第54回キヤノンフォトコンテスト
自由部門

自由部門

ゴールド賞

『サンタの贈り物』
石原 勝(兵庫県)

受賞者の声

この度は素晴らしいゴールド賞を賜り、家族で大喜びいたしております。初めてキヤノンフォトコンテストに応募したのは第49回。その時は入選、今回二度目の応募でゴールド賞をいただき、私にとっては奇跡です。普段は主に都会が包含するさまざまな情景、出来事を求めてあてもなく徘徊しております。今回の作品に撮影を快諾してくださったご家族と、キヤノンフォトコンテストに心より感謝申し上げます。

講評:さまざまな物語が浮かぶ自由部門ゴールド賞作品

  • 榎並
    自由部門のゴールド賞は『サンタの贈り物』という作品ですが、子どもたちが食べている綿菓子が、サンタのヒゲを連想させますよね。ほかにも白い息を吐いているように見えて冬を連想させたり、綿菓子ということで縁日などの非日常の時間を想像させたり、『サンタの贈り物』というタイトルから、さまざまな物語を想像できるのが素晴らしいと感じました。
  • 前川
    僕は最初、子どもたちがタバコを吸っているように見えたんです。
  • 長根
    僕もタバコかと思った。だからドキッとしちゃいました。でも、よく見ると綿菓子で、それが驚きになりましたし、すぐタバコを吸っていると思ってしまった自分を反省しました(笑)。
  • 瀬戸
    二人ともすごくいい表情ですよね。もし、すれ違いざまだとしたら難しいシチュエーションだと思いますが、フレーミングが絶妙です。ひょっとしたらノーファインダーなのかな。歩いている感じ、子どもたちの動きがよくとらえられています。あと、モノクロのトーンもよかったですね。
  • 榎並
    服装とかヘアスタイルが、昭和チックですよね。その頃のものでしょうか?懐かしさを感じます。
  • 前川
    昔の写真のような、それこそ木村伊兵衛さんの時代のようなスナップの雰囲気がありますよね。時代を超越している感じがして、派手ではないけれど妙に惹かれてしまう、じわじわと滲み出てくるよさがあります。
  • 佐藤
    今回、人物を撮った写真でモノクロが少なかったように感じたのですが、その中でこれはモノクロのよさを十分に生かした作品ですよね。確かに、パッと見ると通り過ぎてしまいそうな写真ですけど、あとでもう一度見てみたくなるような、何かしらの引っ掛かりがある写真のように感じました。それもきっと、モノクロのトーンと被写体の面白さが大きいのでしょう。
  • 長根
    皆さんがおっしゃったとおり、昭和の古きよき時代の空気が感じられますよね。それと、煙を吐いているように見えて実は綿菓子だったという驚きと、この子たちの表情のよさに響くものがありました。
  • 榎並
    自由部門全体としては、ほかの部門の方が合っていたと思う作品が結構ありました。どの部門で出すのかをじっくりと考えることも大切ですね。

シルバー賞

『あつい日』
大熊 成則(香川県)
『誰だ!!』
今川 美佐子(大阪府)

ブロンズ賞

『夏雲』
岩見 雄次(埼玉県)
『蜃気楼』
Mizulys(東京都)
『ぼくらの学び舎』
松浦 昭宏(静岡県)

佳作

『Passenger』
岩田 えりか(埼玉県)
『妖怪道中記』
髙橋 秀治(兵庫県)
『お祭りの町』
山口 和幸(奈良県)
『進む道』
佐橋 充(愛知県)
『魚とり大会』
八木 富夫(京都府)