ニュースリリース
2016年10月21日
第一生命保険株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

WEBサイトでお客さまの疑問にチャットでお応え
ボタンクリック1つで即時に会話がスタート 電車の中でも問い合わせ可能に


第一生命保険株式会社(代表取締役社長:渡邉 光一郎、以下「第一生命」)とキヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田 正弘、以下「キヤノンMJ」)はWEBサイト上でチャット形式によりお客さまとコミュニケーションを取れる「リアルタイムチャットサービス」を大手生命保険会社で初めて構築しました。
本サービスは、第一生命ホームページに導入し、11月1日よりコンタクトセンターにて本格的に受付を開始します。

生命保険会社には多岐にわたる商品やお手続きがあることから、非対面チャネルのコールセンターなどの応対では専門的な知識が求められます。今回、キヤノンMJの販売会社としてのノウハウを活用した「リアルタイムチャットサービス」の導入により、電話でのお問い合わせに比べて、ボタンのクリック1つで即時に会話ができるようになるほか、場所を選ばずにお問い合わせが出来るようになるといった効果が見込めます。また、チャット応対記録の分析を通じて、将来的に知識や経験によらない均一的なサービスの提供が可能となります。今後、本サービスはご加入の商品に関するお手続ページなどにも展開を予定しており、非対面チャネルでのコミュニケーションの品質向上を更に進めていきます。

一方、キヤノンMJはカスタマーセンターを中心に本サービスを展開し、今後はさまざまなコンタクトチャネルの顧客情報や履歴をSFA(営業支援)やCRM(顧客管理)と連携してONEtoONEマーケティングを実現するデジタルマーケティングソリューションを展開していきます。

  • パソコンからのお問い合わせに加え、スマートフォンからでも「リアルタイムチャットサービス」を利用できるようになります。

リアルタイムチャットサービスのしくみ

本サービスは「Salesforce Service Cloud」を活用し、サポートが必要なお客さまをポップアップ画面で誘導します。

サイト訪問→チャット対応→分析・業務改善
  1. お客さまが第一生命のホームページを訪問
  2. 一定時間内同じページに留まっているお客さまのPC画面にチャット開始のポップアップを自動で表示
  3. お客さまが承認すると第一生命のコミュニケータとのチャットが開始

1.リアルタイムチャットサービスの導入方法

サービス開始時期

2016年11月1日(火)より開始。

  • パソコンからのお問い合わせに加え、スマートフォンからでも「リアルタイムチャットサービス」を利用できるようになります。

導入ページ

第一生命ホームページ「資料のご請求ページ」(トップページ < 保険をお考えのお客さま < 資料請求)導入ページは順次拡大予定。

一生涯のパートナー 第一生命 資料請求について何かお困りでしょうか?資料請求に関してご不明な点がございましたらチャットでお気軽にご相談ください。第一生命のオペレーターがお客さまの疑問にチャットでお答えいたします。チャットで相談するチャット開始のポップアップイメージ

2.リアルタイムチャットサービスの導入によるお客さまの主なメリット

  1. クリック1つで会話がスタートし、利便性が向上

    第一生命コンタクトセンターでは、多岐に渡る商品や加入手続きに関するお問い合わせを受けるため、一般的なお問い合わせには平均9分程度の時間を要します。
    「リアルタイムチャットサービス」では、「チャットで相談する」ボタンをクリックすると、即時にオペレーターとの会話がスタートするため、電話をかける手間がなくスムーズにお問い合わせができるようになります。また、お問い合わせ中に他の作業も出来るようになります。今後、本サービスは、ご加入の商品に関するお手続ページなどにも展開を予定しており、より多くのお問い合わせにチャット形式で応対することが出来るようになります。

