LUCIA EXインクは、従来のLUCIAインクと比べて最大約20%色再現域が拡大します。 ポスターの印象度が高まることに加えて、広色域が求められるデザイン出力や色校正など活用の幅が広がります。
大判プリンターiPF6400S
特長

色域がさらに広がった新顔料インク「LUCIA EX」
広い色再現性/広色域

高度な黒の表現力
黒の表現力・暗部の階調表現
写真の表現力を高める引き締まった黒

「LUCIA EX」インクは、写真の表現に特に重要な黒の品位を向上。黒の反射光に余分な色味が混じるのを防ぎ、くっきり引き締まった、深みのある黒を実現しました。また、深みと奥行きのある写真に求められる、暗部の階調性を向上。つぶれがちな写真の暗部もなめらかな階調を保持し、細部や微妙な濃淡をきちんと再現した、立体感のある描写を実現します。
高速プリント
A1サイズ コート紙、約1.1分

A1サイズ コート紙、約1.1分と、手軽に大判プリントが可能な高速印刷性と省コスト性に優れた「速い」モードをプリンタードライバーに搭載。高速印刷時に生じやすいスジやムラを低減※1する印刷プロセスの採用と、フォト系インクの消費を抑えた印刷により、「標準」モードに迫るプリント品位を保ちながら、高速化※2と省インク消費※3を実現しています。
- ※1 出力画像によっては、スジやムラが目立つことがあります。
- ※2 「標準」モードと比べて、プリントスピードで最大約2倍の高速化、インクコストで約10~20%低減を実現。
- ※3 高速化、インクコスト低減効果は、印刷条件により異なります。
ノズルミラー配置
色ムラの少ないプリント

フォトシアン、シアン、フォトマゼンタ、グレーをふたつのヘッドに対称配置することで、双方向印刷時の往路と復路でのインク吐出順をそろえました。これにより、色の重なり順の違いから生じる、微妙な色の差を低減。少ない印字パスでも、色ムラの少ない安定した出力を実現しました。
多様なメディア対応力&高耐候性
のぼりや電飾看板も自由自在

「LUCIA EX」顔料インクなら、ポスター用の光沢紙やコート紙以外にも、のぼり用ポンジクロス、電飾看板用バックライトフィルムなどさまざまなメディアにあざやかにプリント可能。また、プリントの美しさを長く保つ、高い耐候性を実現しています。
ポスター作成ツール標準添付
作成ソフトでかんたんに
デザイン性の高いテンプレートに写真やテキストを編集するだけで、かんたんに見栄えの良いポスターが作成できる「PosterArtist Lite」を標準添付。また、普段使い慣れたMicrosoft Office(Word、Excel、PowerPoint)で作成した文書や表を、かんたんに大判サイズプリントができるプラグインソフトも標準添付。大判プリンターを導入したその日から、専門的な知識や技術がなくても自在にポスターをつくることができます。
ポスター最適色
あざやかな色でプリント

プリンタードライバーの目的設定モードで「ポスター」を選べば、あざやかで目をひく色でポスターをプリントできます。
プルーフモード
文字、細線を高精細に再現
文字、細線を忠実に再現するために、プリンターのキャリッジキャリッジフレームの精度・剛性の向上、インク着弾位置を動的に補正する技術を搭載しました。また、極小文字や細線をシャープに再現するとともに、色ズレや色ムラの少ない印刷面など、プルーフに求められる高いレベルの要求に応える「プルーフモード※」を新たに設けました。
- ※ キャリッジ走査速度を抑制するため印刷時間は変わります。
カラーキャリブレーション&タイミング通知
安定した色再現を実現
高精度※なカラーキャリブレーション機能を標準搭載。プリンターの個体差や経時変化により生じうる色のばらつきを低減し、安定した色再現を実現。適切な実施タイミングを通知する親切設計に加えて、プリンター操作パネルのかんたん操作で、約10分の短時間ですべての用紙種、印刷モードの補正が完了します。
- ※ キャリブレーション精度:平均色差Δ E≦2.0

