第52回キヤノンフォトコンテスト
スポーツ部門

スポーツ部門

ゴールド賞

『野球もするの?』
小島康生(愛知県)

受賞者の声

野球する力士と驚く園児、物語性のある一瞬の光景

大相撲名古屋場所合宿中での朝稽古の様子を、親方のご厚意もありここ数年撮影しています。厳しい稽古の後、親方と力士たちがたまたま野球をはじめ、「力士もするのか」と見学に来た園児が驚いて見守る光景に、チャンスとばかりに連写しました。今回の作品では、その中から物語性が感じられるものを選びました。
力士たちの活躍を期待しつつ、健康を兼ねて写真ライフを楽しみたいと思います。初めての応募で、ゴールド賞をいただき感激です。

講評:「スポーツのある風景」に着目したスポーツ部門ゴールド賞

  • 田口
    スポーツ部門のゴールド賞は「野球もするの?」という作品ですが、迫力のあるスポーツ写真ではなく、「スポーツのある風景」を写した作品です。
  • 沼田
    スポーツというと力の入る写真が多い中、ほんわかした雰囲気がいいじゃないですか。巡業先で地元の子どもたちと遊ぶ、普段は見られないラフなお相撲さんの姿に引かれました。
  • 中西
    じわじわとよさが出ますよね。
  • 山﨑
    完全に田口さんの好み(笑)
  • 田口
    好みもありますが、でも一瞬を写すスポーツ写真のセオリーにとらわれず、広い意味でスポーツをとらえている視点が素晴らしいと感じたんです。
  • 野町
    子どもたちの存在がいいですよね。これがもし大人だったら、まったく違う印象になっていたでしょう。
  • 田口
    まわし姿で野球をする力士だけでもインパクトはありますが、一緒に子どもたちを入れたことで子どもたちの驚きも写っています。
  • 沼田
    巡業先の感じもうまく表現されていますよ。間が抜けてしまいそうな中央にまわしがあって空間を埋めているのもよかったです。
  • 田口
    そこにボールも写っているんです。スポーツ写真は、ある意味で非日常を写すものですが、このように日常の中にある非日常を発見する写真があってもいいと思うんです。大きな大会に足を運ばなくても日常にスポーツを感じる場面がある。もし、スポーツ写真家を目指す人がこういう作品ばかり撮っていたら困りますけど(笑)

シルバー賞

色とりどりの声援
堀出明広(三重県)

ブロンズ賞

『悔しくて』
増田将洋(新潟県)
『燃えあがる』
川口直人(神奈川県)

佳作

『ゲームセット』
小山雅久(東京都)
『執念のレシーブ』
中村昭夫(三重県)
『立山の彩』
佐藤秀信(長野県)