ニュースリリース


発表日 2004年3月29日

キヤノンサロン S
石元泰博写真展『街かど -シカゴ、渋谷-』開催のご案内



キヤノン販売株式会社(社長:村瀬治男)はキヤノンサロン Sにおいて、4月27日より石元泰博写真展『街かど -シカゴ、渋谷-』を開催します。



この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 キヤノンサロン S

TEL:03-6719-9021



■期間

2004年4月27日(火)~7月3日(土)
10時~17時30分 [休館:日曜日・祝日]  入場無料

■会場

キヤノン S タワー 1階 キヤノンサロン S

■ご案内

写真家 石元泰博氏の作品展。
石元氏は1921年サンフランシスコ生まれ。幼少期の15年間を郷里の高知で過ごした後、39年に単身渡米。多感な時期を日米両国で過ごす過程で、自己のアイデンティティーを確立すべく、本質を捉える洞察力を身につけることとなりました。
今回の作品展は、優れた造形感覚のもとに撮影された都市シカゴと、雑踏の中で移ろいゆく人々を写しとった渋谷を対比することで、時代の空気、社会の変容を掴み取ろうする氏のメッセージを伝えています。さらに「桂離宮」(特別展示、キヤノンフォトコレクションより)も併せて展示し、戦後から現代まで、変わらぬ氏のまなざしを追体験できる有意義な作品展となっています。

■展示概要

石元氏がみずから制作したオリジナルプリント「シカゴ 1958-61、1982」30点、「渋谷 2002-03」40余点、さらに、特別展示として「桂離宮 1953-54、1981-82」15点を展示。
なお「シカゴ 1958-61、1982」、「桂離宮 1953-54、1981-82」はキヤノンフォトコレクションとして収蔵された作品です。すべてモノクロ写真。

・キヤノンフォトコレクション:
キヤノンでは写真文化の発展を願い、日本の著名な写真家の協力を得て、1994年よりオリジナルプリントのコレクションを継続しています。今後も、優れた作品の収蔵と展示に努めて参ります。


■石元泰博氏プロフィール

石元泰博(いしもと やすひろ)
1921年サンフランシスコに生まれる。1924年に両親と共に郷里高知県に戻り、39年に高知県立農業高校を卒業するまで高知で過ごす。1939年単身で渡米し、1948年から52年までシカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス、のちのイリノイ工科大学)写真科に学ぶ。1953年日本に戻り、1958年から61年まで再びシカゴに滞在。1969年日本国籍取得。1996年平成八年度文化功労者。現在、東京在住。

1955年   「The Family of Man」ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
1974年   「New Japanese Photography」ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
1990年   個展「石元泰博写真展 その感性と視覚」有楽町アート・フォーラム(東京)
1991年   「日本写真の転換 1960年代の表現」東京都写真美術館(東京)
1994年   個展「石元泰博:桂と近作」アルル国際写真フェスティバル(アルル)
1995年   「東京国立近代美術館と写真1953-1995」東京国立近代美術館(東京)
1996年   個展「石元泰博展:現在の記憶」東京国立近代美術館フィルムセンター(東京)
「When Harry Met Aaron: Chicago Photography 1946-1971」
コロンビア・カレッジ現代写真美術館(シカゴ)
1998年   個展「石元泰博展 シカゴ、東京」東京都写真美術館(東京)
1999年   個展「Yasuhiro Ishimoto: A Tale of Two Cities」シカゴ美術館(シカゴ)
個展「石元泰博写真展 伝真言院曼荼羅」国立国際美術館(吹田)
「The World and the Ephemeral」アルル国際写真フェスティバル(アルル)
2000年   個展「Yasuhiro Ishimoto: Photographs 1950-1995」イマジェリー(ラニオン)
2000-01年   個展「Yasuhiro Ishimoto Photographs: Traces of Memory」
クリーブランド美術館(クリーブランド)
2001年   個展「石元泰博:1946-2001」高知県立美術館(高知)
 

パブリックコレクション
東京国立近代美術館、東京都写真美術館、日本大学、東京工芸大学、ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ヒューストン美術館 他

このページのトップへ
戻る