ニュースリリース


発表日 2001年11月30日

“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2001”
グランプリなど受賞作品が決定

キヤノンが主催するデジタル時代の新しい映像表現を創造する作品コンテスト“デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2001” の受賞作品が決定しました。本日11月30日18時30分より青山スパイラル(東京都港区)において授賞式を行うとともに、12月1日から9日まで、同会場にて受賞作品の展示会(入場無料)を開催します。


この件に関するお問い合わせ先

キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト事務局

TEL 03−3542−0015




“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト”は、デジタル映像表現の世界を切り拓く次世代のクリエーターを発掘することを目的に昨年から開催されたコンテストです。本年の4月2日から9月5日までデジタルフォト、デジタルグラフィック/イラスト、デジタルムービーおよびWEBの4部門で作品の募集を行い、昨年の3倍以上に相当する合計6,209点にのぼる作品が寄せられました。
また、今回から新たに海外からの作品も募集しましたが、ドイツをはじめ、アメリカ、オーストラリアなど海外56カ国から1,156点にのぼる作品が集まりました。

作品審査については、審査委員長の武蔵野美術大学柏木博教授をはじめ、国内外の映像・グラフィック分野で活躍する第一人者(中野裕之氏、ホンマタカシ氏、若野桂氏、坂本龍一氏、tomato)で構成された委員会により、厳正に行われました。
その結果、デジタルグラフィック/イラスト部門のグランプリには_ Space Age Project(スペーススペースエイジプロジェクト)の「copy-wright(s-A);C・D・C・C・2001」が 、デジタルムービー部門のグランプリには新井 風愉(あらい ふゆ)さんの「Play」が、WEB部門のグランプリには宇田 敦子(うだ あつこ)さんの「Cinepoly」が選出され、各受賞者には賞金300万円が授与されます。
なお、デジタルフォト部門は今回残念ながらグランプリ該当作品がありませんでした。 このほか、各部門から優秀賞、入賞、キヤノン賞および各協賛企業賞(合計56作品)が同時に選出されました。(詳細は別紙をご参照)

第3回目となる“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002”は、来年の4月1日から9月3日まで作品を募集する予定です。




【グランプリ受賞作品の紹介】


デジタルグラフィック/イラスト部門グランプリ
タイトル:copy-wright(s-A);C・D・C・C・2001
作者:_ Space Age Project(スペーススペースエイジプロジェクト)

■ 作者プロフィール

1977年宮城県生まれ。早稲田大学商学部卒業。現在、早稲田大学芸術学校建築設計科に在学中。

■ 受賞のコメント

この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄に思います。 この度は、このような素晴らしい賞を頂くことができ・・・・・・

■ 審査コメント

マイケル・ホーシャム(tomato):この作品はなんでもないというところ、何を表しているのでもないというところが好きです。絵画的でもイラストレーション的でもなく、ただ抽象的な形だけで目に訴える力を持った作品です。具体的に愛とか悪とか社会とか大きなメッセージ性がなくても作品として成立することを証明しています。過去にもモダニズムの作家が作品を作っていますが、幾何学での表現というのはミニマルな中に表現が行われていて、それ自体に広がりの可能性があるという意味でもあります。特に再生するイメージという広がりを感じさせます。


デジタルムービー部門グランプリ
タイトル:Play  作者:新井 風愉(あらい ふゆ)

■ 作者プロフィール

1998年 武蔵野美術大学映像学科入学。短編映像作品を作り始める。 作品 *DOTS*(1999) ?*DIVIDE*(2000) ?*PLAY*(2001) ほか。 1979年生まれ。武蔵野美術大学4年在学中。

