Océ VarioPrint 6000 Ultra+シリーズは、Océ PRISMAsyncコントローラーを標準搭載しています。PRISMAsyncコントローラーでは、すべての運用管理を1箇所でコントロールできます。ドライバーやPC端末のユーザーインターフェースに左右されず、すべてのジョブは同じように高精度に処理されるため、顧客ニーズに迅速に対応することが可能です。ピーク生産時でも処理を自在に再割り当てすることで、出力ミスの削減やスループットの向上を促し、作業時間の短縮につなげます。また1人のオペレーターが同時に複数の印刷業務を処理することができ、作業効率アップに寄与します。
オンデマンドプリンターOcé VarioPrint 6000 Ultra+シリーズ高機能コントローラー

直感的な操作で業務効率化を推進

効率的なタスクベース、ワークフローを採用

PRISMAsyncコントローラーは、タスクベース、メディアベースのワークフローです。複数のスタッフが連携しながら安定かつ効率的な出力を行うために、各工程ごとの作業が組み立てられています。プリプレスと生産部署のチームが離れていても、プリセットとメディアがワークフロー内で明示されているため、あらゆるジョブを一貫した結果で出力可能。プリプレスから各種後処理までPRISMAsyncは正確にジョブをコントロールすることで生産性向上を維持します。
確実に作業を完了するためのあらゆる情報を手軽に参照

ジョブの処理や紙の補充、トナー交換のタイミングなどを待って、オペレーターが貴重な時間を失う必要はありません。PRISMAsyncコントローラーでスケジュールに設定されたジョブは、作業完了までの時間を15インチのTFT液晶フルカラーモニターで手軽に参照することができます。また、生産性を維持するために、印刷ジョブのスケジュールは8時間先まで設定可能。作業から離れている際にも状態表示ランプでプリンターの状況を監視できます。ランプはレッド、オレンジ、グリーンの3タイプの表示で、オペレーターによる作業が必要なタイミングをあらかじめ設定したタイミングで通知します。さらにコントローラーと連動したウェブアプリケーションとして、PC用リモートビューアも用意されているため、ネットワーク内のコンピューター上で最大30分までのプリンターの状態を把握することが可能です。
複数のプリンターを効率的に管理

ウェブブラウザー経由でのリモート管理を可能にするPRISMAsyncリモートマネージャーを搭載。離れた場所から最大5台の印刷スケジュール確認や設定変更が可能です。
- ※対応ブラウザー、バージョンは制限があります。
- ※最大同時5ユーザーまでアクセス可能です。
- ※IPDS印刷時には使用できません。
無駄を省いた正確なメディアの同期

PRISMAsyncコントローラーは、すべてのオペレーターに共通の「メディアカタログ」を搭載。設定から印刷まで一元管理されたメディアカタログを使用することで、印刷にかかわるメンバー間の作業指示を明確にし、設定間違いを未然に防止します。メディアカタログの内容は、ブラウザー経由で追加、変更、削除することが可能です。オペレーター全員が同じ定義済みの用紙銘柄を扱うことで、別刷りの無駄を減らす強力な共有ツールです。
Océ PRISMAワークフローソリューション
Océ VarioPrint 6000 Ultra+シリーズは、Océ PRISMAワークフロー・ソリューションによって統合されています。プリプレス(前処理作業)を支援するOcé PRISMAprepareをはじめ、さまざまな印刷環境に対応できるソリューションが準備されています。
IPDS対応
本体内蔵のPRISMAsyncコントローラーにIPDS(オプション)を追加することで、AFP帳票をダイレクトに印刷可能です。プリンターの本体パネルからワンタッチでオープン系のPostscriptやPCL6への切替が可能なので、既存のAFP印刷基盤を活用しながらプリンターだけの更新によりオープンシステムとの共用を実現します。
PPML対応
本体内蔵のPRISMAsyncコントローラーにPPML(オプション)を追加することで、PPML形式のデータ出力に対応します。
Océ PRISMAprepare (オプション)

プリプレス(前処理作業)を行うソフトウエアです。PDFベースのテクノロジーにより、画面上で結果を確認しながら画像の位置調整や面付け、用紙の設定などの作業が行えます。プリンタードライバーを使った作業と比べ、より効率的な印刷前処理が可能になります。