ニュースリリース
2004年9月29日

新画像処理チップを搭載した高速複合機2機種を発売
毎分105枚の "iR105i" と同85枚の "iR8570N"



キヤノンは、印刷業や複写業、官庁・大企業の集中コピー室などを主な対象として、新画像処理チップ「新iRコントローラ」を搭載したPOD(プリント・オン・デマンド)用高速複合機2機種を11月9日から発売します。

imageRUNNER iR105i
imageRUNNER iR105i
オプションのインサーター・B1、トリマー・A1など装着時。
imageRUNNER iR8570N
imageRUNNER iR8570N
オプションのサドルフィニッシャー・K3など装着時。

キヤノン imageRUNNER iR105i‥‥価格(税別) 700万円 (発売日:2004年11月9日)
キヤノン imageRUNNER iR8570N‥‥価格(税別) 400万円 (発売日:2004年11月9日)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノンお客様相談センター
TEL 050-555-90052
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL043-211-9626にお問い合わせ下さい。



新製品 "imageRUNNER iR105i" および "imageRUNNER iR8570N" はそれぞれ、高生産・高画質・高耐久が好評の「iR105」、「iR8500」(いずれも2001年発売)の後継機種で、バージョンアップした高性能画像処理チップ「新iRコントローラ」や、新開発の高速プリント言語「LIPS LX」を搭載することで、画像処理能力を大幅に向上しました。また、従来のシンプルなコピー操作画面に加えて、高度で複雑なコピー設定や操作を短時間で行うための「クイック画面」を用意するなど、専任オペレーターにも配慮した、優れた操作性を備えています。さらに、独自の機能拡張プラットフォーム「MEAP」の搭載により、業務や業態に合わせたカスタマイズが行えるため、柔軟なシステム拡張が可能です。
基本機能としては、2,400dpi相当×600dpi(プリント時)の高解像度と、 "iR105i" は毎分105枚、 "iR8570N" は同85枚(いずれもA4)の高速出力を備えるほか、感度と硬度に優れたアモルファスシリコン感光ドラムの搭載により、大量印刷に求められる耐久性と安定性を実現しています。また、トリマーやインサーター、大容量給紙ユニットといった、多彩なオプションを用意しており、プロ用モデルとして多様なフィニッシングにも対応しています。 このほか、オフィス用複合機で好評の各種セキュリティー機能やネットワーク配信機能、マルチインターフェースなど、充実した機能を備えています。


 Multifunctional Embedded Application Platformの略です。

【高速デジタル複合機の市場動向】

高速デジタル複合機(出力スピードが毎分70枚以上)の2003年の市場規模は、世界市場で約85万3千台、国内市場で約1万1千台でした。2004年においては、軽印刷業や複写業など印刷業界のデジタル化の進展に伴い、世界市場では前年比約4%増の約88万7千台、国内市場では同約4%増の約1万2千台と予想されています。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

軽印刷業や複写業において、改訂期間が短く需要予測が困難なパンフレットや、ワン・トゥ・ワン・マーケティングのための顧客別カタログなど、少量多品種の印刷物制作ツールとして、高速デジタル複合機を用いたPOD(プリント・オン・デマンド)が広く普及しつつあります。また、一般のオフィスや官庁においても、各フロアで発生する大量プリントを集中的に処理する部門を設置したり、会議資料や簡易マニュアルなどを内製化することにより、TCO(Total Cost of Ownership)の削減を図っており、PODがますます注目されています。
リソース共有、編集の容易性、データベース化といった、デジタル印刷ワークフローの利便性が市場で広く認知される中で、複合機は、さらなる高生産、高画質、高耐久はもちろん、効率的な操作性や柔軟なシステム拡張性が求められています。

新製品 "imageRUNNER iR105i/iR8570N" は、これらの要望に幅広く応えるために開発されたもので、エンジンの高速・高画質・高耐久を実現した従来機種「iR105/iR8500」(2001年発売)の基本性能をベースに、画像処理のさらなる高速化、専任オペレーターにも配慮した操作性、柔軟なシステム連携を実現したモデルです。

このページのトップへ
戻る