■ 受賞のコメント

3DCGは嫌いだ。面白いのもなかにはあるのだろうけど、ぼくにはみんなおんなじに見えてしょうがない。ロボットとかファンタジーとか、あと血とか。べつに肩肘張ってアンチでいようとしているわけでもなくて、自分が作品を作るときは、今までみたことがない面白いものをつくりたいだけなのだけど。僕は思う。既成の技術を使ったきれいなものよりも、アイデアのある、ふぞろいな手作りのもののほうがちからをもつはずだ。とくに今はそういう時だと思う。学校のマックで(コンピューターをもってなかったので)、しかも8千円で作ったこの作品を高く評価してくれたことには本当に感謝しています。「きみはまちがってない」と勇気づけてくれているようで、とてもうれしい。

■ 審査コメント

中野 裕之:なんども見られる大好きな作品。マニュアルでモーフィングをやろうなんていうのに僕個人的としてはとても驚いたんですけど。つまり、デジタルビデオカメラ1台あれば面白いことはいくらでもできる、という証拠でしょう。贅沢を言えば40秒ほど長すぎるんで、僕が人にあげるとしたらカットしちゃうんだろうけど、今回の参加作品の中で見ていて最も気持ちいい作品です。

ホンマ タカシ:アイデアが抜群に面白くて、そのアイデアに表現がきちんとついていっているところがいいと思いました。


WEB部門グランプリ
タイトル:Cinepoly  作者:宇田 敦子(うだ あつこ)

■ 作者プロフィール

映像作家。‘99イメージフォーラムフェスティバル大賞受賞。「キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2000」WEBグラフィックス部門優秀賞受賞。'00 NHK BS「デジスタ」Web部門最優秀賞受賞。

■ 受賞のコメント

今回の受賞を私はとても光栄に思っています。去年、WEB部門優秀賞を受賞したWeb Drama「かのじょたちのじかん」を、1年かけて自分なりに発展させた今回の「Cinepoly」では、Web上で見せる新しい映画を提案しました。Web表現の魅力でもある個人的な世界をモチーフに、インタラクティブにフレームが移動してストーリー展開していくこの作品を、たくさんの方々にこれからも観て頂きたいと思います。本当にありがとうございました。

■ 審査コメント

ジョエル・バウマン(tomato):映像の技術も高く、Webサイトを使う理由付けや表現したいことがはっきりしている。ここで見える世界観はヨーロッパのWebのフィールドにいる僕らの視線から見ても新鮮に映ります。

中野 裕之:去年も受賞した人で、僕のコンピューターのブックマークにいまでも入っているんだけれど、今年もまた感動しちゃった。今年は去年の感覚に加えてお父さんが出てきたり、ちょっと笑いを取ったりしていて、これが今後どう進化していくのか見てみたいです。


