ニュースリリース

2007年7月27日

写真展開催のご案内
榎並悦子写真展「おわら風の盆 -宙(そら)ヲ舞う 風の旋律-」



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー1階キヤノンギャラリー Sにおいて、8月23日より榎並悦子写真展「おわら風の盆 -宙(そら)ヲ舞う 風の旋律-」を開催します。

(C)榎並悦子
©榎並悦子

この件に関するお問い合わせ先

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンギャラリー S
TEL 03-6719-9021



■概要

開催期間2007年8月23日(木)~9月25日(火)
開館時間10時~17時30分
休館日日曜日・祝日
会場キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S
アクセスJR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
入場料無料

■ご案内

写真家の榎並悦子氏は、富山県南部の八尾町で毎年9月1日から3日にかけて行なわれる民謡行事 「おわら風の盆」を長年にわたって取材しています。このほど開催する写真展では、この行事の情景を活写した作品を、大判プリントを中心に約80点展示します。

おわら風の盆は五穀豊穣(ほうじょう)を願い、同地で歌い継がれている民謡「越中おわら節」に合わせて、浴衣を優雅に着こなした女性が上品に舞い、法被姿の男性が力強い踊りを披露する行事です。三味線、胡弓(こきゅう)、太鼓の悲しげな調べと唄が一体となったお囃子(はやし)が夜の町を包み、無数に並んだぼんぼりが編みがさを目深にかぶった踊り手たちを照らし出します。

展示会場では、この幻想的な雰囲気を再現するために、夜の街角を設けました。虫の音とろうそくの灯に誘われて路地を曲がると、哀愁を帯びた旋律とともにプロジェクターによるおわら踊りの映像と、情緒豊かな写真の数々が現れます。会場内の随所には八尾町の石灯ろうをイメージしたあんどんを配置し、臨場感あふれる「風の盆」の世界を楽しむことができます。
なお、展示する写真はキヤノンの大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」で出力します。



■講演会のご案内

本展の出品者である写真家・榎並悦子氏が、おわら風の盆の魅力や祭りへの自身の思い入れなどを、展示作品のスライドを交えて語ります。八尾町在住の胡弓奏者・若林美智子さんをゲストに迎え、胡弓の音色や表現についてのトーク、若林さんによる胡弓の生演奏も行なう予定です。

日時2007年8月25日(土) 13時~15時
会場キヤノン S タワー 3階 キヤノンホール S
申込方法榎並悦子写真展「おわら風の盆 -宙(そら)ヲ舞う 風の旋律-」ホームページにて
申し込みを受け付けています。
定員300名(先着順)

■榎並氏メッセージ

毎年9月1日から3日にかけて越中八尾町(富山県)で行われる「おわら風の盆」は、叙情あふれる踊りと独特の哀調を帯びたおわら節で昔も今も多くの人々を魅了し続けています。立春から数えて二百十日にあたる日は昔から台風の厄日とされてきました。おわら風の盆はこの時期に風災害が起こらないように祈り、五穀豊穣を願うための行事として300年ものあいだ受け継がれてきました。山あいの小さな町並みに数千のぼんぼりが立ち並び、坂の町を舞台に、目深に編み笠を被った男女の踊りと三味線、胡弓、太鼓の音色に合わせた唄や囃しが繰り拡げられます。 八尾町の雰囲気を味わっていただけるよう展示にも趣向を凝らしました。榎並悦子が写真で奏でる「おわら風の盆」の世界をお楽しみいただければ幸いです。

■プロフィール

榎並悦子(えなみ えつこ)
京都市生まれ。学生の頃より写真家・岩宮武二、高田誠三両氏に師事。
大学卒業後、岩宮武二写真事務所を経てフリーに。国内外を問わず旅することが大好きで「一期一会」の出会いを大切に、人物や自然、風習、高齢化問題など幅広いフィールドをしなやかな視線でとらえ続けている。写真展に盲老人ホームの日常をとらえた「都わすれ」や東京の下町を撮った「裏から廻って三軒目」、高齢化率日本一の町を取材した「日本一の長寿郷」、パリの街角をモノクロでとらえた「Paris-刻の面影-」など多数開催。アメリカに暮らす小人症の人々を取材した写真集「Little People」で第37回講談社出版文化賞受賞。(社)日本写真家協会会員、(社)日本写真協会会員。

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