グランプリ

CANON PHOTO CONTEST 第46回 キヤノンフォトコンテスト

グランプリ


陽光
渡辺和幸(福岡県)

受賞者の声

渡辺和幸(福岡県)

グランプリの通知をいただき、驚きと感激でいっぱいです。審査の先生方に、厚くお礼申し上げます。
受賞作品は、阿蘇地方にある草千里での光景です。夜明け前からの撮影で、次第に明るくなり始めた山並みに霧がただよい、丘の上にいた馬に朝の光が当たり始めたとき、神秘的な情景が目の前に立ち現れました。
そして、その美しさに興奮して写したのが、この一枚です。
この賞をいただけたのも、私の好きなように写真活動をさせてくれる家族や、愉快な写真仲間のおかげと感謝しています。本当に、ありがとうございました。

講評: 静寂の中に美しさと力を秘めたグランプリ作品

齋藤 グランプリ作品の『陽光』を見たとき、実にきれいな写真だと思いました。左右から張り出した山や空に掛かる雲、一頭の馬を照らす光が、とても美しく描き出されています。

長倉 何よりも光の描写がいいですね。柔らかい光で、清々しさも感じます。今、日本はすごく多難な時代にあると言えますが、この作品は、未来へつながっていく希望を、私たちに伝えてくれているような気がします。

テラウチ 馬に当たっている光だけでなく、馬のポーズもよかったですよね。一見すると静かな作品に見えますが、クワイエットパワーというか、静かな中に秘められた大きな力を感じます。

高橋 私も、澄みきった静寂の中に強い力を感じました。また、撮り方が謙虚で、被写体にガッと寄って撮るのではなく、引いてとらえているのが、私には新鮮に思えました。

水谷 本当に美しくて、ロマンチックな光景です。ただ、私は少し作品として弱いような印象も受けたんですよ。

テラウチ 弱いというのは?

水谷 私はスポーツの世界で人間ばかりを相手にしているので、どうしても被写体がガーンと出てくるような、作者の主張がはっきり伝わる強さを求めてしまうんです。

齋藤 確かに、ほかの作品を圧倒するほどの力はないかもしれませんね。

長倉 でも、写真集で言えば序章のような、今は静かだけど、これから物語が始まるという、見る人の想像力をかき立てる作品だと思います。


キヤノンフォトコンテスト

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