ニュースリリース
2018年8月7日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

超高輝度10,000lm以上の市場に参入し映像表現を拡大
40,000lmの“LX-4K3500Z”などプロジェクター3機種を発売


キヤノンは昨今のスポーツ観戦や大規模施設における高輝度・大画面プロジェクター活用の拡大に伴い、超高輝度10,000lm以上の市場に参入します。「パワープロジェクターシリーズ」として、40,000lm(センター)※1の超高輝度4Kプロジェクター“LX-4K3500Z”など3機種を8月7日より受注開始します。

LX-4K3500Z
* L2K-30ZM装着時

発売情報

LX-4K3500Z

価格
2,500万円(税別)※2
受注
開始日
2018年8月7日

LX-4K2600Z

価格
2,300万円(税別)※2
受注
開始日
2018年8月7日

LX-HD1200Z

価格
600万円(税別)※2
受注
開始日
2018年8月7日

おもな特長

キヤノンは、映像技術のリーディングカンパニーとしてカメラなどの映像の入力機器、プロジェクターなどの出力機器を提供することで映像文化の発展に寄与してきました。新たに超高輝度10,000lmを超える市場に参入し、さらなる映像表現の拡大に貢献します。

超高輝度かつ広色域なネイティブ4Kを実現(LX-4K3500Z / LX-4K2600Z)

ネイティブ4K解像度(4096×2160画素)に対応する1.38型DLP®※3チップを3枚使った超高輝度レーザープロジェクターです。3チップDLP方式により、色割れ現象が発生しない高画質なネイティブ4K映像をドットバイドット※4で忠実に再現し、その場にいるかのような臨場感のある映像を最大1,000型の大画面に投写可能です。さらに青色レーザー光源2系統と赤色レーザー光源1系統、緑色蛍光体による3原色光源の採用により40,000lm / 30,000lm※1の超高輝度とデジタルシネマを配給する際の世界統一規格「DCI-P3」に対応する広色域を両立します。

高い信頼性を確保する密閉防じん構造※5

光源ユニットと光学ユニットを密閉し、水冷※6と空冷を組み合わせた空気の循環冷却システムを搭載しています。さらに、レンズユニットと本体との間を凹凸構造に設計することでレンズユニットからの埃の侵入も防ぎます。これらの密閉防じん構造により、ちりや埃が堆積しやすい環境下における高い信頼性と耐久性を確保しています。

  • ※1 画面中央の測定点の値。JIS X6911:2015 データプロジェクターの仕様書様式で規定される光出力の測定方法に基づいた測定値は“LX-4K3500Z”は35,000lm、“LX-4K2600Z”は、26,000lm。
  • ※2 レンズは別売り。“LX-4K3500Z / LX-4K2600Z”には別売りのラージべニューボード“LX-BD4K01”の購入が必要です。
  • ※3 Digital Light Processingの略。デジタルミラーデバイスを用いた映像表示システム。DLP®は、テキサス・インスツルメンツ社の登録商標です。
  • ※4 映像情報の1ピクセルを、プロジェクターやディスプレイの1ドットに、拡大縮小をせずにそのまま投写すること。
  • ※5 密閉防じん構造は、ちりや埃などの侵入を完全に防ぐものではありません。
  • ※6 水冷対応は“LX-4K3500Z / LX-4K2600Z”。“LX-HD1200Z”は空冷のみ。

ビジネスプロジェクターの市場動向

2017年のビジネスプロジェクターの市場規模は、世界市場で約644万台、国内市場で約23万台でした。2018年は、世界市場で約654万台、国内市場で約24万台と予測しています。その中における10,000lm超の市場は、プロジェクションマッピングなどの空間映像演出やスポーツイベントでのパブリックビューイングなどの広がりにより2018年から2020年までの出荷台数年平均成長率は約114%の見通しであり、継続しての成長が見込まれています。(キヤノン調べ)