キャリブレーション管理ツール
複数台のプリンターを集中管理
キャリブレーション管理ツール (Color Calibration Management Console)がネットワーク上にあるプリンターを一括集中管理。各プリンター毎のキャリブレーション履歴や実施推奨タイミングなどステータスが一目で監視出来る他、カラーキャリブレーションの実行指示が行え、PC上で離れた拠点にある各プリンターを監視・管理が可能。管理者の作業負担を軽減します。

大容量インクタンク
ランニングコストを抑えるため大容量インクタンクを採用

標準サイズ(各色130ml)に加えて、大容量サイズ(各色300ml)のインクタンクを採用。各色の使用頻度に応じたタンク容量の選択が可能なことに加え、インク交換作業の負担を軽減します。
アカウンティング機能
印刷にかかったコストを集計でき、印刷のコスト管理が可能に

プリンターのジョブ履歴から、印刷したページ数や用紙の枚数、インクおよび用紙の使用量をステータスモニターで取得できます。インクや用紙の単価をあらかじめ設定しておくと、印刷にかかったコストを集計することができます。
ストップレスインクタンク交換
印刷を停止せずにインクタンクの交換が可能

サブインクタンクに常に一定量のインクを蓄えることにより、印刷を停止せずにインクタンクの交換が可能です。また、突然のインク切れでもサブタンクのインクだけで印刷可能。インクタンクの中身をあますことなく使い切ることができます。
Gigabit Ethernet
大容量データでも高速転送が可能

Gigabit EthernetとHi-Speed USBに標準対応。大容量データも高速転送が可能です。また、250GBの大容量ハードディスクを搭載。パソコンの解放もはやく、効率的に処理ができます。
250GB HDD搭載
ホストPCの開放を早くする
250GBの大容量ハードディスクが、長尺、複数枚数出力などの大容量ジョブからホストPCをすばやく解放。また、一度印刷したデータの保存ができるため、追加印刷、再印刷を、プリンター本体からだけでなく、ホストPCからも指示可能です。
環境への取り組み
エネルギーと資源を有効に活用
製品の開発から廃棄までの製品ライフサイクルで、さまざまな取り組みをしています。
エネルギー消費を効果的に抑える機能を備えた製品の開発・普及を目的としたプログラムである、国際エネルギースタープログラムの基準に適合しています。また、エネルギーの消費を効率的に抑える製品の開発・普及を目的とした、グリーン購入法やエコマークにも適合しています。
さらに、使用後のインクタンクの回収・リサイクルを行い、資源の有効活用を実現しています。

各社ソフトウエアRIP(PostScript)に対応
プロフェッショナルユースに対応

プルーフからデザイン、ポスター、サイン・ディスプレイまで、プロフェッショナルユースで必須のPostScriptアプリケーションやワークフローRIPに対応する、多様な大判プリントニーズに応えるソフトウエアに対応しています。
- ※ 対応予定ソフトウエアも含む。
クラウド連携による、図面データ共有でワークフローを効率化
ファイル出力・共有ソフト imagePROGRAF Direct Print & Share
imagePROGRAF Direct Print & Share(以下、DPS)は、建築・土木関連のワークフローを効率化するキヤノン独自のソリューション。DPSを使えばアプリケーション不要でファイルをそのまま印刷・共有することが可能。また、クラウドサービスとの連携により、ファイルを簡単にアップロード/ダウンロードし、施工会社や設計事務所、建設現場などの関係者間でファイルをタイムリーに共有し、ワークフローを改善、時間とコストの削減に貢献します。

- ①ファイルから直接出力・共有
- PDF、JPEG、TIFFなどの各ファイルを開くための専用アプリケーションを起動することなく、簡単に出力・共有が可能です。
- ②AutoCADファイルを直接出力・共有
- AutoCAD上のメニューから、直接ファイルを出力・共有することができます。
- ③スキャンデータを共有
- スキャンした図面などのデータを、クラウドサービスで共有できるScan to Cloud※に対応。
- ※大判コピーシステムセット M25/M40 MFP Trayのみ
- ④関係者とファイルを共有
- クラウドサービスを介してファイルを関係者間で共有することが可能です。建設現場などのモバイル環境でも最新の情報をチェックできます。
- ⑤クラウドサービスと連携
- クラウドサービスと連携し、DPS内での簡単な操作でファイルのアップロード/ダウンロードが可能です。