進化した4K動画撮影
誰もが手軽に、高品位な映像制作が可能に
5.1K動画オーバーサンプリングによる解像度の高い4K動画
映像制作のプロ仕様CINEMA EOS SYSTEMで培った画像処理テクノロジーを投入。5.1K動画オーバーサンプリングにより、同じ4K解像度でも、より解像感の高い4K動画の記録が可能。モアレの発生を抑制しノイズ特性を発揮。高画質の映像制作ニーズに応えます。
4Kタイムラプス動画※
一定間隔で撮影した静止画をつなげ、4K UHD(3840×2160)動画として記録・再生。天体や風景、草花の成長や昆虫の生態など、時間の経過によって変化する被写体の姿を高解像に描き出します。また、フルHDでの撮影も可能です。
フルHD ハイフレームレート動画
フルHD(1920×1080)記録時、119.88fps (NTSC)/100fps(PAL)のハイフレームレート動画撮影が可能。コマ飛びのない、きめ細やかで自然なスローモーション映像を表現できます。
手ブレ補正
手持ちでの動画撮影を快適にする動画電子IS
記録画質
[クロップする/しない]を選択可能
4K/60P動画において、[クロップする※/しない]が選べるようになりました。被写体や表現の意図に合わせて、任意の設定が可能です。
10bitのCanon Log標準搭載(コーデック:HEVC/H.265)
CINEMA EOS SYSTEMでも実績のあるCanon Log。コントラストの高いシーンでも暗部のつぶれやハイライトの白トビを抑え、わずかなグレーディング(色補正)を施すだけでディテールの豊かな映像が得られます。 YCbCr4:2:2 10bitのCanon Log記録を搭載。Canon Log記録は、オーバーサンプリング4K/60PやフルHD/120P※1でも可能。さらにHDMIから4K YCbCr 4:2:2 10bit出力※2ができます。
IPB低ビットレート追加※1 NEW
IPB記録時において、低ビットレートの記録サイズを追加。ファイルサイズを軽くしたり総記録時間を長く※2したいときに便利です。
動画・記録形式
シーンや用途に合わせて選べる記録サイズ
Canon Log:OFF、HDR PQ:OFF
Canon Log:ON、またはHDR PQ:ON
- ※1
ファームウエアVer1.3.0以降へのアップデートにより対応。
- ※
記録時間が29分59秒(ハイフレームレート動画は7分29秒)に達した時点で動画撮影が自動的に終了します。
- ※
ファイル容量4GBで自動停止の制限なし(SDXCカードがexFAT形式でフォーマットされた場合は4GBを超えても、1つの動画ファイルに記録されます)。
幅広い映像表現
常用最高ISO25600の高感度撮影
約2010万画素35mmフルサイズCMOSセンサーと、DIGIC Xのノイズ処理性能により、4K動画撮影時でも常用ISO感度25600※に設定可能。ノーライト撮影も積極的に行えるため、撮影領域がさらに拡大。拡張ISO感度は、204800(H)相当に設定できます。
さらに広いダイナミックレンジを実現する[HDR PQ動画]
動画縦位置撮影情報の付加
動画撮影でも、縦位置撮影情報の付加が可能。スマートフォンでの再生やSNSでの共有もスムーズです。[する/しない]での任意に設定できます。
AF機能
8つのAF方式を採用
AF方式は[顔+追尾優先AF][スポット1点AF][1点AF][領域拡大AF(上下左右)][領域拡大AF(周囲)][ゾーンAF][ラージゾーンAF(縦)][ラージゾーンAF(横)]の8種から選択可能です。
動体に対するAF追従性能が向上、動画サーボAF
デュアルピクセルCMOS AF IIにより、4K/60PのAFを実現。AF追従性能が向上し、動きに合せて高精度にピントを合せ続けます。また、動画サーボAF時のAF速度の低速設定を最適化し、ビデオプロユースで使用する低速のレンズ速度に対応。
動画サーボAFのカスタマイズ:AF速度
被写体の動く速さや表現意図により、[AF速度※]の設定が可能。設定幅は[遅い(-7~-1)/標準/速い(+1・+2)]の10段階。動画におけるピント移動は、遅いほうが違和感を与えにくいため[遅い]の設定幅を広くしています。作動条件は[常時/撮影中]から選択が可能。[撮影中]を選ぶと、撮影前のピント合わせ時、設定した速度にかかわらず[標準]でレンズが駆動し、撮影準備をスピーディーに済ませられます。