  2. 場所を選ばずにお問い合わせが可能

    ICT技術の進化やスマートフォンの普及に伴い、移動中や空き時間でメールやインターネットを利用できる環境が整っています。
    コンタクトセンターでも、チャット形式の応対サービスを採用することで、通勤時間などを活用してスマートフォンなどから気軽にお問い合わせが出来るようになります。特に、スマートフォンの保有率が8割を超え、働き世代である20~40代での利用ニーズが高いことが見込まれます。※1

    スマートフォンを利用するシーンについて(n=1,000)複数選択 単位:%※2電車・バス・車・飛行機などに乗車中:58.1% 駅・バス停・空港で待機中:42.7% 旅行・レジャー中:31.6% テレビを視聴中(スマートフォン以外での利用):31.6% 仕事中・学習中:24.2% 食事中:19.7% トイレ中(自宅):18.6% ウィンドウショッピング・買い物中:15.3% 料理中:10.6% トイレ中(職場や外出先):9.5% 雑誌・新聞・書籍を閲覧中(スマートフォン以外での利用):6.3% ゲーム中(スマートフォン以外での利用):4.7% 入浴中:4.0% その他:28.5%
  3. 聴覚障害者の方でもタイムリーなコミュニケーションが可能

    聴覚障害をお持ちの方は、主にメールでのお問い合わせをご利用されますが、タイムラグが生じて即時にコミュニケーションをとることが難しいという課題がありました。チャット形式によるコミュニケーションを導入することで、聴覚障害をお持ちの方でもリアルタイムにお問い合わせにお応えすることができます。

  • ※1(出展)総務省 平成26年通信利用動向調査(世帯編)より
  • ※2(出典)楽天リサーチ調べ(2014年6月)「スマートフォン利用に関する調査」より引用
    https://research.rakuten.co.jp/report/20140627/

3.リアルタイムチャットサービスを導入するコンタクトセンターの主なメリット

  1. 問い合わせの傾向や対応方法の可視化で、経験や知識によらず高い品質の応対を実現

    第一生命コンタクトセンターでは、多岐に渡る商品や加入手続きに関するお問い合わせを受けるため、応対にも一定の知識と経験が求められます。このため、応対履歴をテキスト形式で蓄積できる「リアルタイムチャットサービス」を導入することで、過去のやり取りの分析結果をもとに、問い合わせに応じた適切な回答をオペレーターに提示できるようになるなど、品質の高いサービスを安定的に提供できる仕組みづくりが可能となります。

  2. 同時に複数のお客さまの対応が可能なため、生産性が向上

    「リアルタイムチャットサービス」では、1人のオペレーターにつき、同時に最大5人の応対が可能となります。同時並行でお問い合わせに対応できるため、生産性の向上が見込めます。

  3. WEB上での資料請求数向上等に貢献

    資料請求ページに「リアルタイムチャットサービス」を導入することで、保険のご加入を検討しているお客さまを、オペレーターがリアルタイムでサポートすることが出来るようになります。お客さまにとっても即座に疑問の解決に繋がり、WEBページからの資料請求数の向上等が見込めます。

4.キヤノンMJのノウハウついて

キヤノンMJグループは、「Salesforce」のトップリセーラーであり、自社でもプロカメラマンの会員専用ポータルや申請システムの構築などに活用しており、認定技術者約60名、認定セールス230名の体制でお客さまの営業活動を支援するシステムを構築しています。
今後は、「Salesforce」のSFA(営業支援)やCRM(顧客管理)を活用して対面だけでなく本サービスを含む非対面チャネルの顧客情報や商談情報を一元管理し、分析、可視化することで、営業活動の効率化を実現するデジタルマーケティングソリューションを展開します。例えば、WEBサイトの閲覧履歴から顧客の関心事を分析しお客さま情報と紐付けすることで、顧客の関心のあるコンテンツやメールを個別に自動配信することができます。また、担当営業は顧客の対応内容や要望事項などの情報がスピーディに共有できるため、最適な提案やアプローチにより顧客とのエンゲージメント強化を実現します。