水平線の彼方、地平線の向こう側。
未だ見ぬ世界を求め、これまで多くの旅をした。
その行く先々で、いくつもの果てに巡り合った。
しかし、多くの場合、果てとは自身が作り出した
限界でしかなく、幻想に過ぎなかった。
限界を越える意思を持った瞬間、
果ては瞬く間に霧消し、進むべき道が現れる。
そして、その先にこそ、
新たな写真表現が待っている。
果ては、終わりではなく、始まり。
果てを越えた先に、新たな世界が広がっている。
だからこそ、私は旅をする。
果ての、その先へ。