ニュースリリース
2018年9月13日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

4K / 60P / 4:2:2 / 10bit / HDR映像をSDカードに記録
業務用4Kビデオカメラのフラッグシップモデル“XF705”を発売


キヤノンは、4K(3840×2160)/60P / 4:2:2 / 10bit / HDR※1の高品位な映像をSDカードに記録可能な業務用4Kビデオカメラ“XF705”を2018年11月下旬より発売します。

  • ※1 High Dynamic Rangeの略。映像の明部と暗部の輝度差(ダイナミックレンジ)を向上させる技術。
XF705

発売情報

XF705

価格
オープン価格
発売日
2018年11月下旬

おもな特長

新製品“XF705”は、業務用ビデオカメラ「XF」シリーズのフラッグシップモデルです。放送局での番組制作や、イベントやコンサート映像などのコンテンツ制作において、高画質な映像記録や映像制作ワークフローの効率化を求めるユーザーに適した業務用4Kビデオカメラです。

4K / 60P / 4:2:2 / 10bit / HDR映像をSDカードに記録可能

優れた光学性能を持つ「L(Luxury)レンズ」、1.0型CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「デュアル DIGIC DV 6」の搭載により、4K / 60P / 4:2:2 / 10bitの高品位な映像が撮影可能です。また、放送やライブ配信に適した「HLG(Hybrid Log-Gamma)」とネット配信や映画の制作などに適した「PQ(Perceptual Quantization)」の2つのHDR方式を用途に応じて選択することができます。さらに、汎用性の高いSDカードにHDR映像を記録できるようにするため、画質を維持しながらデータの高圧縮が可能なキヤノン独自の新ビデオフォーマット「XF-HEVC」を開発、搭載しています。データサイズの軽量化によって、撮影から編集までのワークフロー全体で作業を効率化することが可能です。

プロの幅広いニーズに応える高い操作性を実現

動画撮影に適した滑らかなAF動作と高い追従性を有する「デュアルピクセルCMOS AF」の採用により、厳しい合焦精度が求められる4K撮影時でも、タッチパネルを用いた直感的な操作で、高精度なピント合わせが可能です※2。さらに、フォーカス/ズーム/アイリスが独立したレンズリングや、安定した撮影を可能にするショルダーパッドなどの採用により、プロの幅広いニーズに応え、さまざまな画作りを強力にサポートする高い操作性を実現しています。

  • ※2 HDR映像の撮影時は「コントラストAF」になります。

ご参考

2018年9月14日(金)から18日(火)までオランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2018」のキヤノンブースにおいて、“XF705”を展示します。

業務用ビデオカメラの市場動向

近年、先進国を中心に4K / HDR映像の放送実用化に向けた取り組みが加速しています。映像コンテンツの制作現場では、4KやHDRなどの高画質な映像を記録できることはもちろん、さらなる付加価値として、高精度なピント合わせなどを可能にする高い操作性や映像制作のワークフロー全体を効率化する実用性を兼ね備えた撮影機材が求められています。キヤノンは新製品“XF705”を発売することで、このユーザーニーズに応えると同時に4K / HDRなどの高画質な映像コンテンツ制作の発展に寄与していきます。(キヤノン調べ)