ニュースリリース

2009年6月25日

被検者への負荷軽減と検査の効率化を両立した無散瞳型デジタル眼底カメラ
従来の約1/4のフラッシュ光量で高画質な眼底撮影が行える“CR-1 Mark II”


キヤノンは、散瞳剤を使用しない無散瞳型デジタル眼底カメラの新製品として、従来システムの約1/4のフラッシュ光量で高画質な眼底撮影が行える“CR-1 Mark II”を6月26日より発売します。

  • 従来機種「CR-1」(「EOS 40D」との組み合わせ)との比較。低光量モードでの比較は、「CR-1」の低光量モードと“CR-1 Mark II”の低光量モード2を比較したもの。
デジタル眼底カメラ CR-1 Mark II
デジタル眼底カメラ CR-1 Mark II
別売の「EOS 50D」と「外部固視灯
EL-1」装着時
使用イメージ
使用イメージ
  • キヤノン デジタル眼底カメラ CR-1 Mark II
    価格(税別)298万円 (発売日:2009年6月26日)
この件に関するお問い合わせ先
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
医療機器営業本部 医療機器販売推進課
TEL:03-3740-3354(直通)

眼底は、全身の中で唯一、直接血管を見ることができる部位です。眼底カメラによる撮影は、緑内障などの眼科疾患をはじめ、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の早期発見に貢献しています。また、医療機関からはより短時間で多くの被検者の撮影が行える高いスループット能力と高画質の両立が強く求められるとともに、被検者からはフラッシュ発光時の不快感の軽減が望まれています。

新製品“CR-1 Mark II”は、有効画素数約1510万画素のデジタル一眼レフカメラ「EOS 50D」(別売)と組み合わせて使用する眼底カメラです。高度なノイズ低減技術により、従来システムに比べ、低光量モードで約1/4という少ないフラッシュ光量での高画質な撮影を実現しました。これにより、撮影時のまぶしさが低減され、被検者にとって不快感の少ない撮影が可能となります。また、瞳孔の収縮が抑えられるため、左右の眼の連続撮影や再撮影をする場合に、従来よりも短時間で検査を実施することができます。さらに、付属のコントロールソフトウエアに、撮影後すぐに画像の拡大や明るさ調整などができるビューイング機能を新たに追加しており、効率的な眼底撮影検査が可能です。

なお、同製品は、6月26日から28日まで東京国際フォーラムで開催される「第48回日本白内障学会に出展されます。

  • 従来機種「CR-1」(「EOS 40D」との組み合わせ)との比較。低光量モードでの比較は、「CR-1」の低光量モードと“CR-1 Mark II”の低光量モード2を比較したもの。

【市場動向と開発の背景】

画像処理や通信などデジタル技術が急激な進歩を遂げる中、正確で迅速な処置が求められる医療機関においては、患者の医療データを効率良く一元管理できる電子カルテや、ネットワークを介した遠隔診断システムの導入など、さまざまな分野においてデジタル化が進んでいます。眼底カメラもデジタル化が進展しており、医療機関からはデジタルならではの利便性と高画質の両立が強く求められています。
新製品“CR-1 Mark II”は、「被検者にやさしい眼底カメラ」をコンセプトに開発した無散瞳型デジタル眼底カメラで、デジタル一眼レフカメラのノイズ低減技術により、従来よりも少ないフラッシュ光量で高画質な眼底撮影が可能です。
キヤノンは、独自のイメージング技術を活用した医療診断機器と、これらの製品を核とするソリューションを市場に提供することで、診断業務の円滑な遂行とそれに伴う各種疾患の早期発見に貢献していきたいと考えています。

【眼底検査の目的】

眼底とは、目の奥の網膜や血管などがある部位のことで、全身の中で、唯一、直接血管を見ることができます。眼底カメラは、眼底血管の走行状態や出血の有無、網膜の状態など眼底画像の記録に広く用いられ、多岐にわたる眼科疾患の診断に役立っています。
また、眼底の診察結果から全身の血管の状態を推測し、高血圧や動脈硬化の進行、糖尿病などの全身疾患を発見する手がかりを得ることができるため、生活習慣病健診にも眼底カメラは活躍しています。

先進諸国での失明原因の上位は、加齢性黄斑変性、緑内障、糖尿病性網膜症です。加齢性黄斑変性、緑内障は、加齢とともに発症の可能性が高くなります。今後、老齢人口が急増する中で、これらの疾病の早期発見のために眼底カメラが活躍する機会はさらに増えるものと予想されます。
また、糖尿病患者も年々増加する傾向にあり、国内だけで糖尿病が疑われる人の推計は740万人(出典:平成14年厚生労働省発表資料)を超えており、糖尿病の合併症の一つである網膜症の検査において、眼底カメラがますます注目されています。

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