF機能

8つのAF方式を採用

AF方式は[顔+追尾優先AF][スポット1点AF][1点AF][領域拡大AF(上下左右)][領域拡大AF(周囲)][ゾーンAF][ラージゾーンAF(縦)][ラージゾーンAF(横)]の8種から選択可能です。

全AF方式で被写体追従特性のカスタマイズも可能

デュアルピクセルCMOS AF IIにより、動きに合わせて高精度にピントを合わせ続けます。また、すべてのAF方式で動画サーボAFの特性のカスタマイズが可能に。被写体や表現意図に合わせた動画撮影が行えます。

動画サーボAFのカスタマイズ:AF速度

被写体の動く速さや表現意図により、[AF速度]の設定が可能。設定幅は[遅い(-7~-1)/標準/速い(+1・+2)]の10段階。動画におけるピント移動は、遅いほうが違和感を与えにくいため[遅い]の設定幅を広くしています。作動条件は[常時/撮影中]から選択が可能。[撮影中]を選ぶと、撮影前のピント合わせ時、設定した速度にかかわらず[標準]でレンズが駆動し、撮影準備をスピーディーに済ませられます。

  • 動画撮影時の低速ピント送りに対応しているレンズ使用時に設定できます。

動画サーボAFのカスタマイズ:被写体追従特性

「被写体追従特性」は7段階から設定可能。[粘る(-3~-1)]では、被写体がAFフレームから外れたり、障害物が横切ったりしても、ピントをある程度保持。意図しないピント移動を抑制し、安定したAF撮影をサポートします。逆に[敏感(+1~+3)]は、遠くの被写体から手前を横切る被写体にピントを移すといった表現に有効です。

図:被写体追従特性設定画面

その他の機能

ゼブラ表示

動画撮影および動画モード待機中、設定した輝度の箇所やその周辺に、露出調整の目安となる縞模様を表示する[ゼブラ表示]に対応。狙い通りの明るさになるように撮影をサポートします。

HDMI 4K/59.94fps出力対応

4K動画(59.94fps)をHDMI出力し、外部機器で記録・表示することが可能に。映像信号はYCbCr4:2:2、10bitで、より広い色域で記録できます。HDR PQ動画の出力も可能。出力端子は、HDMIマイクロ端子(タイプD)になりました。

カメラ内での動画編集

8K動画をカメラ内で前後カット編集できます。容量の大きいムービーを外部機器に取り込むことなく、簡単な編集が行えます。動画の送信や共有がしやすいよう、圧縮して新規保存も可能です。

  • RAW動画はカメラ内で編集できません。

ウィンドカット/アッテネーター機能

屋外での撮影時、風の影響により発生する音を低減することができるウィンドカット機能や、大きな音が入力されたときの音割れを自動的に抑制するアッテネーターを搭載。

動画トランスコード

8K動画も通常の画像取り込みと同じ操作で、スマホやタブレットに転送可能。その際、8Kから4KまたはフルHDへの圧縮(トランスコード)が可能です。8K動画をより簡単かつ軽量化して、スマートフォンなどに取り込めるため、SNSなどへのアップロードも快適に行えます。

  • 8K UHDのみ。
図:動画トランスコード機能

より快適な動画撮影のためにおすすめしたいこと

温度上昇にともなう撮影時間の制限

EOS R5は、フルサイズかつ高ビットレート出力が可能なセンサーを使用しており、オートフォーカスをしながらの高解像度及び高フレームレートの動画機能を実現しております。そのため、動画撮影中に記録時間を制限する熱を発生することがありますが、CMOSセンサー及びキーデバイスを保護するため、ボディ内部の温度が上昇した場合には、動画記録を停止し、カメラをシャットダウンする仕様になっています。

記録画質 記録モード 連続撮影可能時間※1
8K30p 8K30p 最大約20分
8K30p RAW 最大約20分
4K120p 4K120p 最大約15分 ※2
4K60p 4K60p クロップ無 最大約35分
4K60p クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) 最大約25分
4K30p 4K30p クロップ無 熱による制限なし
4K30p クロップ無 高画質(8Kオーバーサンプリング) 最大約30分
4K30p クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) 熱による制限なし
  • ※1
    連続撮影可能時間。(23℃環境、コールドスタートからの開始)
    撮影前にLV待機をしていた場合、環境温度が高い場合、撮影可能時間が更に短くなることがあります。29分59秒を超える連続記録は一旦録画が停止されますのですぐに再開した場合の時間を表記しています。
  • ※2
    ハイフレームレート動画では7分30秒で一旦録画が停止されます。すぐに再開した場合の時間を表記しています。

待機時間による撮影可能時間のイメージ

カメラの電源OFF後の待機時間(カメラ内の温度低下のための時間)によって、次回の撮影可能時間が異なります。

・8K 30P 待機時間10分→撮影可能時間3分

・8K 30P 待機時間20分→撮影可能時間8分

・4K 60P 待機時間10分→撮影可能時間10分

  • 熱により録画が中断した際や、撮影が一旦完了し再度撮影を待っている場合、カメラの電源をOFFにして熱を逃がすことをおすすめします。
  • 発熱の大きいモードでは、熱により中断した場合、カメラを放置した時間に対して撮れる時間の方が短くなることがありますのでご注意ください。
  • 待機時間、撮影可能時間は23°環境、コールドスタートからの開始時です。

対策として本製品では下記の熱対策を行っております。

・マグネシウム合金をボディーに採用することで内部部品から放熱

・CMOSセンサーやDIGICXプロセッサーのパワーマネージメントの最適化による省電

・待機時の発熱を抑える「温度上昇緩和機能」を搭載

温度上昇緩和機能

温度上昇緩和を[入]設定時、撮影待機状態においてカメラ内部温度上昇を抑制するため、動画撮影待機中、一時的に解像度や表示フレームレートを自動で変更します。

この緩和設定に加えて、カメラの電源をこまめにオフにすることやカメラを直射日光の当たらない場所に置くことをおすすめします。 外部ファンを使用して熱を放散することができます。また解像度が必要のないシーンではオーバーサンプリングでないモードを使用すると、オーバーサンプリングモードに比べて撮影時間が伸びる可能性があります。

録画開始前に、その時点でのカメラの温度や設定されている記録モード等様々な条件を基に、録画可能時間の目安を表示することができますので、撮影時間を計算しながら撮影することができます。

推奨メモリーカード

動画撮影時のメモリーカードの書き込み/読み出し速度は、8K:CFexpressカード1.0、4K(ALL-I):CFexpressカード1.0またはSDメモリーカード、ビデオスピードクラス60以上、フルHD・HD(ALL-I):SDメモリーカードUHS-I、UHSスピードクラス3以上の大容量カードをご使用ください。カードの書き込み速度が遅いと、カメラの内蔵メモリーを消費してしまうため、自動的に動画撮影が終了することがあります。その他圧縮形式のカード速度は[仕様]でご確認ください。最長記録時間は29分59秒(ハイフレームレート動画は7分29秒)です。