ニュースリリース

2010年11月8日

キヤノン「Satera LBP」5機種がアノト社デジタルペンに対応
独自ページ記述言語を搭載したプリンターで世界初※1認定を取得


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:川崎正己、以下キヤノンMJ)は、このほどキヤノン製カラーレーザープリンター5機種をスウェーデンのアノト社(CEO, interim : Torgny Hellström※2、以下アノト社)が提供するデジタルペンソリューションに対応させ、金融機関や製造・流通業、医療機関向けの販売を強化します。LIPSなどメーカー独自のページ記述言語を搭載したプリンターとしては、世界で初めて※1アノトの認定を取得しました。

  • ※12010年11月8日現在。
  • ※2CEO:Anders Norlingではなく、CEO,interim:Torgny Hellströmの誤りでした。お詫びして訂正いたします。
Satera LBP9600C
Satera LBP9600C
デジタルペンのイメージ
デジタルペンのイメージ
画像:アノト社提供

アノトのデジタルペンソリューションでは、「アノトパターン」という微細なドットパターンを印刷した用紙に、赤外線カメラを搭載した「デジタルペン」で文字やイラストを記入することで、その記述内容がそのままデジタル化され保存されます。専用のスキャナーなどで電子化する必要がないので、サーバーやシステム上での厳正な電子保存が要求される帳票や各種書類を、迅速かつ効率的に保管することができます。
デジタルペンの認知度が徐々に広がるなか、法人向け市場ではアノト方式が主流になっており、2010年のアノト製デジタルペンの出荷台数は対前年比115%と高い成長性が見込まれています。※3

このたび、キヤノン独自のページ記述言語「LIPS LX」を搭載したカラーレーザープリンター「Satera LBP9600C/LBP9500C/LBP5910F/LBP5910/LBP7700C」の5機種で、アノトパターン印刷適合プリンター「Anoto Qualified Printer」の認定を取得しました。従来、Adobe Systems社のページ記述言語「PostScript」搭載のプリンターしかアノトに対応していなかったので、一般のページ記述言語搭載機に比べコストが高く、アノトのデジタルペンソリューションを導入する上でのひとつの課題となっていました。

レーザープリンター市場でトップシェアを誇るキヤノンが、今回、非PostScript機として世界で初めて※4アノト認定を取得したことで、オフィスの一般普及モデルでコストを抑えながらアノトパターンを印刷することが可能になります。キヤノンMJは、金融機関や製造・流通業、医療機関などの既存顧客や新規ユーザーに対し、デジタルペンソリューションによるオフィス業務の変革を提案し、全国の広範な販売網を生かしてレーザープリンターの拡販に繋げていきます。

今後、キヤノンMJが得意とする帳票ソリューションのノウハウを生かし、アノトパターンの帳票作成から認定プリンターによる帳票出力、帳票の運用まで一貫してサポートできる体制を構築する計画です。これにより、金融機関における各種申込書や契約書の記入・登録業務、製造・流通業における各種帳票や作業指示書の入力・保管業務、医療機関における電子カルテの記録・保管業務など、多彩な用途向けにデジタルペンソリューションを提案していきます。

  • ※3出典:富士キメラ総研「2010情報機器マーケティング調査総覧」
  • ※42010年11月8日現在。

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