デジタルフォト部門グランプリ

該当作品なし


受賞者および審査員のコメントは、ご本人のお言葉をそのまま掲載させていただきました。




【受賞者および受賞作品リスト】

部門名賞名作者名作品名
デジタルムービー部門グランプリ&ベネトン賞新井 風愉Play
優秀賞One length cut東京〜summer make me crazy〜
入賞日野 圭子「.5」01.
入賞東 弘明HAPPINESS
入賞ZUGAスクランブル交差点
入賞吉野 耕平
入賞Timothee Ingen-HouszWANDERLOST
キヤノン賞坂本 サクフィッシャーマン
キヤノン賞高橋 太郎こんにゃく郎通信
キヤノン賞上峯 敬A→
キヤノン賞新井 健二トラの食卓
キヤノン賞&坂本龍一賞Niels Dachler/Daniel LirSUBWAY STORY
アドビ システムズ賞湯浅 弘章水たまり
アドビ システムズ賞伊東 秀彦eclosion
デジタルグラフィック
/イラスト部門
グランプリ_ Space Age Projectcopy-wright (s-A) ;C・D・C・C・2001
入賞Jessica ParkhurstShop Girl
入賞Kaja RodiusMazy Lines
入賞Julian GattoCoco in the land of movement and spaces.
入賞鈴木 健太無題
入賞斎藤 泰陽color/form/number/system
入賞横井 勝キョウカイセン
キヤノン賞Andreas TauberBrunhild 2001
キヤノン賞鷹見 俊宏The RACE
キヤノン賞Alex SondereggerHOUSE
キヤノン賞中野 恵美冬景色
キヤノン賞中井 勝郎NIRVANA-2001
アドビ システムズ賞田幡 浩一しかし、そのことを忘れずにいるおとなはいくらもいない
部門名賞名作者名作品名
デジタルフォト部門優秀賞&tomato賞小原 真史・央明Digital Rayogram
優秀賞Lucinda NobleShunkan
入賞河野 愛MASS
入賞Marisa RosatoSimultanity of time - Living as a Hybrid 1970-2001
入賞佐竹 純3歳7ヶ月の思考
入賞ナカジマ ヒロシ都市という構造
入賞小原 玲ホタル4景
キヤノン賞Isabelle KraiserI expose myself
キヤノン賞森田 千鶴warp
キヤノン賞富岡 正直Photographs by masanao tomioka
キヤノン賞長谷川 誠ichor
キヤノン賞野口 靖"Sunrise, Sunset"
アドビ システムズ賞キムキムKuroro
WEB部門グランプリ宇田 敦子Cinepoly
優秀賞池田 明代BLUE PRINT
入賞柳澤 誠夜光虫
入賞&tomato賞大山 貴之gummi
入賞武藤 努算法印体
入賞菅原 茂晃LUNA & MARO PARK
入賞&tomato賞井立 彩子くるくる玩具
キヤノン賞Bjoern KarnebogenPOP TRISTESSE
キヤノン賞CISMACISMA
キヤノン賞Eduardo Acosta RiesgoEduardOAcosta portafolio experimental
キヤノン賞梁敏河A GARDEN
キヤノン賞廣 雅人チャリ
アドビ システムズ賞岡島 裕太田圃
アドビ システムズ賞浜原 美英mono
マクロメディア賞Jonathan GarinPersonal Website Portfolio
マクロメディア賞ODEON DESIGN 坂井 ケイタ/松田 ゆうきMUSICRAFT



【コンテストの概要】
主催キヤノン株式会社
協賛キヤノン販売株式会社、アドビ システムズ 株式会社、
ベネトン ジャパン株式会社、マクロメディア株式会社
後援CG-ARTS協会、財団法人デジタルコンテンツ協会
応募対象プロ、アマチュアを問いません。
応募方法応募申込書の必要事項を全て記入し、作品とともにコンテスト事務局まで送付。WEB部門はオンライン応募も可。
応募先
(郵送)〒104-8689 東京都京橋郵便局留
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト事務局
(宅配便など)〒104-0045 東京都中央区築地2-14-8 金扇ビル6F
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト事務局
作品応募期間2001年4月2日〜9月5日(必着)
審査発表・授賞式 2001年11月30日(於青山スパイラル)
受賞作品展示会2001年12月1日〜9日(於青山スパイラル)
ホームページでの受賞作品発表も行います。
賞金総額1,600万円およびキヤノン製品、協賛企業からの賞品

【募集部門】

デジタルフォト(プリント)部門

デジタルカメラなどで撮影した画像をストレートにプリント、またはそれらをデジタル加工してプリントした作品。もしくはデジタル化されたフォト素材を加工・デザインしてプリントした作品。

デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門

コンピューターを使用して制作されたイラストレーションやグラフィックスなどをプリントした作品。

デジタルムービー部門

デジタルビデオカメラによる映像を加工・編集して制作された実写映像作品やCGアニメーション作品。(1作品3分以内、フォーマットはDV、VHS/S-VHS及びβカムのいずれか)

WEB部門

Internet Explorer 5.0/Netscape Navigator 4.7以上で閲覧可能なインターネット上のWEBグラフィック/映像作品(インタラクティブ/ノンインタラクティブは問わず)


