自由部門(大賞)

見つけたものはなんですか?第43回キヤノンフォトコンテスト

自由部門


ひと夏の別れ
新田英生(東京都)

受賞者の声

新田英生(東京都)

夏休み。何日も林を歩き、初めて出会えた野生のカブトムシ。しかし、その夜。逃げようと、虫カゴで激しく羽ばたく姿に、息子は逃がしてあげる決心を。
翌日、大事な宝物を手放してしまう心の葛藤を写したものです。ひと夏の思い出としてモノクロで表現してみました。日々成長していく子供たちに、この一瞬は二度と来ないと、日々撮影に励んでいますが、そんな父につきあってくれる最高のモデルに感謝です。
この場をお借りして、ありがとうと伝えたいです。

講評: 少年がカブトムシに向ける愛情を見事に演出した自由部門大賞

熊切この作品の面白いところは、普通、スナップは自然な形で撮ろうとするものなのに、わざと演出臭を出している点です。少年のカブトムシに向ける愛情を完全に作っている。

石橋何か脚本があるみたいですね。

ハービーただ、それが鼻につく場合もあるんですよね。

安珠私は起承転結の四コマだけでもよかったと思うんです。それが、五コマにしたことで、あざとさが見えてしまった。

ハービー五枚で丁寧に見せ過ぎてしまっているのかもしれませんね。

熊切ただ、四枚目がない方が完成度は高いかもしれないけれど、そうすると、窮屈な印象を受けますよ。

安珠そういった見方もありますね。でも、この場合は見る側に余韻をゆだねる方が上級者かな。

石橋最初の一枚だけでも良かったかもしれませんよ。

安珠私もはじめ、そう思った(笑)。

熊切一枚だけじゃ可哀想だよ(笑)。

安珠もちろん組写真でもいいけど、一枚でもいい作品ということですね。


キヤノンフォトコンテスト

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