ニュースリリース

2010年9月28日

CAD図面やポスターなどの大量印刷時の利便性を強化
大判プリンター“imagePROGRAF iPF825”など2機種を発売


キヤノンは、大判カラーインクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、CAD/GIS(地理情報システム)図面や、ポスターの大量印刷時の生産性と利便性を備えた“iPF825/iPF815”の2機種を、10月上旬より発売します。

imagePROGRAF iPF825
imagePROGRAF iPF825
imagePROGRAF iPF815
imagePROGRAF iPF815
オプションの「巻き取り装置」装着時
  • imagePROGRAF iPF825
    価格(税別)145万円 (発売日:2010年10月上旬)
  • imagePROGRAF iPF815
    価格(税別)89万8,000円 (発売日:2010年10月上旬)

新製品は、B0ノビ(44インチ)用紙サイズに対応したモデルで、CAD/GIS図面や、ポスター/POPなどの大量印刷に適しています。高速印刷が可能なことに加え、印刷中も交換可能な大容量インクタンクやダブルロール給紙機構※1の搭載により、高い生産性を発揮します。
さらに、大容量HDDや、印刷コストの管理やプリンター本体と出力データのセキュリティーを管理する機能を新たに搭載したことで、利便性と信頼性を強化しています。

■ 大量印刷に対応する高生産性

A1サイズ1枚を約24秒※2で高速に印刷することが可能です。また、各色の使用頻度によって容量(700ml/330ml)を選択可能で、印刷中も交換することができる大容量インクタンクを搭載したことにより、大量印刷時の作業効率を高めます。さらに、従来機種「iPF820/iPF810」(2008年8月発売)の80GBから倍増した160GBの大容量HDDの搭載により、大容量の印刷データをスムーズに印刷することができます。

■ 印刷コストやセキュリティー管理を可能にする利便性と信頼性

印刷コストなどを集計できる「アカウンティング機能」を新たに搭載したことにより、プリントの出力状況や用紙・インクのコストなどをユーザー別や月別に管理することができます。
また、ネットワーク設定やデータ消去などをプリンター管理者のみが行える「管理者モード」の採用により、高度なセキュリティー管理を可能にし、高い信頼性を実現しています。

  • ※1iPF825のみ対応。
  • ※2普通紙、「速い」モードにおいて。用紙のカット時間を含む。

【大判プリンターの市場動向】

CAD図面のカラー化需要の高まりと、従来の出力センターにおける図面の集中出力から建設、設計、製造など個々の現場での分散出力への変化が、昨今のCAD市場の傾向としてあげられます。この傾向を受けて、大判インクジェットプリンターによるCAD図面の出力機会はますます高まりを見せてきています。また、業務の効率改善、無駄の排除、即時性などを背景に、従来は外部に委託していたポスターなどの大判出力物を内製化しようとするニーズも確実に広がりを見せています。
これらを背景に、大判インクジェットプリンター市場はこれまで堅調な拡大を続けています。2009年は金融危機により一時的な低迷はありましたが、2010年以降は、再び回復が見込まれています。(キヤノン調べ)

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