【各部門賞】

デジタルフォト(プリント)部門、デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門、デジタルムービー部門、WEB部門の4部門それぞれにおいて以下の通り。(合計48作品)

グランプリ(1点):賞金300万円
優秀賞(1点):賞金50万円
入賞(5点):賞金10万円
キヤノン賞(5点):キヤノン製品

協賛企業賞(アドビ システムズ賞、ベネトン ジャパン賞、マクロメディア賞)は全ての部門を対象に適宜贈呈されます。
特別審査員「tomato賞」は全部門の中から適宜贈呈されます。
特別審査員「坂本龍一賞」は全部門のキヤノン賞受賞者の中から1作品に贈呈されます。

【審査員略歴】

審査員長
柏木 博(かしわぎ ひろし)/武蔵野美術大学教授

1946年神戸市生まれ。武蔵野美術大学卒業。現在、武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。デザイン評論家。視覚的なデザインやもの空間のデザインを通して、近代の思考や感覚を読み解く作業を続けている。主な著書として「肖像のなかの権力」(講談社学術文庫)、「日用品の文化誌」(岩波新書)等多数。

中野 裕之(なかの ひろゆき)/ビデオアーティスト

1958年生まれ。早稲田大学商学部卒業。テレビ局に5年間勤務の後、タイレルコーポレーションを設立。映像的な音楽ビデオを作り続けるかたわら、1993年ピースデリック・スタジオを設立。ピースな映像の研究に打ち込み、音楽クリップではMTVアワード6部門にノミネートされたディーライトの作品をはじめ国内・外多数の音楽クリップ作品がある。

ホンマ タカシ /フォトグラファー

1962年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。1999年「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」(光琳社)で第24回木村伊兵衛賞受賞。国内外で評価を受ける。現在、東京の子供と現代建築の環境をポートレイトしている。主な写真集に「ベイビーランド」「東京ティーンズ」(リトルモア)「ホンマカメラ」「マンガカメラ」(ロッキングオン)など。

若野 桂 (もしの かつら)/イラストレーター、アートディレクター

1968年生まれ。コンピューターを独特の手法で駆使し、ベジェ曲線で完結するグラフィック、アニメーションで80年代後半から主に先鋭的なクラブシーンで注目を浴びる。マンデイ・ミチル、竹村延和、DJ KRUSH、モンド・グロッソ、オーディオ・アクティブ、米NIKE社広告などに作品を提供し、98年に「Moshino's Works for Girl Studio」を発表。世界的に評価されるイラストレーター。

坂本 龍一 (さかもと りゅういち)/ミュージシャン

1952年東京生まれ。東京芸術大学卒業。ファーストアルバム「千のナイフ」を経て、細野晴臣・高橋幸宏らと共にYMOを結成。 世界的に注目を集める。YMOの解散後、自ら出演も果たしたベルナルド・ベルトリッチ監督作品「ラストエンペラー」のサウンドトラックで、グラミー賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など、数々の賞を受賞。

tomato /イギリスのクリエイティブ集団

1991年、スティーブ・ベイカー、ダーク・ヴァン・ドゥーレン、カール・ハイド、リック・スミス、サイモン・テイラー、ジョン・ワーウィッカー、グラハム・ウッドにより結成される。その後1997年にジェイソン・ケッジリー、そして1998年にマイケル・ホーシャムが加わっている。カール・ハイドとリック・スミスはまたunderworld(アンダーワールド)としても活動している。1998年にはtomato films が設立され、フィルム、ドキュメンタリー、コマーシャル、ミュージックビデオなどの制作をしている。代表はジェレミー・バレット。同じく1998年には、トム・ループ、アンソニー・ロジャース、ジョエル・バウマンによってtomato interactive(トマト・インタラクティブ)が発足。2000年11月、tomato new york も設立、アメリカでの映像制作を担当する。



 

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