ニュースリリース


発表日 2001年9月25日

EOSシリーズ用の超広角ズームレンズと超望遠レンズの2本を発売



キヤノンは、AF一眼レフカメラ「EOSシリーズ」用交換レンズとして、超広角ズームの“キヤノンズームレンズ EF16-35mm F2.8L USM”と超望遠の“キヤノンレンズ EF400mm F4 DO IS USM”を12月中旬に発売します。

EF16-35mm F2.8L USMEF400mm F4 DO IS USM
EF16-35mm F2.8L USMEF400mm F4 DO IS USM


キヤノンズームレンズ EF16-35mm F2.8L USM‥‥‥‥‥‥価格(税別)23万円(発売日:2001年12月中旬)
 
キヤノンレンズ EF400mm F4 DO IS USM‥‥‥‥‥‥価格(税別)77万円(発売日:2001年12月中旬)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 カメラ相談センター

TEL 03−3455−9353




“EF16-35mm F2.8L USM”は、「EF17-35mm F2.8L USM」(1995年発売)の後継機種として開発されたもので、従来機種を上回る高画質を実現するとともに、広角側の焦点距離を16mmに広角化することで、35mmフィルムカメラに比べイメージサイズの小さいデジタルAF一眼レフカメラでも超広角撮影が可能になりました。さらに、新たに防塵・防滴構造を採用しており、プロが使用する過酷な撮影条件下でも高い信頼性を発揮します。

一方、“EF400mm F4 DO IS USM”は、光学系の一部にキヤノン独自の「積層型回折光学素子」を採用した超望遠レンズです。従来の屈折光学素子のみで設計した同スペックのレンズと比べ、同等の高画質を維持しながらも、全長で約27%減、質量で約31%減の小型軽量化を実現しています。このほか、シャッタースピード換算で約2段分の補正効果を発揮する手ブレ補正機構や、AFストップ機能、防塵・防滴構造など、「超望遠LタイプISレンズシリーズ」とほぼ同等の性能を備えています。

【開発の背景】

キヤノンズームレンズ EF16-35mm F2.8L USM
デジタルAF一眼レフカメラの登場に伴い、レンズには今まで以上に高い性能が求められています。また、撮像素子の実撮影面積が35mmフィルムに比べ小さいことから、同じ焦点距離のレンズを使用してもデジタル一眼レカメラでは銀塩カメラに比べ望遠域になってしまいます。そこで、今回、プロユーザーから高く評価されている「EF17-35mm F2.8L USM」(1995年発売)の後継機として、高画質化を図りながらも、より広角化を実現した新製品“EF16-35mm F2.8L USM”を開発しました。プロ用のデジタルAF一眼レフカメラ「EOS-1D」との組み合わせにより、高画質な超広角撮影を行うことができます。

キヤノンレンズ EF400mm F4 DO IS USM
キヤノンはこれまで、蛍石レンズや非球面レンズなどの先進の光学素子をはじめ、超音波モーター(Ultrasonic Motor)や手ブレ補正機構(Image Stabilizer)など、常に革新的な技術で業界をリードしてきました。

今回、光の回折現象を応用した光学素子「積層型回折光学素子」を新たに開発しました。「積層型回折光学素子」は、波長ごとの結像位置が従来の屈折光学素子と逆になるという特長があります。「積層型回折光学素子」と屈折光学素子を組み合わせて光学系を構成することで、撮影レンズの画質低下の大きな要因である色収差(色のにじみ)を蛍石レンズ以上に補正することができます。さらに、回折格子のピッチ(間隔)を調整することで、非球面レンズと同様の光学特性を作ることができ、球面収差なども良好に補正することができます。

これまで、回折光学素子は、入射光が自然光(白色光)などの場合、一部の光が不要な回折光として発生しフレア光となって結像性能の低下を引き起こすことから、撮影レンズへの応用は困難と考えられていました。キヤノンでは、同心円状の格子を持つ2枚の単層型回折光学素子を向き合わせて配置した独自の積層構造を採用することで、「積層型回折光学素子」に入射した光を、不要な回折光を発生させることなく、ほぼ全て撮影光として利用することに成功しました。

回折格子の高さやピッチ、位置合わせなどの精度はマイクロメートル(1マイクロメートルは1/1000ミリメートル)以下の単位で管理する必要があります。キヤノンは、独自開発の3次元超高精度微細加工技術と、EFレンズなどで実績のあるレプリカ非球面レンズの製造技術、さらには高精度位置合わせ技術を導入することで、この超高精度な素子の作製を可能にしました。

※ 波動に特有な現象で、波動が障害物の端を通過して伝播する時に、その後ろの影の部分に侵入する現象。(広辞苑より)


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