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出店エリアのターゲットにあった個店販促でビジネス拡大を目指す株式会社ジンズ



業種:卸売・小売 | 従業員規模:3,000〜9,999名 | 成果:コスト削減、業務効率向上、営業力強化/販路開拓

株式会社ジンズは、高品質・低価格のアイウエア(メガネ)を製造、販売するアイウエアブランド「JINS」を運営する企業です。同社は2001年の参入以来、「レンズの追加料金ゼロ」や「機能性アイウエア」といった画期的な商品やサービスを次々と打ち出し、メガネ業界に新風をもたらしてきました。消費者のニーズが急速に多様化する現在、同社では販促活動の見直しに着手。その一環として、ポスターなど店頭で利用する販促ツールの内製化を進めています。事業戦略グループ 店舗開発室 設計チームリーダーの黒澤氏と、事業戦略グループ ブランドマネジメント室の宮下氏にお話を伺いました。

導入背景各店舗の細やかなニーズに合った制作物を作りたい

自社で企画から製造、販売までを行うことで高品質・低価格を実現するSPA(製造小売)方式によって成長した株式会社ジンズ。同社が運営するアイウエアブランド「JINS」は、ショッピングモールなどの商業施設内のインショップ(店内店舗)を中心に、全国約340の店舗数を展開中です。
同社では、店舗に掲出するポスターなどの販促ツール制作のほとんどを外部のデザイン会社、印刷会社に依頼していました。こうした体制で販促を進める中、黒澤氏は「店舗開発を行う私たちと店舗で働く現場スタッフとの間に、あるギャップを感じていました」と話します。例えば、全国でもトップクラスの売り上げを誇る大阪・心斎橋店の場合、お客さまの9割近くが海外からの観光客。店舗からは多言語化したポスターがあれば販促につながるとの声が届きますが、多言語版ポスターを必要とする店舗は全国でも一部のみ。制作は納期やコストの面から困難でした。そうしたギャップを解消し、店舗の特性に合わせた販促ツールを、効率的かつ低コストで制作ができないかと考えた黒澤氏は、内製化に着目しました。
(写真:株式会社ジンズ アイウエア事業部 事業戦略グループ 店舗開発室 設計チームリーダー 黒澤 啓二郎さん)

選定理由高画質と低コストを両立するポテンシャルの高さを評価

販促ツールの内製化を進めるにあたり、同社は大判プリンターの導入に向けた検討を開始。そこでキヤノンマーケティングジャパンから提案されたのが、多数の導入実績があり、高画質と優れたコストパフォーマンスを両立した大判プリンターの「imagePROGRAF PRO-4000」でした。
B0ノビまで出力できるプリンター本体は大型なため、「設置する部屋は他部署と共用なので、大きさや動作音で周囲に迷惑をかけないか心配でした」と宮下氏は打ち明けます。また、同社の制作物はデザイン、発色にもこだわり、JINSのブランドイメージを大切にする姿勢を貫いてきました。黒澤氏は「ブランドイメージを崩さない高画質での出力と、コスト削減が両立できるか若干不安でした」と言います。
そんな中、「imagePROGRAF PRO-4000」は、12色の顔料インク「LUCIA PRO(ルシア・プロ)」を採用したことでデザイン事務所など、高品質を求められるプロからも高い評価を得ていること、サイズや動作音などがオフィスでの使用にも支障をきたさないことが確認できたため、採用を決定しました。
(写真:株式会社ジンズ アイウエア事業部 事業戦略グループ ブランドマネジメント室 宮下 櫻子さん)

導入後の成果「耐水ポスター用紙」導入で広がった屋外掲示の可能性

2018年6月に「imagePROGRAF PRO-4000」は東京本社に搬入され、運用が開始されました。「最初のテスト印刷から、期待以上に高画質なポスターが出力されて驚きました。動作音も小さく安心して作業できます」と宮下氏は話します。印刷速度や2段ロール給紙機構で用紙交換の負担が少ないことも評価しているとのこと。気になるコスト削減効果については、従来と比べて約10分の1の費用でポスター制作が可能になったそうです。
プリンターとともに注目したのが、ラミネート加工なしで最長6カ月の屋外掲示が可能な「キヤノン耐水ポスター合成紙」でした。「ロードサイド店舗の展開を強化している当社にとって、短納期・低コストで屋外掲示できるポスターが制作できるのは魅力的でした」と黒澤氏。実際にポスターを制作したところ、店舗のスタッフでもB1サイズのポスターをきれいに貼ることができたとのこと。
「かなりの大きさなので上手に貼れるか心配しましたが、貼る途中で皺ができても少し剥がして貼り直せたり、手で簡単に気泡を抜けたりと、思っていた以上に簡単に貼れました。これなら経験のない店舗のスタッフにも任せられます」

今後の展望出店告知やスタッフ募集などの業務にも活用予定

今後は、新規出店予定地に掲出する「近日オープン」や「オープニングスタッフ募集」といった掲示物など、幅広い用途での利用も考えているそうです。「こうした制作物は地味になりがちですが、特にロードサイド店舗では、前を通りすぎる人の目を引くのが重要です。これからは耐水メディアも活用すれば、JINSのブランドイメージに沿った掲示物で強くアピールできるはずです」と黒澤氏は話します。
2018年で設立30周年を迎えた株式会社ジンズ。今後はインショップに加え、期間限定のポップアップショップやロードサイド店舗の拡大にも注力する方針です。ジンズが目指す「あたらしい、あたりまえ」をお客さまに届けるためのプロモーションツールとして、「imagePROGRAF PRO-4000」と「キヤノン耐水ポスター合成紙」が貢献することでしょう。

株式会社ジンズ

事業内容:アイウエアブランド「JINS」の運営・アイウエアの企画、製造、輸入、販売
店舗数:504店舗(FCおよび海外店舗を含む/2018年7月末時点)

所在地:

東京本社:東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム30階
前橋本社:群馬県前橋市川原町2-26-4

※本記事は取材時(2018年7月)のものです



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