
会期 : 2014.10.31 - 2014.12.15
街を歩き、その場所に流れる地霊「The spirit of the place」を感じながら、都市の表情を切り撮る佐藤信太郎氏。
本展では、東京を中心にさまざまな夜の景観を記録した3つのシリーズから34点を展示。繁華街の猥雑な景観が持つ美しさを写した「夜光」、路地裏を含んだ都市の広がりをとらえた「非常階段東京」、そして、東京スカイツリーを中心に都市を見つめた「東京|天空樹」。いずれの作品からもその土地が持つ固有の雰囲気が伝わってくる。
今回展示する3つの作品「夜光」、「非常階段東京」、「東京 | 天空樹」は東京を中心とする都市が持つ固有の雰囲気にひき付けられて撮影したシリーズです。
「夜光」では繁華街の持つ猥雑な景観の持つ美しさを、人影を排除することで強く浮かび上がらせようとしました。人間がいなくなった後にも、都市が自動的に動いているかのような印象を与えるかもしれません。
「非常階段東京」では路地裏を含んだ都市の広がりを捉えています。非常階段のような高すぎず低すぎない位置からの眺めは、都市の細部と広がり、全体的な表情を撮影するのに適しています。
「東京 | 天空樹」では東京の東に位置する街に生まれた東京スカイツリーを、風景を見る一つの装置として位置づけ、日々伸びていく塔と、変化していく周辺の街の様子を多様な角度から撮影しています。
いずれもその土地の持つ固有の雰囲気(地霊・ゲニウスロキ)にひかれてそれを捉えようとした試みです。
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