EOS Raは、天体撮影専用の仕様であるため、天体以外の一般的な被写体の撮影はお勧めできません。一般の被写体を撮影した場合、実際より赤みの強い撮影画像になります。適切なカラーバランスを得られないことや、部分的な色むらが発生することがあります。
EOS Ra | 天体撮影専用
フルサイズミラーレス
Hα輝線透過率、約4倍
赤味の強い星雲を高精細に撮影
多くの天体ファンに向けて待望の天体専用カメラがフルサイズミラーレスで初登場。「EOS R」をベースにした天体撮影専用ボディー。CMOSセンサーの前面に配置しているローパスフィルターの特性を変更することで、Hα輝線の透過率が「EOS R」と比較して約4倍に。一般的なデジタルカメラでは撮影することが難しい、バラ星雲やカリフォルニア星雲など、天体ファンに人気が高い赤みの強い星雲を、特殊なフィルターを使用することなく、高精細に撮影することが可能。淡い赤色の領域まで鮮明に描写します。


高画質・高感度で星空を描写
かつてない高画質を実現するRFマウント
ショートバックフォーカスのRFマウントにより、EOSとしてさらなる高画質を実現したEOS R SYSTEM。RFレンズの描写性能との連携で、被写体をシャープに描きます。さらに肉眼では捉えられない繊細な色彩のグラデーションまで再現します。

約3030万画素、35mmフルサイズCMOSセンサー
天体撮影専用カメラとしてはキヤノン初となる約3030万画素フルサイズCMOSセンサーを搭載。RFレンズに対応した光学設計の最適化を図り、高い解像力を発揮します。

映像エンジンDIGIC 8による、常用ISO感度最高ISO40000
35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8を搭載したEOS Raは、高画素ながら常用ISO感度※100~40000を実現しました。ISO感度を上げれば短時間の露光で撮影可能です。夜空の星々を高精細に描き、高感度でもノイズの少ないクリアな描写が可能です。
- ※推奨露光指数。

星空に素早く合焦、デュアルピクセルCMOS AF
各画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねるデュアルピクセルCMOS AF。暗い場面など、一般的にAFが難しいとされるシーンでも高精度かつスピーディーにAFが可能です。測距可能エリアは、EOSのフルサイズで最大の約88%(横)×約100%(縦)※の広範囲を実現しました。
- ※一部のレンズでは、横約80%×縦約80%になります。

電子ビューファインダー(EVF)で、夜空の星も見えやすく
0.5型・有効画素数約369万ドット・有機ELパネルを採用した視野率約100%の高精細なEVFを内蔵。真っ暗な場所での撮影時でも、ピントや露出、撮影時間などの確認が可能です。また、メガネをかけたままでものぞきやすい約23mmのアイポイント、約0.76倍のファインダー倍率など撮影に没入できる快適なファインダーです。


ライブビュー拡大倍率30倍で、星を大きく表示
「EOS R」に比べ拡大率が向上。画面上の細かな星を大きく拡大表示をすることが可能。マニュアルフォーカスによる厳密なピント合わせをより快適にします。
- ※カメラのみ。EOS Utilityは非対応。
その他の特長
地面すれすれからの撮影にも役立つバリアングル液晶モニター
天体撮影に欠かせない三脚やバッテリーグリップ装着時もアングル変更がスムーズ。地面すれすれからのローアングルや縦位置撮影時でも楽な姿勢で撮影が行えます。前方向約180°、後ろ方向約90°、水平方向約175°に可動。

4K/30pの動画撮影を実現。4Kタイムラプス動画の撮影も可能
4K・UHD/30p※1の内部記録を実現。さらに、長時間の変化をコマ送りのような動画で短時間にまとめる「4Kタイムラプス動画※2」の撮影が可能。星の流れる様子を高精細に記録することができます。
- ※129.97fps/25.00fps。常用ISO感度は100~12800。
- ※2AF、動画電子IS、音声記録は動作しません。撮影間隔は最短2秒です。
フルサイズながらも、約660g※のコンパクトボディーを実現
APS-CサイズのEOS 60Daよりも約95g軽いボディーに高性能を凝縮。機材が多くなる天体撮影において、高い機動性を発揮します。
- ※バッテリー・メモリーカード含み約660gです。


屋外での夜通し撮影にも威力を発揮
撮影に集中できる、信頼性の高い防塵・防滴構造※を採用。不用意に降りかかる砂塵や水滴などのカメラへの侵入を抑制します。

- ※カメラは防塵・防滴に配慮した構造ですが、砂塵や水滴などの侵入を完全に防ぐものではありません。
周囲を気にせず無音で撮影可能
サイレントシャッター機能※により、無音撮影が可能。シャッター駆動による振動がないため、カメラブレを抑制。さらに周囲に音を配慮する必要がありません。
- ※次の機能とは同時に使用できません(多重露出撮影、HDR撮影、マルチショットノイズ低減、長秒時露光のノイズ低減、ストロボ撮影、 AEB撮影、フリッカー検知、DPRAW、LVソフト撮影)。
- ※AF駆動や絞り駆動が行われた場合の駆動音は発生します。