AEDの基礎知識

AED(自動体外式除細動器)とは何か?簡単にご紹介

AED(自動体外式除細動器)とは何か

AED(自動体外式除細動器:英語表記「Automated External Defibrillator」の略)とは、心停止状態の傷病者に電気ショックを与え、蘇生させる医療機器です。機器が自動的に心電図解析を行い、電気ショックの必要有無を判断しますので、一般市民(非医療従事者)でも救急救命時に使用できます。医療機関だけでなく、大学などの学校、交通機関、高齢者施設、マラソンなどのスポーツイベント等さまざまな場所に設置されています。

AEDは心室細動を止める医療機器

心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を持っています。正常な心臓は規則正しいリズムで収縮が繰り返されています。しかし、なんらかの原因で心臓が正常に機能しなくなってしまうと、心臓の心室という部分が不規則にけいれんする心室細動という状態が起き、心臓のポンプ機能が失われてしまいます。この心室細動を電気ショックによって取り除く機器がAEDなのです。

心室細動に電気ショック(除細動)をして、通常の心臓へ

救急救命時の市民による胸骨圧迫と電気ショックの重要性

AEDの使い方イメージ

心停止になった場合、救命率は1分ごとに約10%低下すると言われています。傷病者を発見し、119番通報してから救急隊が到着するまで平均8.6分かかると言われており、救急隊の到着をただ待っているだけでは間に合いません。消防白書によると、救急隊が到着するまで何もしなかった場合の1か月後の生存率はわずか9.0%です。しかし、市民による心臓マッサージ(胸骨圧迫)が実施された場合の生存率は、17.5%にまで高まり、さらに心臓マッサージ(胸骨圧迫)に加えてAEDによる電気ショックを実施した場合の生存率は55.9%にも上ります。ここからもわかるように救急隊が到着する前に一般市民による一刻も早い心臓マッサージ(胸骨圧迫)と電気ショックが必要なのです。

心停止からの時間経過と生存率

一般市民:傷病者発見 反応確認 119通報 約2分、何もしない場合は1分毎に救命率が7~10%減少、脳機能損失 3~5分 救急隊:救急車到着 全国平均8.6分、心肺蘇生した場合は救命率が3~4%減少にとどまる、処置開始 実質経過 10~13分、病院到着 全国平均39.3分 医者
1ヶ月後の生存率 胸骨圧迫に加えAEDを使用した場合:55.9% 胸骨圧迫を実施した場合:17.5% 救急隊到着まで何もしなかった場合:9.0%
  • 参考:AHA心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000
    総務省消防庁「令和元年版救急・救助の現況」

「心臓突然死」からお客様を守りたい

総務省消防庁のデータによりますと、日本では年間約7万9千人の方が心原性の心停止で倒れており、そのうち一般市民に目撃された心停止の症例は、年間およそ2万6千件あります。しかし、その中でAEDが使用されたのは、わずか1,200件程度にすぎません。

心原性による心停止:7万9千人 一般市民に目撃された心停止の症例:2万6千人 AEDを実施した件数:1,254人 総務省消防庁「令和元年版 救急・救助の現況」

キヤノンマーケティングジャパングループでは、「AED」と「心肺蘇生」の普及活動を行う事により、お客様をはじめとするステークホルダーの皆様を「心臓突然死」から救いたいと考えております。そんな思いから2009年よりAEDの販売を開始し、現在では4つのメーカーの製品を取り揃え、設置場所、施設、使用環境に合わせた最適な機器のご提案をしております。また、心肺蘇生法やAEDの使い方を説明できるインストラクターをグループ全体で約500名育成し、全国で心肺蘇生講習やセミナーを通じて、一般市民による一次救命の普及に取り組んでいます。
今後も、キヤノンマーケティングジャパングループでは「AED」と「心肺蘇生」の普及活動を通じ、広く地域・社会に貢献していきます。

AED選びのポイント

失敗しないAED選びのポイント

AEDってどれも同じだと思っていませんか?

設置場所や利用シーンに応じて選び方は変わってきます。

マルチベンダーだからこそわかるAED選びのポイントをご紹介します。

お客様のニーズに合わせて、さまざまなメーカーのAEDから最適な製品を

AEDの購入をご検討中のお客さまへ

関連コンテンツ