2020年12月28日
<宵月絃>
Twitter:@__yoii_to
四季ごとに咲く花や夕暮れ後の淡い空や月など、
日常の ”好き” をデジタルで写真に収めています。
テーブルフォトでは主に硝子やドライフラワーを使い、
光と影の組み合わせを撮り集めるのが好きです。
<使用機材>
EOS Kiss X7,EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
テーブルフォトは少し光を意識するだけで、格段にレベルアップした写真になります。今回は光を意識して写真を素敵に撮影するポイントをご紹介します。
撮影するときには、まずはじめに全体に当たる光の加減をチェックしましょう。窓の位置・テーブルの場所・その日の天候や光の差し具合など、様々な要因で雰囲気が変わるからです。
撮影したいものを広げてみて「どんな風に光が当たるのか」「この被写体に光が通るとどんな影がつくられるのか」「どんな色味や温度感になるのか」などを意識し、少しずつ配置を変えたりしながら位置や角度の調整をします。
上から見たり横から見たり、一周回ってみたり…いろんな角度を試してみましょう。
朝の光は、午後に光に比べると白い光に近く、真横から少し伸びるように日が差します。そのため影が伸びやすく、光と影の組み合わせを印象的に表現したい写真を撮りたい場合はおすすめです。
次の写真は午前中10〜11時に撮った写真です。少し斜め上くらいからの光が当たるように撮影しました。背景には少しクリーム色に近い布を使い、食べ物だけではなく、ドライフラワー・フルーツなどを画角の中にいれて、全体的に優しい雰囲気が出るようにしています。
午後の光はカーテンなどを使って調整するのがポイントです。光が強いと感じたら、カーテンを使って光が入る量を減らします。午後の撮影は温かみを残したいときに向いています。
光が強すぎると被写体自体が真っ白に写ってしまうこともあるので、光の量は気をつけましょう。
また、光源が差してくる方向の手前にものを置きすぎてしまうと、写したいものに影がかかりすぎてしまうことがあります。その場合できるだけ全体に光が当たるように位置をずらして撮影します。
△失敗例
自然光と人工光の2つの光は、使い分けることで写真の雰囲気やイメージを変えてくれます。セッティングによっては人口光でも自然光に近い撮影が可能ですが、普段私が行っている撮影環境で比較してみました。
自然光
人工光
自然光では、まず部屋全体に光が入り影が明るくなっているところに、朝の爽やかな光の色味も加わり、人工光に比べて温かみを感じられる雰囲気になります。アクセントとして窓にあるカーテンの影を映り込ませたりもするとさらに良いでしょう。また、自然光を使うときの方が、ガラスの反射の模様も優しく波打つような繊細さを表現できます。
人工光では、卓上の明かりを使用しています。白色に近い明かりで被写体を照らしているだけなので、その影が印象的に映し出され、少し落ち着いた雰囲気になります。
このように、自分の写したいイメージに合う光を選ぶ過程も楽しめるのでおすすめです。
時間帯や光の種類を意識することで、写真のイメージが変わることをご紹介しました。これまで「光」を意識したことがなかった方は、自分の撮影したいイメージに合わせて、光を選ぶ過程も楽しんでみてくださいね。今までとは違う表現ができるようになると思います。
高精度な被写体検出・追尾を可能にするメカニズムによって人物だけではなく動物(犬、猫、鳥)、乗り物(モータースポーツの車、バイク)の検出にも対応しています。
加えて、連写性能はメカシャッター/電子先幕時において最高約15コマ/秒を実現。動き回る小さなお子様やペットとの日常も綺麗に思い出に残すことができます。
バッテリーとSDカードを含めてもわずか約429gと小型・軽量ながら、ホールド感に優れたグリップや撮影構図の幅が広がるバリアングル液晶モニターを搭載。お出かけや旅行などにも気軽に持ち歩いて快適な撮影ができます。
6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K UHD 30p記録や、フルHD解像度で120pのハイフレームレート記録にも対応し、写真だけでなく動画も本格的に撮影できるカメラです。