ニュースリリース
2014年9月12日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

フィールドズームレンズ“DIGISUPER 95 TELE”を発売
クラス最長の焦点距離と高い光学性能を実現

  • 放送機器業界における80倍以上のズーム比を持つフィールドズームレンズを対象とする。2014年9月12日現在。

キヤノンは、HDTVに対応した放送機器の新製品として、スポーツ中継などの撮影に適した95倍フィールドズームレンズの望遠モデル“DIGISUPER 95 TELE”を2015年3月下旬より発売します。

DIGISUPER 95 TELE

発売情報

DIGISUPER 95 TELE

価格
1,546万円(税別)
  • ズーム、フォーカスをサーボで行うフルサーボISSタイプの価格。
発売日
2015年3月下旬

おもな特長

“DIGISUPER 95 TELE”は、HDTV対応の95倍フィールドズームレンズで、スポーツ中継などの用途で市場から高い支持を得ている「DIGISUPER 95」(2012年3月発売)の望遠モデルです。望遠端1178mm※1のクラス最長焦点距離を達成しながら、「DIGISUPER 95」同様の高い光学性能と防振性能、クラス最軽量※2を実現しています。

  • ※1 内蔵エクステンダーを使用していない状態(1.0×設定時)。
  • ※2 放送機器業界における80倍以上のズーム比を持つフィールドズームレンズを対象とする。2014年9月12日現在。

クラス最長の焦点距離を実現

「DIGISUPER 95」と同じズーム比95倍の高倍率を維持しながら、焦点距離は広角端焦点距離12.4mmから望遠端焦点距離1178mmと、クラス最長を実現しています。

優れた光学性能と防振性能

レンズの大口径非球面技術や光学材料技術、各レンズの最適配置を実現するキヤノン独自の光学設計技術により、色収差や球面収差、像面湾曲などの諸収差を良好に補正します。これにより、画面中心部から周辺部に至るまで高い解像度を実現しています。さらに、キヤノン独自のシフト式光学防振機構の搭載により、望遠化を実現しながら、揺れの極めて少ない高精細な映像が撮影できます。

クラス最軽量を達成

95倍ズーム・望遠化を実現しながら、質量はクラス最軽量の約23.2kg、全長は約610mmと、「DIGISUPER 95」同等の大きさ・質量に抑えることで、高い機動性と安定性を実現しています。

放送機器の市場動向

世界の番組制作の現場においては、スポーツイベント、報道番組、ドラマ、CMなど、多くのコンテンツがHDで制作されています。また、今後は新興国でもHD放送、デジタル放送への移行を控えていることや、世界的スポーツイベントの開催が予定されていることから、HDTVカメラ用フィールドズームレンズの需要はさらに増大すると予測されます。(キヤノン調べ)
キヤノンは、こうした市場動向を踏まえ、発売以来高い評価を得てきた「DIGISUPER 95」の望遠モデルとして、クラス最長焦点距離を実現した“DIGISUPER 95 TELE”を市場に投入し、フィールドズームレンズラインアップを拡充することで高いユーザーニーズに応えていきます。