ニュースリリース


2003年12月16日

キヤノンが医療用X線デジタル撮影装置のラインアップを強化
○ポータブルタイプで業界最大の有効撮影範囲を実現した“CXDI-50G”
○超高感度センサーを搭載した高品位モデル“CXDI-40C”



キヤノンは、医療用X線デジタル撮影装置の新製品として、カセッテタイプとして業界最大※1の有効撮影範囲を実現した“キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-50G”と、新開発の高感度センサーにより撮影線量を大幅に低減した “キヤノン デジタルラジオグラフィ CXDI-40C”を本日より発売します。


デジタルラジオグラフィ CXDI-50G
デジタルラジオグラフィ CXDI-50G

デジタルラジオグラフィ CXDI-50G 検診パッケージ ‥‥‥‥‥‥価格(税別) 2,300万円 (2003年12月16日)
デジタルラジオグラフィ CXDI-50G クリニックパッケージ ‥‥‥‥‥‥価格(税別) 1,750万円 (2003年12月16日)
デジタルラジオグラフィ CXDI-40C 立位タイプ ‥‥‥‥‥‥価格(税別) 4,400万円 (2003年12月16日)
デジタルラジオグラフィ CXDI-40C 臥位タイプ ‥‥‥‥‥‥価格(税別) 5,100万円 (2003年12月16日)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 医画像営業部

TEL 03-3740-3410 (直通)





新製品“CXDI-50G”は、35cm×43cmという業界最大※1の有効撮影範囲を備えながら、重さわずか4.8kg、厚さ約23mmの軽量・薄型を実現したカセッテタイプのX線デジタル撮影装置です。優れた可搬性により従来のアナログフィルムカセッテと同様の取り扱いができるため、患者をX線撮影室に移動させることなく、ベッドサイドや手術室であらゆる角度から撮影することが可能です。また、撮影画像を約3秒でオペレーションパネルに表示できるほか、X線フィルムやプレートの交換作業ならびに搬送プロセスが不要なため、撮影時間の短縮化と診断の効率化を実現します。

新製品“CXDI-40C”は、「CXDI-40G」(2003年4月発売)の姉妹機で、新開発の超高感度大型平面センサーを搭載することで、患者への被曝線量を従来機種の約半分※2に低減するとともに、43cm×43cmという有効画像サイズを備えた高品位モデルです。

※1 2003年12月12日現在。フラットパネルディテクタ型X線デジタル撮影装置のカセッテタイプにおいて。
※2 立位撮影用「CXDI-11」(1998年12月発売)および、臥位撮影用「CXDI-22」(2000年8月発売)と比較した場合。

【市場動向と開発の背景】

画像処理や通信などのデジタル技術が急激な進歩を遂げる中、正確で迅速な処置が求められる医療機関においては、患者の医療データを効率よく一元管理できる電子カルテや、ネットワークを介した遠隔診断システムの導入など、様々な分野においてデジタル化が進んでいます。キヤノンはこうした市場動向にいち早く対応し、1998年以来、高性能デジタルX線撮影装置を開発し、販売してきました。

キヤノンは、診断画像の迅速な撮影と表示が可能なデジタルX線撮影装置のラインアップとして、43cm×43cmの有効撮影範囲と720万画素の高解像度を備えた「CXDI-40G」(2003年4月発売)、画素ピッチ100マイクロメートル(μm)で解像力に優れたカセッテタイプ「CXDI-31」(2001年9月発売)の2機種を用意し、用途に合わせた選択に対応しています。
新製品“CXDI-50G”は、「CXDI-31」の約2倍となる35cm×43cmの有効撮影範囲を備えることで、四肢や胸部・腹部といった部位の撮影もカバーできるカセッテタイプのX線デジタル撮影装置です。
一方“CXDI-40C”は、X線撮影の撮影線量を低減するために開発されたモデルで、「CXDI-40G」の優れた基本性能を継承しつつ、新たに開発された高感度センサーを搭載することで、少ない撮影線量で高精細診断画像を描写することが可能です。
今回のラインアップ拡充により、キヤノンはデジタルX線撮影装置市場におけるリードをより確実なものにして行きます。




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