ニュースリリース

2012年3月8日

HDTV用ポータブルズームレンズのラインアップを強化
広角化などにより利便性を高めた“HJ17e×6.2B”を発売


キヤノンは、HDTV(High Definition TeleVision)用ポータブルズームレンズの新製品として、17倍ズームレンズ“HJ17e×6.2B”を2012年5月中旬より発売します。

HJ17e×6.2B
HJ17e×6.2B
  • HJ17e×6.2B(IRSE※1
    価格(税別)240万円 (発売日:2012年5月中旬)
  • HJ17e×6.2B(IASE※2
    価格(税別)255万円 (発売日:2012年5月中旬)
  • ※1マニュアルフォーカスタイプ。
  • ※2フォーカスモーター内蔵タイプ。

“HJ17e×6.2B”は、2/3型撮像素子を搭載するカメラに対応した、17倍のズーム比を持つHDTV用標準レンズです。高い光学性能と機動性を両立しており、報道現場や番組制作現場での幅広い撮影用途に対応します。新たに“HJ17e×6.2B”を市場に投入することにより、HDTV用ポータブルズームレンズのラインアップを強化し、ユーザーの選択肢の幅を広げます。

■広角端焦点距離を6.2mmまで広角化し、より広い画角での撮影が可能に

“HJ17e×6.2B”(焦点距離6.2~106mm)は、既存の標準レンズ「HJ17e×7.6B」(2005年4月発売/焦点距離7.6~130mm)に比べ焦点距離範囲を広角側にシフトしており、従来の標準レンズのなかで最広角となる広角端焦点距離6.2mmを実現しています。これにより、狭いスペースにおいて引きで撮影する際にも、より広い画角での撮影が可能です。
また、被写体に対し0.4mの至近距離まで接近して撮影することが可能なため、インタビュー撮影や室内での撮影など、被写体に近寄る必要がある場面にも対応できます。

■高精度な非球面レンズなどの採用により画面の歪みや諸収差を抑制

UDガラス(異常分散ガラス)や高精度な非球面レンズなどの優れた光学材料および加工技術の採用と、キヤノン独自の光学設計技術により、焦点距離を広角化したり最至近撮影距離を短縮する際に生じがちな画面の歪曲や周辺解像力の低下を最小限に抑えます。また、画角や被写体距離にかかわらず、広角側から望遠側、さらにはフォーカス全領域において、高解像度と高コントラストを実現しています。

  • 2/3型撮像素子を搭載したカメラに対応し、ズーム倍率が15倍以上のHDTV用ポータブルズームレンズにおいて。(2012年2月末時点。キヤノン調べ。)

【放送機器の市場動向】

デジタルテレビ放送に伴うハイビジョン化が日本や欧米諸国で浸透する中、番組制作や報道の現場では、HDTV向けコンテンツ制作やそれに合わせたHD制作機材の需要拡大が引き続き見込まれています。また、今後デジタル放送への移行を控えている新興国でも、HDTV用レンズの需要は増大すると予測されます。キヤノンはこうした市場動向を捉え、より実用性の高い2/3型HDTVカメラ用標準レンズ“HJ17e×6.2B”を投入します。

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