ニュースリリース
2014年4月3日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

業務用フルHDビデオカメラ“XF205”を発売
基本性能の大幅な向上と高い操作性を実現


キヤノンは、基本性能を大幅に向上させた小型の業務用フルHDビデオカメラ“XF205”を2014年7月中旬より発売します。

XF205

発売情報

XF205

価格
オープン価格
発売日
2014年7月中旬

おもな特長

“XF205”は、「XF105 / XF100」(2011年2月発売)の上位機種です。最新機種「XA25 / XA20」(2013年6月発売)で刷新されたズームレンズ・CMOSセンサー・映像処理プラットホームを搭載することで、「XF105 / XF100」より基本性能を大幅に向上しながら、小型・軽量ボディーを実現しています。さらに、高い操作性の実現とネットワーク接続機能の拡充により、ニュースやドキュメンタリーなどの放送コンテンツの制作や、結婚式などのイベント映像の制作など、幅広い撮影現場でプロの高い要求に応えます。

光学技術の粋を集め実現した基本性能と小型・軽量ボディー

キヤノンが長年にわたり培った光学技術を結集し、光学20倍の高倍率ズームや高画質を実現しています。さらに、放送局において標準的なファイルフォーマット「MXF」と、さまざまな端末で扱いやすく汎用性の高い「MP4」での記録が可能になるなど、「XF105 / XF100」より基本性能を大幅に向上させながら、キヤノンの業務用ビデオカメラの最上位機種「XF305 / XF300」(2010年6月発売)に比べ、質量比・体積比約58%の小型・軽量ボディーを実現しています。

プロの高い要求に応える操作性

小型ながら、「XF305 / XF300」同様の3本の独立したレンズリングや、最大120°まで回転するグリップを採用し、さまざまな状況やアングルで自在な撮影を可能にする高い操作性を実現しています。

即時性の高い撮影現場もサポートするネットワーク機能の拡充

無線LAN接続はもちろん、海外でも広く普及しているEthernet LAN端子の搭載により、新たに有線接続が可能になり、撮影環境に応じたネットワーク接続方法の選択が可能です。また、スマートフォンなどを用いたカメラの遠隔操作や、映像データのリアルタイムプロキシ転送を可能にするアプリケーション「CameraAccess plus」など、ネットワーク対応を強化することで、撮影の自由度を向上させるとともに、スピードが要求される報道現場の速報などでの作業を効率化します。

  • さまざまな機器・端末で扱いやすくデータ容量の少ないMP4データ(640×360、1.5Mbps)で撮影された映像を、PCやモバイル端末などへの転送が可能です。

業務用フルHDビデオカメラの市場動向

4K放送の実用化に向けた取り組みが各国で進められているものの、放送業界では、フルHDの映像を用いたワークフローが世界的に主流です。このような中、放送局などの映像コンテンツの制作現場では、高画質・高性能でありながら低価格で、操作性や実用性に優れた撮影機材が求められています。さらに、ネットワーク環境の多様化に伴い、無線ネットワーク機能やインターネットなどを利用した遠隔操作やデータ転送など、撮影時の作業効率の向上や撮影手法の多様化を促進する機能に対するニーズが高まっています。(キヤノン調べ)