ネイチャー部門(大賞)

見つけたものはなんですか?第43回キヤノンフォトコンテスト

ネイチャー部門(大賞)


水の音色
玉手恒弘(北海道)

受賞者の声

玉手恒弘(北海道)

このたびは、思いもよらない大きな賞をいただき、大変感激しております。いろいろな被写体に挑戦していますが、特に私の好きなネイチャー部門での受賞はひとしおです。
長年、写真をやっていますが、フィルムが主で、昨年からデジタル写真を始め、悪戦苦闘の連続です。
今回の作品は、近くの小川で偶然見つけた水の貌です。流れの美しさと形の面白さを四枚で表現してみました。
この賞を励みに、さらに自分の写真が向上していくよう努力していきたいと思います。

講評: 従来にはないイメージで水の美しさを表現したネイチャー部門大賞

ハービーグランプリの猫、先ほどの少年とカブトムシ、いずれも生き物の感情を表しているのに対し、この作品は自然の美しさを表現しています。こういう作品を見ると、やはり私たちは、自然の美しさに対しての憧れを持っているんだと感じます。

水谷水の模様が面白く、それだけで目を引く作品ですが、プリントが硬すぎるのが残念ですね。ガラスみたいな印象なんですよね。

石橋私もプリントの悪さが気になりました。水をモチーフにしているのに、水の質感が出ていないんです。

熊切私は、それには異論がありまして、この作者はあえて硬いイメージにしたような気がするんです。普通、こういう写真を撮ろうとすると、スローシャッターで水の流れを柔らかく表現しますが、細い筋にすることで、ガラスのような質感をあえて出したのではないでしょうか。

石橋たしかに視点は面白いと思います。水の表面を撮って、写りこんだ虚像ではなく、実像として水の模様を撮っているのはユニークです。

熊切水の持つ透明感を、硬質な形で表現しているので、見方によってはガラスのようにもなりますが、作者は、逆にそうすることで、従来とは違うシャープな印象を与える水の作品に仕上げたのだと思います。


キヤノンフォトコンテスト

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