私の愛すべきもの #02 暮らし 写真・鈴木 さや香

〝暮らし〟は、私のまんなか。
そこからすべてが始まり、
また戻っていく。
ていねいに暮らすことは、
自分を大切にすること。
もう多くはいらない。
大切なものに囲まれて、
心地よく暮らしたい。
自分が満たされていなければ、
誰かを大切にすることもできないから。

1 まんなかへ帰ろう。

たくさんのものを
欲しがっていたのは

おしゃれなカフェに行きたい。
新作コスメを試したい。
あれもこれも、求めていた日々。
膨らんでいくのは、私の外側ばかり。
まんなかが定まらないうちは、
大切なものにも気づけない。

新しいものに
飛びつくのではなく。

そこに
ずっとあったものを
見直してみる。

大切な何かを
探していたから。

自分にとって
大切なものがじわり
浮かび上がってくる。

2 ファインダーをのぞけば。

他人の目なんて
気にしなければいい。
わかってはいるけど。

大切なものを大切にすること。
忙しい日々の中、
カンタンなようで難しい。
そんなときは、
カメラを手にしてみるといい。
ファインダーをのぞく時間は、
相手と一対一で
じっくり向き合う時間だ。

なぜ大切なのか。
どこが好きなのか。

自分の心と
会話してみる。

ときどき
誰かと比べて
不安になる。

好きではなかった
デザインも、
使っているうちに
愛着が湧いていたり。

そんなときは、
自分が心地よいか、
に立ち返ろう。

フルサイズが
教えてくれたのは、
いつもの景色の
新しい魅力。

3 大切の半径。

心地よい暮らしは
つくるもの。

大切なものに囲まれて
過ごす日々は幸せだ。
〝自分の大切〟だけじゃなく、
〝誰かの大切〟も、
同じように大切に思えたら
もっと素敵だ。

誰かを愛すると
いうことは

その人が
愛するものまで
愛するということ。

そうやって
私の〝大切〟は
深く大きく
なっていく。

大切なものが
増えるたび、
暮らしは
艶を帯びていく。

PROFILE

鈴木 さや香Sayaka Suzuki
東京造形大学建築造形学部デザイン学科卒業。映像制作会社で映像制作、編集を学び、その後写真家山岸伸に師事。被写体の持つ温度を表現しながら、日常から広告まで幅広く被写体と向き合う。子どもを起用した広告写真、フォトエッセイなどを撮影執筆し活動中。大手写真館や、企業、自治体からの講演依頼も多い。著作、写真展多数。鎌倉観光協会×EOS M100 町フォトエッセイ「かまくらかたおもい」公開中。写真と暮らし研究所代表。
  • #01 時間 写真・鶴巻 育子
  • #03 今 写真・小澤 太一
  • #04 空気 写真・榎並 悦子
  • #05 ファンタジー 写真・鵜川 真由子

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