ニュースリリース

2012年4月13日

4K動画記録が可能なデジタル一眼レフカメラ“EOS-1D C”を発売
「CINEMA EOS SYSTEM」のラインアップを拡充


キヤノンは、映画などの映像制作市場に向け、4K動画記録に対応するなど卓越した動画撮影性能を備えたデジタル一眼レフカメラ“EOS-1D C”を、2012年10月より発売します。

EOS-1D C
EOS-1D C
CN-E24mm T1.5L装着時
  • EOS-1D C
    オープン価格 (発売日:2012年10月)

“EOS-1D C”は、映画などの映像制作に適した「CINEMA EOS SYSTEM」を構成する新製品です。小型軽量なボディーでありながら、4K動画(4,096×2,160画素)に対応する卓越した高画質性能を備え、ボケ味を生かした映像など、印象的かつ画期的な映像表現を可能にします。

■4K動画記録に対応

フルHDはもちろんのこと、4K動画記録(Motion JPEG/24p/8ビット)を実現したことにより、より高精細・高画質な次世代の映像表現を可能にします。(4K動画記録の場合、APS-Hサイズ相当の画角にクロップされます。)

■プロの映像制作現場のニーズに応えるワークフロー

撮影した映像を、カメラ本体に挿入したCFカードに記録(4K動画も対応)することに加え、非圧縮のYCbCr 4:2:2信号でHDMI端子から出力して外部レコーダーに記録(4K動画は非対応)することが可能です。これにより、最先端の映像制作現場におけるワークフローと高い親和性を備えた、効率的な編集作業を実現します。また、映像業界の要望が高いフルHD/60pの動画記録や、広いダイナミックレンジによる豊かな階調を実現するCanon Logガンマにも対応しています。さらに、映像業界で広く普及しているスーパー35mmの画角で記録するスーパー35mmクロップ機能を搭載することにより、映像制作現場へのスムーズな導入を実現します。

■卓越した高画質性能

35mmフルサイズ、約1,810万画素のCMOSセンサーを搭載することにより、美しいボケ味を生かした印象的な映像表現を実現します。加えて、常用ISO感度を最高ISO25600まで拡大したことで、暗いシーンでの撮影においても低ノイズで美しい映像が得られます。また、EOSの性能を最大限に引き出す60種類以上のEFレンズ・EFシネマレンズとの組み合わせにより、高画質で多彩な描写力を発揮します。

【映画制作用カメラの市場動向】

長きに渡りフィルムカメラが主流だった映画制作業界もデジタル化が進んできており、スーパー35mm相当の大判センサーを搭載した、レンズ交換が可能なデジタルシネマカメラが徐々に主流となりつつあります。特に現代の映画制作は、3DやCGなどの撮影素材の後加工が盛んであることや、4Kなどのより高画素な映像への対応が急がれているため、より高画質なデジタルシネマカメラのニーズが高まるとともに、高画質で信頼性の高い交換レンズの需要も伸長しています。
一方で、キヤノンのデジタル一眼レフカメラに搭載している動画撮影機能とEFレンズの組み合わせが生み出す、高画質で豊かな表現力をもつ映像コンテンツ「EOSムービー」も、画期的なコンセプトの映像として評価を高め、ハリウッド映画でも採用されています。(キヤノン調べ)

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