動画サーボAFのカスタマイズ:被写体追従特性
その他の機能
ゼブラ表示
動画撮影および動画モード待機中、設定した輝度の箇所やその周辺に、露出調整の目安となる縞模様を表示する[ゼブラ表示]に対応。狙い通りの明るさになるように撮影をサポートします。
HDMI 4K出力対応
4K動画(59.94fps)をHDMI出力し、外部機器で記録・表示することが可能。映像信号はYCbCr4:2:2、10bit。内部記録時よりも色調を精緻に記録できます。HDR PQ動画の出力も可能。出力端子は、HDMIマイクロ端子(タイプD)です。
ウィンドカット/アッテネーター機能
屋外での撮影時、風の影響により発生する音を低減することができるウィンドカット機能や、大きな音が入力されたときの音割れを自動的に抑制するアッテネーターを搭載。
動画トランスコード
高画質で撮影した動画をカメラ内で圧縮し、軽量なデータに変換することができます。たとえば4K動画を、フルHD動画(23.98fps/25P)に圧縮することも可能。また専用アプリ[Camera Connect※]を使えば、動画を圧縮しながらスマートフォンやタブレットへ転送することも。SNSへのアップロードもスムーズに行えます。
より快適な動画撮影のためにおすすめしたいこと
温度上昇にともなう撮影時間の制限
EOS R6は、フルサイズかつ高ビットレート出力が可能なセンサーを使用しており、オートフォーカスをしながらの高解像度の動画機能を実現しております。そのため、動画撮影中に記録時間を制限する熱を発生することがありますが、CMOSセンサー及びキーデバイスを保護するため、ボディ内部の温度が上昇した場合には、動画記録を停止し、カメラをシャットダウンする仕様になっています。
待機時間による撮影可能時間の変動について
カメラの電源OFF後の待機時間(カメラ内の温度低下のための時間)によって、次回の撮影可能時間が異なります。
・4K 60P 待機時間10分→撮影可能時間5分
- ※
熱により録画が中断した際や、撮影が一旦完了し再度撮影を待っている場合、カメラの電源をOFFにして熱を逃がすことをおすすめします。
- ※
発熱の大きいモードでは、熱により中断した場合、カメラを放置した時間に対して撮れる時間の方が短くなることがありますのでご注意ください。
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待機時間、撮影可能時間は23°環境、コールドスタートからの開始時です。
対策として本製品では下記の熱対策を行っております。
・マグネシウム合金をボディー内にに採用することで内部部品から放熱
・CMOSセンサーやDIGICXプロセッサーのパワーマネージメントの最適化による省電
・待機時の発熱を抑える「温度上昇緩和機能」を搭載
温度上昇緩和機能
温度上昇緩和を[入]設定時、撮影待機状態においてカメラ内部温度上昇を抑制するため、動画撮影待機中、一時的に解像度や表示フレームレートを自動で変更します。
この緩和設定に加えて、カメラの電源をこまめにオフにすることやカメラを直射日光の当たらない場所に置くことをおすすめします。 外部ファンを使用して熱を放散することができます。また解像度が必要のないシーンではオーバーサンプリングでないモードを使用すると、オーバーサンプリングモードに比べて撮影時間が伸びる可能性があります。
録画開始前に、その時点でのカメラの温度や設定されている記録モード等様々な条件を基に、録画可能時間の目安を表示することができますので、撮影時間を計算しながら撮影することができます。
推奨メモリーカード
動画撮影時のメモリーカードの書き込み/読み出し速度は、4K:SDメモリーカードUHS-II、ビデオスピードクラス60以上、フルHD120P:SDメモリーカードUHS-I、UHSスピードクラス3以上、それ以外はUHS-Iスピードクラス3以上の大容量カードをご使用ください。カードの書き込み速度が遅いと、カメラの内蔵メモリーを消費してしまうため、自動的に動画撮影が終了することがあります。その他圧縮形式のカード速度は[仕様]でご確認ください。最長記録時間は29分59秒(ハイフレームレート動画は7分29秒)です。