新製品“キヤノン ネットワークカメラ VB-C10/VB-C10R”は、コミュニケーションカメラにサーバー機能を内蔵させることにより、本体に電源とEthernetケーブルを接続するだけで簡単にモニタリング環境を実現します。インターネットの標準的なプロトコルであるTCP/IPおよびHTTPに対応しており、
インターネットおよびEthernetによるLAN接続が可能です。撮影した映像はMotion-JPEGで圧縮し、最大30フレーム/秒で発信することができます。
一方、新製品“WebView Livescope MV Ver. 2.0”はカメラサーバー内に蓄積された画像の検索をはじめ、最大16地点のモニタリング画面表示や複数のカメラサーバーの集中管理などを可能にするソフトウェアで、比較的規模の大きなモニタリング環境を構築するのに最適です。また、このソフトウェアの廉価版として、最大4地点のモニタリング画面表示が可能な“WebView Livescope MV Ver. 2.0 LE”も同時発売します。
【市場動向と開発の背景】
キヤノンは小型コミュニケーションカメラ「VC-C4/VC-C4R」(2000年7月発売)とネットワークカメラサーバー「VB101」(2000年7月発売)を組み合わせた映像発信システムや、このシステムにより取り込まれた多地点の映像を同時にモニタリングするソフトウェア「WebView Livescope MV Ver. 1.0」(2000年8月発売)など、モニタリングに関する様々なソリューションを提供してきました。
一方、モニタリング市場の拡大にともない、設置の簡易化や大小様々なシステムに柔軟に対応できる製品へのニーズが高まっています。
今回発売する“キヤノン ネットワークカメラVB-C10/VB-C10R”は、このような市場の要望を捉えて開発された、コミュニケーションカメラとネットワークカメラサーバーが一体化した製品です。コンパクトな本体に電源とEthernetケーブルを接続するだけで簡単にモニタリング環境の構築を実現します。
また、機能を強化した多地点モニタリングソフト“WebView Livescope MV Ver. 2.0”および廉価版の“WebView Livescope MV Ver. 2.0 LE”を同時発売することで、ハード、ソフトの両面から様々な規模のモニタリングに関するソリューションを提供します。
キヤノンは今後、ネットワークカメラおよびモニタリングソフトを組み合わせてシリーズ化することで、モニタリングに関する様々なニーズに応えていきます。