レーザードップラー速度計よくあるご質問

1.測定対象に関する質問

Q:どのようなものが測定に適した測定対象物ですか?
A:紙、段ボール、布、セラミック、塗布されたシート、鉄、銅箔、ゴム、建材(凹凸の少ない)やマーガリン、麺などの表面が測定可能です。
Q:測定できない物はどんな物ですか?
A:ガラスのような光を透過する物、黒色のシリコンのような光を吸収する物、鏡面のように光を完全に反射させる物、スポンジのような隙間の多い物、メッシュ状でレーザースポットが抜けるような物。レーザースポットが外れる細い線材。
Q:鏡面のローラーは測定できますか?
A:表面状態にもよりますが、光学ヘッドの照射角度を少し傾け直接光を逃がすと測定し易くなります。反射度合いが高いと測定深度が狭くなる事があります。測定が出来ない場合の対策はサージカルテープ等の拡散反射する物を巻くと測定できます。おすすめコンテンツの動画を参照下さい。
Q:フィルムなど透明体は測定できますか?
A:0.1mm厚のPETフィルムは測定実績があります。フィルムは厚みや表面処理の違いがあるため測定できるフィルムと出来ないフィルムがあります。ご購入前にサンプル評価をお勧めします。
Q:ゴム製品は測長できますか?
A:測長できます。伸縮するゴムは伸びている部分を測定した場合、測定結果は長くなります。逆に縮んだ部分を測定すれば測定結果は短くなります。測定後に伸縮するため、ゴムのような伸縮する素材は測定時のテンションに配慮していただく必要があります。
Q:糸は測長できますか?
A:径1mm程度以上の糸であれば条件が整えば測定が可能です。条件は①糸のブレによりレーザスポットから外れない。②測定深度から外れない程度のテンションがある。③光を反射する糸。釣糸のような光を透過しやすい糸は測定出来ません。
Q:油が付着する鋼板の測定はできますか?
A:油の付着状態により測定できない場合があります。光学センサーに油分の侵入を防ぐため、別売のS-100Z専用カバーBB-311ご使用下さい。S-150Z/200用カバーはございません。
Q:水が付いた表面は測定できますか?
A:水が付いた状態に影響されます。所々でエラーが発生する可能性があるため、測長には適していません。速度測定の場合は途切れ途切れの速度表示になります。
Q:透明パイプの中を流れる粒子は測定できますか?
A:実績はありません。
Q:異なる材質が送られる場合の測定はできますか?
A:短時間で反射光量が大きく違う表面を測定する場合はエラーになる事があります。例えば、黒い被覆のチューブに銀ラップが巻かれた面が交互に送られるような測定の場合です。
Q:向かってくる自動車やボールの速度は測定できますか?
A:できません。測定対象が光学センサーに対し垂直方向の速度を測定します。
Q:通過する自動車の速度の測定はできますか?
A:測定距離を一定に保つことが困難のため速度測定に適していません。
Q:測定面に専用のターゲット(反射板)を貼りつける必要がありますか?
A:ターゲットは不要です。
Q:紙の色やインクの色に影響を受けますか?
A:紙の色に影響はありません。また、一般的な写真、雑誌などの印刷物は測定できます。
Q:ダスト、ヒューム、スモークは測定に影響はありますか?
A:レーザー光の照射を妨げる状態では測定できません。
Q:測定物毎に光学センサーの設定を変える必要がありますか?
A:光学センサーと測定対象物との距離が変わる場合は光学センサーの位置を調整する必要がります。
Q:どのような反射があれば測定できますか?
A:20%以上の均一した拡散反射光です。20%以下では測定深度が狭くなる事がありますが、殆どの場合は測定できます。

2.測定精度に関する質問

Q:測定面が凹凸しています。影響があります?
A:凹凸の具合に依存します。急激な変動ではエラーになる場合があります。
Q:凹凸がある測定面の測定再現性はどうですか?
A:仕様の再現性0.02%は弊社測定環境条件下の場合です。弊社では紙のような材料を用いています。凹凸がある場合は測定深度が変わるため、再現性は0.02%より悪くなります。
Q:ローラーの外周面の測定はどうすれば良いですか?
A:光学センサーの取付角度を振ってみて、最も速い速度測定値の時が光学センサーが外周面に垂直になっている状態です。光学センサーが斜めに設置された場合は角度ズレ分の誤差が影響し速度が遅く計測されます。おすすめコンテンツの動画を参照ください。
Q:測長用途で使用する場合、評価上の注意点をお教え下さい。
A:レーザードップラー速度計の測定結果と実測値を比較して下さい。若しくは予め長さが分かっている物を測定して下さい。測定値の差が測定誤差+光学センサーの取付誤差になります。何回か測定しバラつきも確認下さい。
Q:外乱光の影響はあるか?
A:通常の屋内環境(蛍光灯など)では影響ありません。光干渉が起こらないような外乱光でない限り測定できます。
Q:太陽光の影響はありますか?
A:影響はありません。

3.測定原理とは?

Q:どうしてドップラーと言うのですか?
A:光学センサーから2つのレーザーが照射されます。測定対象物が動いている場合に進行方向に向かう側から照射されるレーザは測定対象の速度分速く、進行方向に逆らう方向から照射されるレーザは測定対象の速度分遅い光の周波数になります。この下線部の現象をドップラー効果と言います。周波数の違う光が交わって光の干渉現象が発生します。
Q:2つ光が交わったレーザースポットのサイズ?
A:S-100Zの場合は0.1mmx2.4mmの細長いレーザースポットです。
Q:レーザースポットはどうなっているの?その後の処理は?
A:2.5μmピッチの干渉縞ができています。このピッチはキヤノン独自のアフォーカル光学系により固定です。測定対象物の移動と比例して干渉縞も移動するためこの移動量から速度、長さが分かります。干渉縞の情報は光学ヘッドの集光レンズを通しフォトダイオードで電気信号へ変換されます。

4.その他

Q:メンテナンス期間、費用はどのくらいですか?
A:レンズ面は柔らかい布で軽い力で清掃下さい。LD劣化した場合はLD交換ができます。詳細は販売店に確認下さい。
Q:校正は何年で受けますか?
A:年一回をお勧めします。
Q:レーザーの寿命はどのくらいですか?
A:保証は1年です。お客様の多くは4~5年ご使用頂いています。10年以上使用されている実績もあります。
Q:レーザが劣化した場合どうなりますか?
A:レーザー出力は、自動ゲイン調整回路によって一定に保たれるようになっています。従ってレーザー劣化によって、出力が低下することはありません。ただし、寿命が近づくと、レーザーに流す電流が急激に大きななります。その場合、エラーとなります。
Q:法規制は対応していますか?
A:各国の法規制に対応しています。日本(電安法、VCI)、EU/EFTA(LVD、EMC指令、RoHS、REACH)、USA(UL、FCC)、韓国(KCC)、中国(電子応報製品汚染制御管理弁法、中国表示要求)
Q:レーザークラスはいくつですか?
A:クラス2です。ゴーグルなど特別な予防策を取る必要はありません。
Q:レンタル機はありますか?
A:東洋ケミカルズ株式会社様でお取扱いがあります。
Q:切断機での使用事例はありますか?
A:あります。ナスコ株式会社様へお問い合わせください。

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