自由部門(大賞)

CANON PHOTO CONTEST 第47回 キヤノンフォトコンテスト

自由部門

大賞


奔流
中神由美子(北海道)

受賞者の声

中神由美子

かつては鉄路が走り、賑わいの中にあった橋でも、今は、静かに風化の道を歩んでいます。雪解けの時期にだけ現れる幻の流れは、図らずも自らがダム湖の水位を上げる役割の一端を担うものとなっています。 間もなく、この場所にも水が満ち、すべては湖の底となるのです。
穏やかな佇まいとなる直前に繰り広げられるひとときの激しさに、昔の面影を想いつつ、撮影しました。

講評: 水の荒々しさを見事にとらえたドラマチックな自由部門大賞作品

ハービー 自由部門大賞の『奔流』は、非常にドラマチックな作品です。広角レンズを使って近くから撮影したことによって、川の流れの荒々しさが表現され、水の力強いエネルギーが画面からしっかりと伝わってきます。

西宮 確かに広角レンズの使い方がとても巧みで、そのパースペクティブを生かして、フォトジェニックな光景を見事に切り撮っていますね。

嶋田 プリントもうまいですよ。水の質感をうまく出しつつ、雲も力強く描き出しています。

今岡 気象条件がまたよかったのかもしれませんね。

西宮 格調高い作品ですよ。

ハービー 格調も高いし、水の音が聞こえてくるような力強さもある。カメラに水がかかるくらい近づいて撮っているんじゃないですか?

嶋田 川に入って撮ったかのように見えますよね。

西宮 水をかぶって、カメラは壊れなかったのかな(笑)。

熱田 大丈夫でしょう(笑)。でも、本当に劇的な瞬間をとらえていて、この強さに圧倒されました。

ハービー 奥に見える古代遺跡のような橋も存在感があるし、自然と建造物の融合が感じられる、大変エキゾチックな作品だと思いました。


キヤノンフォトコンテスト

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