ニュースリリース
2017年11月9日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

臨場感のある高精細な4K映像の投写を実現
4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小・最軽量の“4K600Z”を発売


キヤノンは、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、4096×2400画素の高解像度LCOS(エルコス)パネルを搭載した4Kレーザー光源プロジェクター“4K600Z”を2017年12月上旬より発売します。4Kレーザー光源プロジェクターのラインアップを拡充し、幅広いニーズに対応します。

4K600Z

発売情報

パワープロジェクター 4K600Z

価格
オープン価格
発売日
2017年12月上旬

おもな特長

“4K600Z”は、LCOS方式のネイティブ4Kパネル※1を採用し、臨場感のある高精細な4K映像の投写が可能で、4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小・最軽量※2を実現しています。デザインやシミュレーション用途のほか、4Kコンテンツの普及が進む美術館や博物館への展開、映像制作や医療分野における利用やプロジェクションマッピング用途など、幅広く活用することができます。

  • ※1 画像処理技術で4K相当の解像度を出す方法とは異なり、パネル自体が4K解像度を持つため4Kコンテンツの忠実な再現が可能。
  • ※2 レーザー光源を搭載したネイティブ4K解像度以上5000lmクラスのプロジェクターの体積、質量において。「4K600STZ」(2017年4月発売)も同条件で世界最小サイズの体積約7万cm3(幅約559×高さ約201×奥行約624mm)、世界最軽量の約26kg。2017年11月9日現在。(キヤノン調べ)

4K映像を忠実に表現し臨場感のある高精細な映像投写を実現

4Kデジタルシネマ(4096×2160画素)を上回る4096×2400画素のLCOS方式のネイティブ4Kパネルを採用することで、4K映像を忠実に表現することができ、格子感がなく滑らかで臨場感のある映像投写が可能です。また、6000lmの明るさを備え、高輝度で高精細な映像投写を実現します。

4K映像の魅力を最大限に引き出す専用のズームレンズを搭載

大口径非球面レンズやUD※3ガラスなど特殊光学材料を採用し、4K解像度対応のプロジェクター専用に開発された、投写比1.3~2.4:1の標準ズームレンズを搭載し、最周辺部まで解像力の低下や色収差を抑えた高精細な4K映像投写を実現しています。被写界深度の深いレンズの搭載により、ピントの合う範囲が広く、凹凸のある壁やスクリーンにも四隅まで鮮明に投写できます。なお、レンズ開口部は、イメージング技術の粋を集めた製品群を象徴する「レッドライン」を施したデザインを採用しています。

  • ※3 Ultra Low Dispersion=超低分散。

4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小・最軽量を実現

“4K600Z”は、独自のレーザー光源システムと光学システム「AISYS(エイシス)」により、4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小サイズの体積約7万cm3(幅約559×高さ約201×奥行約624mm)、世界最軽量の約26kgを実現し、設置の自由度が高く、さまざまな場所で4K映像を投写することが可能です。また、レーザー光源の採用により、光源を約2万時間※4交換することなく投写可能なため、メンテナンス負荷を軽減できます。

  • ※4 輝度が50%に低下するまでの時間。目安であり使用環境・状況により異なる場合があります。

ビジネスプロジェクターの市場動向

2016年のビジネスプロジェクターの市場規模は、世界市場で約651.2万台、国内市場で約23.1万台でした。2017年は、世界市場で約654万台、国内市場で約23.8万台と予想しています。今後、さらに映像の高画質化に伴い、4K対応機器の導入が進むことで、4K高解像度製品や新しい映像表現の提案が、市場の拡大に寄与すると考えています。(キヤノン調べ)

ご参考

2017年11月15日(水)~17日(金)に幕張メッセ(千葉市)で開催される、「国際放送機器展(Inter BEE)」のキヤノンブースにおいて、本製品を展示予定です。