Emiさん宅のリビングとひと続きになったキッズルームの奥には、スチールラックと白いボックスを組み合わせた通称“情報ステーション”と呼ばれる壁一面の収納スペースが。ここには、家族が使う日用品や子どもたちのおもちゃをまとめてしまってあります。収納するときのEmiさん流ルールは、ズバリひとつの箱にひとつのジャンルのモノしか入れない“1ジャンル1ボックス”。おもちゃもジャンルごとに分類し、100均で購入した白いプラスチックケースへ。
「ケースの正面には、写真やイラストを使った“視覚に訴える”ラベルを貼ることで、中に入っているものが一目で分かるようにしています。『子どもがお片づけしない』と悩むお母さんも多いと思いますが、戻す場所がわかれば子どももお片づけしやすく、自然と使ったものを戻すことが習慣づくもの。『片づけなさい!』と叱るより、大人が片づけられる仕組みをつくってあげるほうが、近道だと思うんです!ラベルはスマホで中のおもちゃを撮影してプリントしてもいいですし、おもちゃが入っていた箱を切り抜いて活用しても。型にとらわれず、やりやすい方法でやってみてくださいね」。
子ども部屋と言えどもカラフルな家具などは置かず、モノトーンにナチュラルを組み合わせたすっきりとしたインテリアに。お客様が来たときは、ストライプのカーテンを閉じて、“情報ステーション”をさっと隠してしまうそう。「中段以下が子どものスペースで、おもちゃを使うときは、箱ごと持って移動して遊び、終わったらまたその箱に戻すシステムにしています」。
以前はビニール素材のカードケースを両面テープでおもちゃ箱の正面に貼り付けていましたが、現在はOURHOMEオリジナルのラベルシールを活用。「このケースは、子どもも扱いやすい絶妙なサイズ。また、浅いので中に入っているものが見えやすく、おもちゃが探しやすいんです。中身が増えてあふれそうになったら、子ども自身がおもちゃを見直し、使わないものはあげたりリサイクルショップへ。あくまでも子どもが自分で決める、ということを大切にしています」。