新製品“PC1200シリーズ”は、コピー、ファクス、プリンターの3機能をコンパクトなワンボディにまとめたパーソナルビジネス用のデジタル複合機です。コピー/プリンターいずれにおいても、A4毎分12枚の高速出力が可能なほか、コピー時で1,200dpi相当×600dpi、プリンター時で2,400dpi相当×600dpiという高画質を実現しています。ファクスにおいては、書籍など厚手の原稿も原稿台に置いたまま送信できるほか、14.4kbpsモデムによる高速6秒電送や最大79枚(A4)のメモリー受信など、充実した基本機能を搭載しています。
また、最大30枚の自動原稿給紙が行えるADF機能をはじめ、独自のオンデマンド定着方式によるウォームアップレスと省エネの両立や、一体型カートリッジによるイージーメンテナンスなど、使いやすさと環境を配慮した機能も備えています。なお、“PC1200シリーズ”は、搭載機能によって4モデルが用意されており、用途に合わせて最適なものを選ぶことができます。
新製品“ファミリーコピアFC280/260”は、2000年9月に発売した「ファミリーコピアFC220S/200S」の後継機種で、より家庭にマッチしたスタイリッシュなデザインを採用するとともに、本体カラーも白とブルーの2タイプを用意しました。機能面では、A4毎分4枚のコピースピードや、待ち時間ゼロのクイックスタート、一体型カートリッジによるイージーメンテナンス、持ち運びが簡単で縦置き収納が可能なコンパクト設計など、従来モデルで好評の基本性能をそのまま継承しています。
【市場動向と開発の背景】
近年、複写機市場は急速にデジタル化が進んでおり、小規模オフィスや個人事業主、在宅ワーカーといったSOHO市場においてもコンパクトで多機能なデジタル複合機を求める気運が高まっています。従来SOHO市場においてキヤノンは、「ミニコピア」シリーズを展開し、ユーザーから高い評価を得てきましたが、今回新たに「ミニコピア」のデジタル機ともいえる“PC1200”シリーズを市場投入することで、SOHO市場におけるビジネスを積極的にサポートしていきます。一方、“ファミリーコピアFC280/260”は、家庭向け複写機でベストセラーを続ける“ファミリーコピア”シリーズの最新モデルです。今回リビングルームなどにおいても違和感なく使えるスタイリッシュなデザインを採用することで、家庭におけるコピーをますます身近で手頃なものにしていきます。