第56回キヤノンフォトコンテスト
募集部門・審査員紹介

石川直樹

偶然を呼び寄せるために、いつもカメラを持ち歩き、一回でも多くシャッターを切ってみてください。「いいね」がたくさんもらえるような美しい写真には、 まったく興味がありません。多くの人に届く写真ではなく、たった一人でも、誰かの心を揺さぶるような写真を見てみたいです。自分の心身から滲み出たような切実な写真をお待ちしています。

岩木登

写真とはテクニカルな面に縛られることが多いというアートです。このテクニカルな問題を乗り越えると"いい写真"が撮れてしまう。だけどそれこそは没個性に陥りやすいということです。人の模倣ではなく、二番煎じではなく、キレイなばかりの写真ではなく、そんな作品をお待ちしております。何よりも型にはまらない自由な精神を評価したいと思います。ふるってご応募ください。

小林稔

カメラが進化した今、写真は本当に身近なものになっています。老若男女、気軽に写真を撮ることができる良い時代になりました。誰もが、残したい、伝えたい、そんな思いが浮かんだ時にシャッターを切っているかと思います。時間をかけてじっくりと撮った写真、一瞬の閃きで撮った写真、どちらも撮った瞬間からその写真は作品となり、撮影者の気持ちがその写真から見る者に伝わるはずです。私もそのメッセージを見逃さないよう、皆様の作品と向かい合いたいと思います。思いの詰まった沢山の写真と出会えることが、今からとても楽しみです。

齋藤清貴

あなただけの、お気に入りの一枚を!シャッターチャンスは、日常生活のどこにでもあります。携帯電話のカメラが驚くほど進化している現在。歩いていて「いいなぁ」と感じた瞬間こそ、シャッターチャンスなのです。フォトコンテストだと肩に力をいれないで、普段通りにカメラを覗いてみてください。あなたの感性にピンとくる一瞬が、そこにあるはずです。感性とは言い換えれば、あなたが気に入ったものにほかなりません。そのとき、シャッターを切ってみてください。カメラで切り取った写真は、あなただけの一枚です。同じ場所、同じ時間で撮っても、その都度、あなたしか撮れない写真と出会えるはずです。光が揺れている、風が吹いている、季節のにおいがする、何かいつもとちがっている……ふと心が動かされたときこそ、シャッターを押しましょう。見る人に何かを感じさせる写真を待っています。

中村征夫

コロナの感染拡大により思うように旅行にもいけず、あまり新作が撮れなかったと嘆いている方も多いでしょう。私もその一人ですが、この際、過去に撮影した写真を見直してみてはどうでしょうか。人間の感性は日々と言っても良いほど変化するものです。過去に選ばなかった写真でも、今だからこそ「これ、いいかも」と思える写真はきっとあるはず。フィールドが近ければ、今の心情で撮り直すことも可能です。写真には自分の思いが表出されます。被写体のどこに魅力を感じ、何を伝えたかったのか、それが明確であれば審査員の目に止まります。あなたの熱い思いがこもった力作に出会えるのを楽しみにしています。

田尾沙織

感性の赴くままに、たくさん被写体と向き合って、じっくり撮ってみてください。写真の良し悪しは見る人の好みだと思います。自分が「これだ!」と思った写真を自信を持って見せてください。あまり遠方へ撮影に行ける世の中ではありませんが、日常の中のちいさな発見を探したり、いつもの景色を違う角度から見てみたり、決定的瞬間を狙ってみるのもいいと思います。何事でもそうですが、写真もたくさん撮ると上手くなるとよく言われます。まずは毎日カメラを持ち歩いて、たくさん写真を撮ってみてください。写真が撮れた時の感動や楽しさが伝わってくるような作品に出会えることを楽しみにしています。