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DIOPTIC(ダイオプティック)回折光学素子

DIOPTIC社の回折光学素子は、フィゾー干渉計に直接取り付けて使用することができます。非球面波面を作り出すこと以外に、自由曲面、シリンダー、曲率の大きな球面などにも対応し、従来にない干渉計測の可能性を広げます。

商品一覧

DFNL(Diffractive Fizeau Null Lens):フィゾー干渉計対応 非球面形状測定用ヌルレンズ

DIOPTIC社の特許化されたDFNLを用いることで、フィゾー干渉計にてTS原器のような使い勝手で非球面計測を可能とします。外周にアライメント用のゾーンを備えることにより、レンズのアライメント操作を向上させ、作業時間短縮に貢献します。

CGHが原器と一体であるため、精度がばらつかない:原器一体型DFNL(DIOPTIC社) CGHが外付けとなり、原器とのアライメントが精度に影響する:一般的なCGH(他社方式)
  • CGH(Computer Generated Holograms):計算機合成ホログラム

DFNL活用事例

DFNLは複数のゾーンを設けることで、複数の波面を同時に作り出すことができます。天体望遠鏡向けの光学系のアライメント、組レンズの1μmを下回る精密アライメント等への応用が可能となります。

8つのゾーンを備えたDFNL 反射型望遠鏡向けアライメントへの応用 レンズ向けアライメントへの応用

DNL(Diffractive Null Lens):非球面形状測定用ヌルレンズ

TS原器とDNLを組み合わせることで、λ/10の面精度で曲率のきつい非球面レンズや自由曲面などより多くの波面に対応できます。作業効率を向上させるためにDNL専用の5軸アライメントアクセサリも用意しております。

DNL 5軸DNLアライメントアクセサリ 干渉計への取り付け例

DTS(Diffractive Transmission Sphere):透過型球面回折光学素子

TS原器として使用する自由度の高い設計が可能です。発散型や収束型などの球面波を効果的に作り出し、測定物とのキャビティを狭くすることで、外乱を大幅に低減した信頼性の高い測定を実現します。

DTS(発散型の例) Äpre社干渉計への取付け例

仕様

項目 仕様
評価面形状 凸面、凹面
測定面の最大径 220mm(凸面)、
8000mm(凹面)
f/# ±1.0 - ∞(DFNL)
±0.7 - ∞(DNL)
波面精度 λ/20(λ/40 with calibration)
波長 各種波長に対応(ご相談ください)
  • 本紙記載の仕様は、予告なく変更する場合があります。

DIOPTIC社 会社概要

DIOPTIC社は1999年に設立され、光学設計、回折光学素子・赤外線レンズ・光学検査機器の開発・製造・販売事業を展開しております。DIOPTIC社の特許化された回折光学素子Diffractive Fizeau Null Lensはフィゾー干渉計にてTS原器のような使い勝手で非球面計測を可能とします。

設立
1999年
本社所在地
Bergstr. 92 A, 69469 Weinheim, Baden-Württemberg, Germany
事業内容
光学設計、回折光学素子・赤外線レンズ・光学検査機器の開発・製造・販売

キヤノンマーケティングジャパン株式会社の目的

キヤノンMJは、長年の光学計測機器の輸入販売、技術・フィールドサポートによりニーズに応えてまいりました。従来の干渉計では困難であった非球面、自由曲面、シリンダー形状等の計測ニーズに応えることのできるDIOPTIC社の回折光学素子を販売します。今後も引き続き市場のニーズに応える商品ラインアップを拡充し、計測ソリューション事業を拡大していきます。

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