ニュースリリース
2017年4月21日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

4Kカメラに対応し幅広い焦点距離と高い操作性を実現
COMPACT-SERVO望遠レンズ “CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S”を発売


キヤノンは、動画撮影に適した幅広い焦点距離70~200mm※1と高い操作性を実現し、4KおよびHDカメラに対応する光学性能を備えたCOMPACT-SERVO(コンパクト サーボ)レンズシリーズ※2の新製品“CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S”を2017年10月上旬より発売します。

  • ※1 35mmフルサイズ換算で107~307mm相当。
  • ※2 キヤノンのEFシネマレンズのうち、小型・軽量で優れた操作性・運用性を持つスーパー35mm相当サイズのセンサーを搭載したカメラに対応するレンズシリーズ。
CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S
(左:本体のみ/右:専用グリップ「ZSG-C10」(別売り)装着時)

発売情報

CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S

価格
オープン価格
発売日
2017年10月上旬

おもな特長

新製品はEFシネマレンズのCOMPACT-SERVOレンズシリーズの望遠モデルで、EFマウントを採用し、スーパー35mm相当のセンサーを搭載した4K / HDカメラに対応しています。70~200mmの幅広い焦点距離と、COMPACT-SERVOレンズの特長である小型・軽量※3な筐体(きょうたい)に加え、電動操作によるズーミングなど、多様な動画撮影に対応した操作性を兼ね備えているため、快適なワンマンオペレーションも可能です。これにより、ドキュメンタリー制作や報道現場での撮影、スポーツやネイチャーの遠方撮影など、さまざまな撮影現場で映像表現領域の拡大に貢献します。

  • ※3 本体の大きさは約93.4(幅)×107.2(高さ)×182.3(長さ)mm、質量は約1.25kg。

撮影対象や表現領域の幅を拡大する幅広い焦点距離と高い操作性を実現

幅広い焦点距離と小型・軽量な筐体により、さまざまな撮影現場での運用が可能です。さらに、ズーム/フォーカス/アイリスはマニュアル操作と電動操作を撮影スタイルに合わせて選択可能で、専用グリップ(別売り)や外付けエクステンダー(「EF2×III」装着時は140~400mm)※4も使用可能であるため、多彩な映像表現を可能にします。

  • ※4 エクステンダー「EF1.4×III」と「EF2×III」(ともに別売り)の装着が可能。

4KおよびHDカメラに対応する高い光学性能を実現

キヤノンが長年培ってきた光学技術の粋を集め、ズーム全域で画面中心部から周辺部に至るまで4Kカメラに対応する高い光学性能を達成しています。さらに、ズーミング中でも安定した画作りができるレンズ機構と揺れが少ない滑らかな映像を提供するシフト式光学防振機構の搭載により、高精細で臨場感あふれる動画ならではの映像制作に貢献します。

ご参考

2017年4月24日(月)から27日(木)まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB SHOW」のキヤノンブースにおいて本製品を展示予定です。

放送用レンズの市場動向

映像制作の現場では、動画コンテンツの増加や速報性へのニーズの高まりなどを背景に、キヤノンのCINEMA EOS SYSTEMなどの、ワンマンオペレーションを可能にする機動性の高いカメラが登場しています。これと同時に、動画による映像表現を追求するユーザーからは、滑らかなズーミングや、肩担ぎをはじめとするさまざまな撮影スタイルに対応した、動画撮影に最適な操作性・運用性を持つレンズへのニーズが高まっています。(キヤノン調べ)