ニュースリリース

2011年6月23日

2×エクステンダーを内蔵した普及クラスの
HDTVカメラ用ポータブルズームレンズ“KJ20×8.2B IRSD”を発売


キヤノンは、HDTVカメラ用ポータブルズームレンズの新製品として、優れた操作性を実現する20倍ズームレンズ“KJ20×8.2B IRSD”を2011年10月初旬より発売します。

KJ20×8.2B IRSD
KJ20×8.2B IRSD
  • KJ20×8.2B IRSD
    価格(税別)86万円 (発売日:2011年10月初旬)

“KJ20×8.2B IRSD”は、普及クラスのレンズとして報道分野や番組制作の現場で好評の「HDgc」シリーズの新製品で、2/3型撮像素子を搭載したHDTVカメラ用のポータブル20倍ズームレンズです。報道現場などで求められる高い光学性能と操作性を達成していながら、優れたコストパフォーマンスを実現しています。

■操作性を向上させる2×エクステンダーと新ドライブユニット

報道現場などで要望の高い、2×エクステンダーを内蔵しています。エクステンダーレバーを切り換えるだけの簡単な操作により焦点距離を2倍にすることが可能で、広角から望遠までさまざまなシーンの撮影に対応します。また、新たに開発したドライブユニットは、サーボ操作時の最高ズームスピードを従来の1.2秒から1.0秒へと高速化しており、操作性が向上しています。

■広範囲の撮影が可能

従来機種「KJ20×8.5B KRSD」(2008年2月発売)に比べ、広角端焦点距離を8.5mmから8.2mmへ短縮しており、より広角な範囲の撮影が可能になりました。

■ハイビジョン撮影に対応した高い光学性能

高精度な非球面レンズの採用をはじめとするキヤノン独自の光学設計により、像面湾曲やコマ収差などの諸収差を良好に補正するほか、ズーム、フォーカス全領域において画面中心から周辺に至るまで高解像力と高コントラストを実現しています。

【放送機器の市場動向】

デジタルテレビ放送に伴うハイビジョン化が日本や欧米諸国で浸透する中、番組制作の現場ではHDTV向け報道コンテンツ制作やそれに合わせた普及型HD制作機材の需要拡大が見込まれています。また、今後新興国でもデジタル放送への移行を控えており、普及クラスのHDTVカメラ用TVレンズの需要は増大すると予測されます。キヤノンはこうした市場動向を捉え、2/3型低価格HDTVカメラ用標準レンズを新規開発し、特に報道分野や業務用番組制作分野で要望の高いエクステンダーを搭載した“KJ20×8.2B IRSD”を投入します。

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