ニュースリリース

2005年9月15日

先進の高精細デジタルハイビジョン撮影を可能にしたHDビデオカメラ
"キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1" を発売



キヤノンは、高精細なデジタルハイビジョン撮影が可能なHDV規格対応のHDビデオカメラ "キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1" を11月下旬より発売します。

※ 2003年9月に、シャープ株式会社、ソニー株式会社、日本ビクター株式会社、キヤノン株式会社の4社によって策定。


キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1
キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1 
(HDビデオレンズ 20×ズーム XL 5.4-108mm L IS Ⅱ装着時)

キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1
HD20倍ズームレンズキット
‥‥価格(税別) 100万円 (発売日:2005年11月下旬)

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この件に関するお問い合わせ先

キヤノンお客様相談センター
TEL 050-555-90004
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9394にお問い合わせください。



新製品 "キヤノン HDビデオカメラレコーダー XL H1" は、1998年2月の発売以来高い評価を得ている、レンズ交換が可能なデジタルビデオカメラ「XL」シリーズの最新モデルです。
「XL」シリーズの優れたトータルデザインや先進性を継承しながら、高画質なデジタルハイビジョン撮影を可能にすることにより、ハイグレードな映像が要求されるプロのニーズにも応える高性能なビデオカメラに仕上げました。

"XL H1" は、卓越した解像感を誇る1/3型・総画素数約167万画素3CCD※1の搭載と、ともに新開発の映像エンジン「DIGIC DVⅡ」とHDコーデックLSIの採用により、ミニDVテープに高精細なハイビジョン映像をHDV規格(1080i方式)で記録・再生することを可能にしました。

また、付属のレンズとして、20倍ズームの "HDビデオレンズ 20×ズーム XL 5.4-108mm L IS Ⅱ" を新たに開発しました。蛍石レンズ、高屈折率ガラス、非球面レンズの採用により諸収差を良好に補正するとともに、全面マルチコーティングやゴーストを低減する新開発の「SRコート」、光学式手ブレ補正機能などにより、ハイビジョン画質に対応する優れた描写性能を備えています。さらに "XL H1" は、キヤノン独自の「XLマウント」の採用により、標準画質のSD撮影時には、従来の「XL」シリーズ専用の交換レンズのほか、「EOS」シリーズ用の豊富なEFレンズ群※2にも対応でき、撮影目的や用途に応じて最適なレンズを選択することが可能です。

そのほか、 "XL H1" は、HDV規格対応のビデオカメラとして初めて※3HD-SDI出力端子を備えており、撮影したハイビジョン映像を非圧縮で外部機器に出力できます。加えて、複数のカメラやレコーダーで記録した素材を編集時にシンクロするためのタイムコード入出力端子や、素材を切り換える際の画面の乱れを防ぐGENLOCK入力端子を備えるなど、業務用カメラとしての機能を充実させています。また、フィルムカメラと同じ毎秒24フレームのフレームモード撮影(24F)への対応や、ガンマやカラーマトリクスなど23種類の項目を細かく設定できる画質調整機能、「XL」シリーズ初のカード静止画撮影機能など、先進の機能を数多く搭載しています。

※1 有効画素数 HDVモード/SDワイド(16:9)モード:約156万画素、SD標準(4:3)モ-ド:約117万画素
※2 EF アダプターXL(オプション)が必要となります。EF-Sレンズは使用できません。
※3 2005年9月8日現在。

【デジタルビデオカメラの市場動向】

2004年のビデオカメラ全体の世界市場規模は、対前年比約5%増の1,510万台であったと推定されます。
そのなかでも、ミニDV方式のデジタルビデオカメラは対前年比約10%増の990万台であり、2005年も対前年比約9%増の1,080万台と、順調な拡大が見込まれています。
一方、一足早くデジタル化が進行した国内においては、2005年ビデオカメラ市場予測160万台のほぼ全数をデジタル機種が占め、引き続き安定した市場を形成すると推定されます。そのなかで、HDV方式のデジタルビデオカメラは、約12万台の市場になると予想されます。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

2000年12月に開始されたデジタルハイビジョン放送への対応や、地上デジタルテレビ放送の対象地域拡大にともない、映像コンテンツのデジタル化・ハイビジョン化が急速に進んでいます。同時にハイビジョン対応の薄型テレビ市場も急速に拡大しており、今後ますますハイビジョン映像に対するニーズが高まっていくことが予想されます。
一方、ミニDVテープにハイビジョン映像が記録できるHDV規格は、その機動性や業務用カメラに匹敵する高精細な画質から、民生用だけでなく放送業界や映像制作の現場で注目されつつあり、業務用機器とのインターフェースを備えた高性能・高機能なHDビデオカメラを望む声が増加しています。
今回発売する "XL H1" は、このような市場の要望を捉えて開発されたHDビデオカメラです。HDV規格(1080i方式)とDV規格の両規格に対応し、高精細なハイビジョン映像の記録・再生を可能にしたほか、レンズ交換方式の採用や、充実した画質設定機能など、放送業界や映像制作で求められる数多くの先進的な機能と拡張性を民生機クラスの本体に備えています。

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